亜州
去年のBC Classicは3歳馬が上位を占めた。1着のSierra Leoneは3月になって実戦に復帰したが、G2 New Orleans Classicで3着となっている。2着のFiercenessは手術を要するレベルの怪我で復帰は後半となる見込みとなり、いずれもドバイには遠征していない。一方…
12FのスペシャリストRebel’s Romanceと日本からの遠征馬の勝負といった様相。G1 ジャパンカップの上位からShin Emperor、Durezza、Cerviniaが揃って出走する。他にもCalandaganやDeira Mileの欧州4歳勢、香港で勝ったGiavellottoも準備していて好メンバー。 …
今年のG1 Jebel Hattaは衝撃的なレースであった。大逃げを打ったMeasured TempoをRomantic Warriorは直線で一気に交わし去った。Measured Tempoは直線半ばで予後不良となる怪我を負ってしまったためその影響があったかもしれないが、トラックレコードを更新…
ダートスプリントはアメリカの状況に左右される。今年はBC Sprintを勝ったStraight No Chaserが遠征に来ており、前走のG2 Riyadh Dirt Sprintでも能力を示した。このことから今回もStraight No Chaserに他の出走馬が挑む形だろう。UAEのダートスプリント路線…
日本ではG1 高松宮記念があるため遠征メンバーの質はやや落ちる。香港も上位馬は参戦しておらず、欧州スプリンターが優勢のレース。そうなるとAudienceの実績がちょっと抜けだしているが6Fだと不安もある。6FベストはRegionalの方。 この陣容ならHelios Expr…
今年もサウジアラビアのAlkhalediah Stablesの二強が中心のレースだったのだが、Asfan Al Khalediahが出走を取り消したのでTilal Al Khalediahの一強となった。今シーズンの直接対決はObaiya Arabian Classicの前哨戦で実現してAsfan Al Khalediahが勝ったも…
Kentucky Derbyへのポイントレースが今年はEuro / Mideast Roadに再編され、UAE Derbyは欧州路線のポイントに組み込まれることとなった。1着馬の獲得ポイントは100で変更されておらず、UAE Derbyを勝てばKentucky Derbyへの出走枠を確実とできること自体は変…
Peptide NileとRaging Torrentが上位のメンバー。Raging Torrentにとっては1600mへの対応が鍵となる。 Fort Payne: Rio De La Plata - Lady Verde by Meshaheer N. Caullery厩舎。Dylan McMonagle騎乗。 フランスのマイラーでオールウェザーの実績がある。前…
欧州のステイヤー路線ではKypriosが絶対的な存在となっている。TrawlermanはイギリスでKypriosに挑んで跳ね返されているが、Kyriosがいなければ問題なさそうである。対抗するのはフランスから遠征してきたDouble Majorで3200mであれば勝機ありというところ。…
最大の注目は香港から遠征しているRomantic Warrior。今年は中東遠征を敢行し、すでにMeydanのJebel Hattaを勝っている。残る懸念はダートでどうかというところだが、追い切った後の調教で速く走りすぎたというらしく、その影響があるのかということもポイン…
土曜日のアンダーカードは個別に見る時間がないのでまとめて簡単に。全体的に遠征馬の質は去年より落ちている印象。日本以外からの遠征でビッグネームはRiyadh Dirt Sprintに出走するStraight No Chaser、Neom Turf CupのAl RiffaとCalifといったところ。 Sa…
斤量61kgで4歳と牝馬にアローワンス。牝馬は59㎏、4歳馬は56㎏で4歳牝馬となると54㎏で出走。 サウジアラビアの純血アラブ競馬となるとAlkhalediah Stablesの存在感が圧倒している。今年もTilal Al KhalediahとAsfan Al Khalediahの二枚看板の使い分けとなり…
斤量は61kgで牝馬と4歳にアローワンス。 芝戦はカタールのH.H. The Amir Swordと出走馬を取り合うというか、これによりカタール勢があまり遠征してこないという状況になる。そうなるとサウジアラビアのアラブ競馬の様相を強く持つことになり、Alkhalediah St…
今年の香港国際競走は事前に時間が取れなかったので出走馬の紹介ができませんでした。記録として勝ち馬だけでも並べておきます。 Hong Kong Vase: Giavellotto Giavellotto career profile (Racing Post) ステイヤー路線から台頭してきた5歳のアイルランド産…
去年と情勢がほぼ変わっておらず、それならばRomantic Warriorの三連覇を阻むものはいないだろう。去年2着のPrognosisが今年も遠征しており、こちらも安定していそうである。 RandwickのQueen Elizabeth Sはイースター開催の都合で日程が前後するため、今年…
