欧州

Japan Cup Runners from Europe

今年のジャパンカップには欧州から4歳馬が3頭遠征してきた。そしてレース前からGoliathの主なオーナーであるJohn Stewartの言動が話題を集めているし、レース後にはJRAがAuguste Rodinの引退式を開催すると発表してこちらも話題となっている。近年のジャパン…

Charyn on Mile Championship

一時期マイルチャンピオンシップにはコンスタントに外国調教馬が参戦していたけれども、3度目のSahpresaとImmortal Verseが出走した2011年を最後に途絶えていた。13年振りの外国調教馬の出走となるCharynの実績は4歳にしてかつてのCourt Masterpieceをも凌ぐ…

Champion S: G1 Ascot Turf 10F

British Champions Middle Distance 凱旋門賞開催とBreeders' Cup開催の間という日程の都合上なかなかメンバーが微妙なことになりやすいもう一つのBC開催ことBritish Champions開催。 Champion Sは凱旋門賞やBC Turfなどとは距離が絶妙にずれているので、10F…

Queen Elizabeth II S: G1 Ascot Turf 8F

British Champions Mile マイル戦は安定感のあるCharynに勢いのある3歳馬Tamfanaが挑む様相となった。 Charyn: Dark Angel - Futoon by Kodiac Roger Varian厩舎の4歳馬。今年はQueen Anne SとJacques Le MaroisでマイルG1を2勝し、Lockinge SとMoulin De Lo…

British Champions Fillies And Mares S: G1 Ascot Turf 11.5F

3歳の上り馬KalpanaがいよいよG1に出てきたので注目されている。対抗するのも同じ3歳馬でクールモアのContentだがPrix Operaで10着で大きく人気を落とした形。同じくクールモアの3歳馬Gratefulは距離がどうか。その前にLongchampから中1週も厳しいだろう。他…

British Champions Sprint S: G1 Ascot Turf 6F

Kinrossが出てくるが7Fがベストで6Fではちょっと落ちる。去年はそれでArt Powerに負けていることもあって人気が集中するという状況にはなっていない。対抗しているのは6Fを得意とするMontassibとMill Stream。どちらも今年6FのG1を勝っている。HaydockのSpri…

British Champions Long Distance Cup: G2 Ascot Turf 15.5F

Kypriosが来るならそれはまあということで終わってしまうレース。とはいえLongchampで4000mを走って中1週は気がかりである。このため今シーズン2戦目でフレッシュなTrawlermanに逆転の目があると考えられている。 格はG2にとどまるが賞金は高く、伝統のある2…

Prix De La Foret: G1 Longchamp Turf 1400m

Poet Master: Lope De Vega - Madeline by Kodiac K.Burke厩舎。CurraghのG2 Minstrel Sを勝っている。前走はDoncasterのG2 Betfred Park Sを5着。 Kinross: Kingman - Ceilidh House by Selkirk R.Beckett厩舎。去年の2着馬。7歳となった今年はNewmarketのG…

Prix De L'Opera: G1 Longchamp Turf 2000m

Mqse De Sevigneが出てきたら決まりだと思っていたら凱旋門賞に出走となったので混戦。凱旋門賞同様に3歳馬を中心とした勝負になる。 American Sonja: Tasleet - Gumhrear by Kodiac J.P. O'Brien厩舎。LongchampのG3 Prix Allez Franceの勝ち馬。Deauville…

Prix De L'Arc De Triomphe: G1 Longchamp Turf 2400m

1920年に第一回の競争が行われ、第二次世界大戦の影響で1939年と1940年に開催中止となっているが、今年は103回目の凱旋門賞である。 過去102回の勝ち馬を調教国で分けると次の通りである。 フランス調教馬69頭 イギリス調教馬16頭 アイルランド調教馬8頭 イ…

Arabian World Cup: PA-G1 Longchamp Turf 2000m

アラブ競馬はしばらくAl Ghadeerの時代なのではないかと思われる。Al Dohaが対抗一番手なのも含めて去年と状況が変わっていない。 Moshrif: Dahess - Tashreefat by Bengali D'Albret 6歳馬。T.Fourcy厩舎。 去年の5着馬で、今年はRiyadhに遠征してG1 Almnee…

Prix De L'Abbaye De Longchamp: G1 Longchamp Turf 1000m

1000mスプリントはBradsellが制圧していると思ってよい。Believingも2戦続けて分からせ食らって序列は決している。 Batwan: Kendargent - Matwan by Indian Rocket N.Caullery厩舎。フランスのスプリンター。去年は9着。今年はドバイに遠征していたが、G3 Na…

Prix Jean-Luc Lagardere: G1 Longchamp Turf 1400m

2歳牡馬戦は前走で土がついたクールモアのHenri MatisseとSandownで勝ってきたField Of Goldが人気になっている。フランス路線からはMisunderstoodがトップ評価だろうか。 Houquetot: Wootton Bassett - Happen by War Front C.Head厩舎。4戦3勝。前走はLong…

Prix Marcel Boussac: G1 Longchamp Turf 1600m

フランスの無敗馬Zariganaがクールモア勢を迎え撃つ形の2歳牝馬戦。順調なら来年のクラシックは決まりくらいの力と人気があると思う。一方クールモアはLake Victoriaを先週使っているのでここはBedtime StoryとExactlyの2頭出し。この2頭の勝負はこれがすで…

Prix De Royallieu: G1 Longchamp Turf 2800m

牝馬限定で長距離G1やって許されるのはフランスだけ。すでに3000m程度の距離で実績を持つ馬と2400m路線から転じてきた馬の勝負になるが、2400m路線からの転戦ではYorkshire Oaks組が上位になるだろうか。というところでYorkshire Oaksで4着のMistral Starが…

