6/9 Nal'chik: Grand Summer S
Grand Summer S - Fleur Rose
3歳限定1600m。G2。賞金5万ルーブル。
出走は3頭のみで勝ったのはフランス産馬Fleur Rose。父Multiplex。今年デビューして3戦全勝。
Elite S - Frantuz
4歳以上2400m。G2。賞金3万ルーブル。
こっちは出走4頭であった。Frantuzもフランス産馬。
6/10 Moscow: Russian 1000 Guineas
6/12 Akbuzat: Grand Summer S
Grand Summer S - Krol Sniegu
3歳限定G3。1600m。賞金8万ルーブル。
勝ったのはポーランド産馬Krol Sniegu。父はBelenus。代々ポーランド産の牝馬に輸入種牡馬を配する血統構成となっている。カザフスタンで出走してきたが、今回Ufaに遠征して成功を収めた。騎手兼調教師のSulaymanov Eldiyarはロシア人のようだが、これまでの出走歴はカザフスタンばかりであった。3着にも同じくポーランド産で父Belenusという血統のNatolinが入っている。こちらも調教師はSulaymanov Eldiyar。
Hinokiは6着。Kazanで3着に入れるのに、こっちで6着とかちょっとわからないですね。
6/16 Krasnodar: Krasnodar Guineas
Grand Sumemr S - Gipnotizer
3歳限定G1。1600m。賞金30万ルーブル。
Gipnotizerは父Entrepreneurのロシア産馬。
Analogichnaya S - Grand Date
3歳牝馬限定G2。1600m。賞金13万ルーブル。
Grand Dateは父Grand Slamのアメリカ産馬。
Elite S - Arkaim
4歳以上G2。2400m。賞金13万ルーブル。
Arkaimは父Empire Makerのアメリカ産馬。
今年は3歳や2歳戦ではかなりロシア産馬も目立っていますが、古馬戦では全く勝負になっていないという状況。
6/17 Moscow: Russian 2000 Guineas
Russian 2000 Guineas - Sempre In Oro
3歳限定G1。1600m。賞金7万ルーブル。
Sempre In Oroは父Medaglia d'Oroのアメリカ産馬。去年PyatigorskでG1 First Crown Sを勝っている。
2着がロシア産馬Druzhina。父はA.T. Kinson。Melt Cityは3着と今年はいまいち。
Elite S - Palech
4歳以上G2。2400m。賞金6万ルーブル。
Palechは父Mineshaftのアメリカ産馬。MineshaftにSeattle Dancer、Spectacular Bidとなかなか濃いことをやってくれますね。北米産馬でフランスで6戦1勝の経歴を持ってロシアに移籍。今年のEntrance Sがロシア初戦。これでロシア通算2戦2勝。
2着がBariton、3着がStatic MemoryとA.P. Indyの楽園状態。以下Korol、Close Alliance、Arjuna、Joker、Zazin Gol。なんかG1馬だらけであるのだが、今年の連邦共和国大統領杯は7/7のモスクワ開催なのでその前哨戦といった風。
Summer S - Zimniy Dvorets
2歳限定G2。1200m。賞金6万ルーブル。
Zimniy Dvoretsは父Curlinの北米産馬。デビューからモスクワで使われており期待は高そう。
Sprinters S - Fortyra
3歳限定G2。1200m。賞金6万ルーブル。
Fortyraは父Forestryの北米産馬。
10th Anniversary of Donskoi Stud - Fragrant
4歳以上条件戦。1800m。賞金10万ルーブル。Donskoiってまだ10周年だったのか。私は新参のロシア競馬フリークですよ。
Donskoi Studは空気を読んだのかなんなのかわからないがロシア産馬を1頭だけエントリー。
勝ったのはFragrantでオーナー名義はMiller A.B.となるも生産者はDonskoi Studでしたというオチがつきました。Fragrantはロシア産馬としてはかなり上位なのでどこかで重賞を勝てるとよいですね。
4位入線のMinedreamが斤量不足で失格とかなめてるの?
2004 Horse of the Year Moon Thistle S - Seattle Moon
ロシア産3歳限定条件戦。1800m。賞金4万ルーブル。Moon ThistleはMalibu Moonの娘で2004年にロシアでOaks Derby Doubleを達成。この活躍が引き金となってきょうだいが多くロシアに輸入されました。Mata Hariもその流れの中にいます。Mata Hariの母MellaninaがMoon Thistleの半妹なのですね。北米にいる間にTapit産駒の牝馬を産んで、その次にHat Trickを受胎してロシアに。Mata Hariの下はA. T. Kinsonの牡馬なんで、Donskoiの本気ぶりが見えてきます。
話が逸れました。
このレースを勝ったSeattle MoonはMoon Thistleの息子と出来過ぎな結果になりました。父はTormountで3戦全勝。