香港競馬史上でも指折りの名馬となったGolden Sixtyがその最後を飾るレースである。Voyage Bubbleでもどこまで対抗できるかというレベルで、日本とイギリスから4歳馬が遠征してきたものの相手が強すぎる。香港の今後のマイル路線と考えると4歳のGalaxy Patch…
レベルが高い香港の短距離シーンであるがそのチャンピオンが突然に不在となる事態に見舞われ、今年のSprint Prizeは前走を国外で結果を出してきた3頭が持ちレートの上位を占めている。そうはいってもそのうちの2頭は香港から遠征していたのだから、レベルの…
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金1200万ドル。 今年からEmirates Racing Authorityが開催するDubai International MeetingのスケジュールにはSaudi Cupの開催による影響が出ており、3回開催されR3がG1だったMaktoum Challenge RoundはまとめてF…
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金600万ドル。 日本の三冠牝馬の前に立ちはだかるのは、日本最強の種牡馬が最後に遺した傑物。 出走馬が分かりやすく二層に分かれている。頂点を争うレベルの出走馬と並み程度のG1クラス。Auguste Rodin、Liberty…
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金500万ドル。 去年出走することすら叶わなかったDo Deuceが今年こそとなるか。 それにしても5歳馬の陣容が充実しきり。日本のDo Deuce、O'BrienのLuxembourg、GosdenのNashwa、香港のVoyage Bubbleに加えてアメ…
3歳以上、総賞金200万ドル。 やはりダートスプリントは端境期であり、Riyadh Dirt Sprintを勝ったRemakeにとって最大の敵はIgniterということになりそうで、そう考えるとここは賞金が倍ほど貰えるJBCスプリントなのではないだろうか。 北米勢は去年の勝ち馬S…
3歳馬限定、総賞金100万ドル。 Saudi Derbyに出走した北米馬2頭は出走せずPandagateが遠征してきたが、これまでのキャリアに見るべきところはなく、Forever Youngに敵はいないという状況だろう。 Forever Young: Real Steel - Forever Darling by Congrats …
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金150万ドル。 総賞金で言えば1ドルを150円で計算しても今の高松宮記念は200万ドルを超えているので、そりゃ普通は遠征しないでしょというレースではあり、Jasper Kroneはまあそういうキャラなので。 香港はちょ…
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金100万ドル。 Red Sea Turf Hからの転戦馬と出走していない欧州芝長距離の面々といったところ。Red Sea Turf Hは欧州馬が上位を占める結果となり、ここにTrawlermanやEldar Eldarovあたりがどう勝負を挑むかとい…
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、総賞金100万ドル。 Saudi Cup出走馬で2000mが無理目な場合はこちらということもあってSaudi Crownが転戦してきた。当然のことながら相手関係は拍子抜けするレベルで落ちるので一本被りになるだろう。 Isolate: Mark V…
5歳以上、総賞金100万ドルの純血アラブ戦。 純血アラブのG1で総賞金を比べるならば先月のリヤドは芝G1が総賞金150万ドル、ダートG1が総賞金200万ドル、カタールのH.H. The Amir Swordは総賞金250万ドル、12月に開催されたアブダビのJewel Crownは総賞金500万…
Saudi CupとしてはBC Classicの1,2着馬、Pegasus World Cupの1,2着馬に加えて、去年のDubai World Cup勝ち馬と日本のダートチャンピオンまで出走してくるのだから大成功である。もう少し現役を続けざるを得ず今年になってサウジアラビアのファイサル殿下が…
ハンデ戦なので負担重量の順である。斤量は54~62kgの範囲で設定されるので、全体として負担重量は重めである。日本のハンデ設定より2kg重く、基本が60kgに来るようなイメージがある。 Giavellotto: Mastercraftsman - Gerika by Galileo アイルランド産馬、…
短距離がDark Angelの舞台なら、中距離以降はSadler's Wellsの支配下である。ちょっと笑ってしまうくらいに欧州系の出走馬の血統が変わる。 ここにLuxembourg出すのは反則よ。 斤量57kgの定量戦で、南半球産の3歳馬は53kg、牝馬には2kgのアローワンス。 Aloo…
欧州は短距離、中距離、長距離の各戦線で乖離が激しく、殊に短距離はDark Angelの天下にMuhaararらが挑む別世界になりつつある。G1馬Art Powerが参戦するものの、現状の欧州短距離はあまり信用が置けない。アメリカからは今年もCasa Creedがスタンバイしてい…