Prix Du Cadran: G1 Longchamp Turf 4000m

今年の欧州長距離路線はStradivariusから王座を引き継いだKypriosが完全復活したシーズンとなった。Kypriosにとってはその2022年の再演でしかないので特に問題は見当たらない。5頭立てのこのメンバーで誰がKypriosを止められるというのか。 古豪としてはTrue…

Arabian Trophy Des Juments: PA-G1 Longchamp Turf 2000m

アラブG1は土曜の開催にも組まれていて、4歳牝馬限定の2000m戦。フランスのアラブG1はカタールがスポンサードしつつ、Al ShaqabかThani家の個人名義でかなり賞金を取り戻している印象はある。 Asedah: Al Mourtajez - Kiss De Ghazal by Dormane Mme J.F. Be…

Irish Champion S: G1 Leopardstown Turf 10F

エントリー時点では南アフリカのSee It AgainとDouble Superlativeの名前があったのだが、やっぱりということで出走馬が出た時点で消えていた。勝ち負けは別にして出てくればそれだけで注目したかったのだけど、まあこうなるよね。そしていつの間にかフラン…

International S: G1 York Turf 10F56yd

なんで13頭も出てくるんだとも思うが、現状の欧州中距離は古馬ではAuguste RodinとLuxembourgが軸なもんで、この2頭をまとめてキングジョージで使ってしまったらInternational Sが手薄になるのはまあそうだろう。City Of TroyがEclipse Sを快勝した時点でク…

King George VI And Queen Elizabeth S: G1 Ascot Turf 11F211yd

今年は3歳のクラシック路線上位勢が回避してしまったので古馬の争い。そんな中で去年のこのレースを最下位に吹っ飛んだAuguste Rodinが今年も一番人気を被る状況なのはそれでいいのかと思わなくもない。今年の実績にしたところでDubai Sheema Classicで最下…

Coronation S: Ascot G1 Turf 8F

Scat Daddy vs Kingmanの三歳牝馬マイル。 CurraghのFallen Angelはいないが、NewmarketのElmalkaとLongchampのRouhiyaが出てきた。ただ、牡馬戦と同じくやはりRouhiyaはやや人気が薄い状況である。そして人気になっているのは今季初戦をしくじったCoolmore…

Prince Of Wales's S: G1 Ascot Turf 10F

全部出してくんなとは思っていたが、じゃあ2頭下げますもそれはちょっとw的な感覚はあり。そしてその片割れLuxembourgに加えてWhite Birchまで消えたらちょっとAuguste Rodinにとっては負けられない一戦になった。 だってInspiralはともかくHorizon Dareが人…

St. James Palace S: Ascot G1 Turf 8F

三ヵ国のギニー勝ち馬が揃い、さらには巻き返しを狙う良血馬や別路線で連勝中のチャレンジャーもいて注目度の高いレースとなった。そして直仔2頭と直孫2頭を送り込んできたDubawi決戦でもある。Dubawiの後継種牡馬として去年から台頭してきたZarakとToo Darn…

Prix Du Jockey Club: G1 Chantilly Turf 2100m

フランスの方。このところRouget厩舎が強いのがこのレースだが、今年は地元馬だとエースはPantall厩舎のFast Trackerで、他にはFabre厩舎が優勢には見える。そうは言ってもDiego Velazquezを一番人気にしちゃだめだろうというレース。 Wahdan: Siyouni - Lam…

Derby: G1 Epsom Turf 12F6yd

Godolphinの世代トップと目されていたArabian Crownは回避したが、Ancient Wisdomがいるなら問題ないだろう。 CoolmoreはCity Of Troyが2000 Guineasでさっぱりな結果に終わって、いまだ一番人気とはいえ大きく人気を落とした。Ryan MooreはCity Of Troyに騎…

Oaks: G1 Epsom Turf 12F6yd

人気はバリードイルのYlang Ylang。前走は1000 Guineasで5着だが、それほど着差が離れていたわけではなく明らかにOaksが目標というところで、牡馬の体たらくとは違うんだよとでもいう感じ。一方こちらにもエントリーしていたOpera Singerは先週のIrish 1000 …

Arabian World Cup: Longchamp Group 1 Turf 2000m

France Galopの出馬表に加えてERA、QREC、JCSAで情報を拾ってみた。ポーランドは無理かと思ったが、Polish Racehorses Databaseというサイトがあり事なきを得た。一方オランダとベルギーは無理であった。Dutch Arabian Racing CommitteeやBelgian Arabian Ho…

Prix De L'Opera: Longchamp Group 1 Turf 2000m

牝馬限定戦。3歳馬多め。古馬はAl Husnくらいしか目立った実績はないが、3歳馬はBlue Rose CenとMuskokaに加えてLumiere Rock、Jannah Roseがいてそこそこ。 Darkaniya: Frankel - Daryakana by Selkirk 3歳デビューで本格的に使われたのは4歳になった今年に…

Prix De L'Arc De Triomphe: Longchamp Group 1 Turf 2400m

凱旋門賞ですの。 公式のレートではHukum58.0、Westover57.5の古馬2強に3歳のAce Impact55.5が続いているといった風で、そのあとまた古馬のBay Bridge55.0となる。3歳の層がやや薄く見えるが、これはEpsomとCurraghのDerbyを勝っておきながら10Fに向かったAu…

International S: York Ebor Festival Group 1 Turf 10F56yard

Returning of the IRON HORSE エントリーが4頭まで減ってしまったが、やべーの出てくるから書いとくかくらいの感じで。ま、4頭分なら直前でもなんとかなるか。 Desert Crownが調教中に負傷して回避となったためPaddingtonがどんな勝ち方をするのかということ…