Saudi Cup: G1 Riyadh Dirt 1800m

Saudi CupとしてはBC Classicの1,2着馬、Pegasus World Cupの1,2着馬に加えて、去年のDubai World Cup勝ち馬と日本のダートチャンピオンまで出走してくるのだから大成功である。もう少し現役を続けざるを得ず今年になってサウジアラビアのファイサル殿下が…

Red Sea Turf H: G3 Riyadh Turf 3000m

ハンデ戦なので負担重量の順である。斤量は54~62kgの範囲で設定されるので、全体として負担重量は重めである。日本のハンデ設定より2kg重く、基本が60kgに来るようなイメージがある。 Giavellotto: Mastercraftsman - Gerika by Galileo アイルランド産馬、…

Neom Turf Cup: G2 Riyadh Turf 2100m

短距離がDark Angelの舞台なら、中距離以降はSadler's Wellsの支配下である。ちょっと笑ってしまうくらいに欧州系の出走馬の血統が変わる。 ここにLuxembourg出すのは反則よ。 斤量57kgの定量戦で、南半球産の3歳馬は53kg、牝馬には2kgのアローワンス。 Aloo…

1351 Turf Sprint: G2 Riyadh Turf 1351m

欧州は短距離、中距離、長距離の各戦線で乖離が激しく、殊に短距離はDark Angelの天下にMuhaararらが挑む別世界になりつつある。G1馬Art Powerが参戦するものの、現状の欧州短距離はあまり信用が置けない。アメリカからは今年もCasa Creedがスタンバイしてい…

Riyadh Dirt Sprint: G3 Riyadh Dirt 1200m

アメリカのダートスプリントはElite PowerとGuniteの時代が終わって、次の王者が現れるのを待っている状況。アメリカからサウジアラビア遠征に踏み切ったのがG3勝ちまでのBold JourneyとSkelly程度であれば、他にダートスプリントでまともな戦力を投入できる…

Saudi Derby: G3 Riyadh Dirt 1600m

地元の路線は12月のG3 Ministry Of National Guard Cupから1月末のSaudi Derby Qualifierとなるが、Saudi Derby Qualifierを勝ったAlwaqqadは出走してこない。どちらも2着のSaudi NeomとMinistry Of National Guard Cupを勝ったAjwadiが地元の上位となってい…

Al Mneefah Cup: PA-G1 Riyadh Turf 2100m

レース体系によるものか芝とダートの違いがよくわかるのでSaudi Cup前日の金曜開催のメインとなる純血アラブの芝G1も見ていきます。去年はG2でしたが、G1に昇格しました。 一言で言えば純血アラブで芝だとフランスがとても強い。各出走馬のキャリアについてJ…

Obaiya Arabian Classic: PA-G1 Riyadh Dirt 2000m

毎回Purebred Arabianの情報を集めるのは苦労する。血統は公式関係とAll Breed Pedigree Queryをメインとして確認するものの、不明なところは残る。サウジアラビア調教馬はJockey Club of Saudi Arabiaでデータを集めた。オマーン調教馬が出てきて面食らった…

H.H. The Amir Sword: G1 Doha Turf 2400m

こちらは純血アラブのG1。サラブレッド戦と同じで総賞金が250万ドルのレースである。三冠戦の最終レグに指定されている。カタールは芝がメインなのでアラブ馬もフランス産がほとんどとなっている。Al Shaqabがオーナーなんだからそりゃ来るよね、Al Ghadeer…

H.H. The Amir Trophy: G3 Doha Turf 2400m

国際格付けはG3ですが、カタールの国内格付けはG1となっている。中東の開催も国際格付けに移行するトレンドだなとは思うところ。 賞金の総額は250万アメリカドルで、出走メンバーの上位はG1級と言ってよいレベルだろう。日本から3頭が遠征して出走するほか、…

2年目のJustify

2022年に産駒デビューを迎えたJustifyでしたが、初年度の産駒実績は欧州でのものを含めて重賞勝ち4頭を出すものの、G1勝ちはなく、アメリカのFirst Crop LeadingではBolt D'Oro、Good Magicに次ぐ3位に終わりました。産駒獲得賞金は約250万ドルで、リーディ…

Hong Kong Vase: Sha Tin Group 1 Turf 2400m

香港のこの路線にはRussian Emperorがおり、今年もシーズン終わりのChampions And Chater Cupを勝っていたのだが、今シーズンは1600mのSha Tin Trophyを最下位の10着、2000mのJockey Club Cupをブービーの8着と距離のことがあるにしてもさっぱりな内容でVase…

Hong Kong Sprint: Sha Tin Group 1 Turf 1200m

Lucky Sweynesseというエースを出さずにドバイのAl Quoz SprintはSight Successが4着、Duke Waiが5着という結果を出すあたり香港のスプリント路線は魔境である。 Lucky Sweynesse: Sweynesse - Madonna Mia by Red Clubs ニュージーランド産馬、5歳、レーテ…

Hong Kong Mile: Sha Tin Group 1 Turf 1600m

去年と同じくGolden SixtyとCalifornia Spangleの勝負となるだろうが、Golden Sixtyが4月以来のレース、California Spangleは今季があまり良くなさそうである。日本からは前走マイルチャンピオンシップの1着Namur、2着Soul Rushに加えてマイルG1の実績馬Seri…

Hong Kong Cup: Sha Tin Group 1 Turf 2000m

香港期待のRomantic Warriorはオーストラリア遠征を敢行し、Cox Plate勝ちという大きな成果を手に入れた。香港調教馬が域外の中距離G1を勝つのはVengeance Of RainのDubai Sheema Classic以来であろうか。 本戦の中心はやはりこのRomantic Warriorなのだが、…

Melbourne Cup: Flemington Group 1 Turf 3200m

フランス産馬とアイルランド産馬がそれぞれ8頭で最多の出走頭数である。アイルランド産馬ではClevelandが取り消しており出走が8頭である。後はオーストラリア産が2頭、イギリス産が2頭、ニュージーランド産は2頭で、日本産が1頭との23頭の出走である。斤量が…

BC Sprint: Santa Anita Grade 1 Dirt 6F

7FならGuniteにロマンを乗せても良いのだが、6FではElite Powerをどうにかできる気がしない。 Nakatomi: Firing Line - Appleicious by Flatter アメリカ産馬。Wesley Ward厩舎。 4歳馬。重賞勝ちはなく、前走はG2 Phoenix Sで2着。 Dr. Schivel: Violence -…

BC Turf Sprint: Santa Anita Grade 1 Turf 5F

日本からスプリンターズS、BC Turf Sprint、Hong Kong Sprintというルートは面白そうではある。 Big Invasion: Declaration Of War - Curls In Place by Curlin アメリカ産馬。Christophe Clement厩舎。 北米芝のスプリンターで前走はカナダのG2 Nearctic S…

BC Classic: Santa Anita Grade 1 Dirt 10F

枠順が出る前からGeaux Rocket RideとMageが消え、枠順が発表された後にArcangeloがスクラッチとレース前から3歳馬が悲惨な状態にある。Preakness S馬National Treasureは健在だがDirt Mileに行ってしまった。そもそもForteはエントリーまでたどり着かずに引…

BC Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 12F

完全に欧州馬優勢のレースになっており、過去10年で北米産馬で勝ったのはMain SequenceとBricks And Mortarのみ。Main SequenceはFlaxman Holdingsのオーナーブリードでイギリスデビューからの移籍馬であったため、純粋な北米馬はBricks And Mortarのみとも…

BC Distaff: Santa Anita Grade 1 Dirt 9F

北米競馬のメインストリームは壊滅的な状態だが、牝馬戦は古馬が踏みとどまってくれているのでまだまし。2021年のような充実度は望めないにしても、あれから戦い続けているClairiereは偉大。 Hoosier Philly: Into Mischief - Tapella by Tapit アメリカ産馬…

BC Mile: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

今年のBCは芝に好レースが多い印象で、中でもこのBC Mileがそのハイライトとなるのではないだろうか。 注目はやはりSonglineで安田記念を連覇している日本の現役最強マイラーが参戦する。対して欧州からは1000 Guineas馬MawjとArc Weekendで名乗りを上げたKe…

BC Filly And Mare Sprint: Santa Anita Grade 1 Dirt 7F

Ballerina HでGoodnight Oliveを寄せ付けなかったEcho Zuluは骨折が判明し、結果的にGoodnight Oliveの一強となった。 Goodnight Olive: Ghostzapper - Salty Strike by Smart Strike アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。 去年の勝ち馬で、今年もG1 Madison S、G…

BC Filly And Mare Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 10F

Inspiralがこちらを選んだので距離をこなせばInspiralでなんでもないレースになるのだろう。 とはいえタレント豊富なメンバーで、他にも注目点は多い。 北米芝で強いChad Brown厩舎はPeter BrantのIn ItalianとKlaravichのMcKulickという二枚を投入してきた…

BC Dirt Mile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8F

有力視されていたPractical Moveが急死、ドバイでの実績馬Algiersがスクラッチとここも散々である。 中心となっているのは北米ダートマイルの王者として一年間君臨し、連覇を狙うCody's Wish。今年のBCシリーズ全体を見ても随一の安定感だろう。 Algiers: Sh…

BC Juvenile Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

O'Brienが送り込んできた欧州G1の実績馬UnquestionableとRiver Tiberのどっちかでよさそう。 Air Recruit: Air Force Blue - Werewolf by Arch アメリカ産馬。Arnaud Delacour厩舎。 LaurelのListed Laurel Futurity勝ち。 River Tiber: Wootton Bassett - T…

BC Juvenile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8.5F

今年は牡馬も牝馬もG1勝ちがばらけているのだけど、レースを使う数が減っているのが主な原因かな。Del Marで勝ったらSanta Anitaをスキップとかそんな風に。 The Wine Steward: Vino Rosso - Call To Service by To Honor And Serve アメリカ産馬。Michael M…

BC Juvenile Fillies Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

欧州G1路線で善戦してきたPotra FortunaとカナダでG1を勝ったShe Feels Prettyが中心と思ってよいのだろう。Les Pavotsが面白そうではある。 Buttercream Babe: Twirling Candy - Runway Ready by Mr. Greeley アメリカ産馬。Michael Maker厩舎。 芝で3戦2勝…

BC Juvenile Fillies: Santa Anita Grade 1 Dirt 8.5F

2戦無敗のG1馬、東のJust F Y Iと中央のCandied、西のTamaraの決戦になりますかどうか。勝ちっぷりとその血統からも人気はTamaraに集中している。 Candied: Candy Ride - Toni Tools by Roaring Fever アメリカ産馬。Pletcher厩舎。 2戦2勝。G1 Alcibiades S…

BC Juvenile Turf Sprint: Santa Anita Grade 1 Turf 5F

これといった軸がなく混戦と思う。欧州の重賞実績馬で良いと思うけど。 Crimson Advocate: Nyquist - Citizen Advocate by Proud Citizen アメリカ産の牝馬。George Weaver厩舎。 Royal AscotのG2 Queen Mary S勝ち。 No Nay Mets: No Nay Never - Etoile by…