血統
2024年のサンデーサイレンス直系のG1勝ちは16頭で18勝となりました。2勝したのはドウデュースとフォーエバーヤングで他は1勝のみの成績です。エリアは日本の他にアグネスゴールドがブラジルで4勝、ディープインパクト系が進出しているヨーロッパで3勝しまし…
今年の香港国際競走は事前に時間が取れなかったので出走馬の紹介ができませんでした。記録として勝ち馬だけでも並べておきます。 Hong Kong Vase: Giavellotto Giavellotto career profile (Racing Post) ステイヤー路線から台頭してきた5歳のアイルランド産…
略歴 Savabeelは2001年9月23日産まれのオーストラリア産馬。オーストラリアで現役時14戦3勝で、G1を2勝した。3歳いっぱいで現役を引退するとニュージーランド北島の馬産の中心地であるワイカト地方にあるWaikato Studで種牡馬入り。ニュージーランドとオース…
2022年に産駒デビューを迎えたJustifyでしたが、初年度の産駒実績は欧州でのものを含めて重賞勝ち4頭を出すものの、G1勝ちはなく、アメリカのFirst Crop LeadingではBolt D'Oro、Good Magicに次ぐ3位に終わりました。産駒獲得賞金は約250万ドルで、リーディ…
牝馬限定戦。3歳馬多め。古馬はAl Husnくらいしか目立った実績はないが、3歳馬はBlue Rose CenとMuskokaに加えてLumiere Rock、Jannah Roseがいてそこそこ。 Darkaniya: Frankel - Daryakana by Selkirk 3歳デビューで本格的に使われたのは4歳になった今年に…
凱旋門賞ですの。 公式のレートではHukum58.0、Westover57.5の古馬2強に3歳のAce Impact55.5が続いているといった風で、そのあとまた古馬のBay Bridge55.0となる。3歳の層がやや薄く見えるが、これはEpsomとCurraghのDerbyを勝っておきながら10Fに向かったAu…
Auguste RodinがここもクリアするといよいよGalileo級と言って煽れるのではなかろうか。O'Brienが何頭下げるか分からんなと思いつつ、登録15頭の段階で書いた内容なので、Desert CrownとSimca Milleがいなくなってショック。書いたものは供養のために残して…
Overview 2022/23シーズンのオーストラリア競馬では74戦のG1が開催された。その勝ち馬の内訳はオーストラリア産馬が44勝、ニュージーランド産馬が21勝、イギリス産馬、アイルランド産馬とフランス産馬がそれぞれ3勝ずつであった。オーストラリアとニュージー…
アメリカジョッキークラブ(The Jockey Club)が発表している生産統計(Breeding Statistics)から2021年種付け、2022年誕生のデータを引っ張りPedigreequeryで調べた血統情報を付記しました。 表を公開しておきますので、使って何かしたい方はどうぞ。 種付…
今回はGalileo以外のSadler's Wells父系の現状です。まあ、こんなことをやっているから無駄に時間がかかるというものですが、すでにSadler's Wells産駒はノスタルジーの領域にあることを確認させられてしまいました。全ての内容に私の把握するところではとい…
今年のG1馬を見ていて、Frankel産駒が去年をはるかに上回るペースで勝っていたのでちょっとまとめようと思ったら、余計なものがいっぱい付け加えられたといういつものパターンでまとまりのない記事です。 FrankelのG1馬 Frankel 2008(BMS: Danehill→Danzig→…
ちょっと訳あってNew Zealand Thoroughbred Breeders’ AssociationのREGISTER OF THOROUGHBRED STALLIONSを眺めていたら、2021年のニュージーランド種牡馬一覧が出来上がったので余計な情報を付け加えて公開しておきます。もっともNew Zealand Thoroughbred …
Accelerate 種付け頭数が減る、種付け料を下げるのサイクルが続いておりとてもまずい状況。セールでの結果はそこまでひどいものではないが、父Lookin At Luckyに訴求力がなく、本人もG1を勝ったのは5歳になってからという遅咲きのキャリアが足を引っ張ってい…
2021年の種付け料はBC前に発表されています。 競馬界も周知のとおり、COVID-19の流行による社会情勢の変化の影響をまともに受けており、Lane's Endに限らず軒並み2021年の種付け料を減額しております。ここまでの状況は2008年末以来で、あの時のパニック的な…
Stallion RegisterとRacing PostのSire of StallionをGalileoで検索するだけの手抜き調査。 2020年に父GalileoとしてStallion Registerに登録されていた種牡馬の一覧となります。正直ウクライナまで出てくるとは思っていなかったので、難点はシャトルサイア…
毎年のLane's End FarmのStallion Roasterです。 Stallion Sire 2020 Fee 2019 Fee 2018 Fee Dam Changes Mares Bred Foal/Bred Accelerate Lookin At Lucky 20000 20000 --- Issues Stay 167 --- Candy Ride Ride The Rails 100000 80000 80000 Candy Girl …
よく分からないメモが残っていたので公開しておきます。作ったはいいが使い道に迷っている間に自分でもわからないものになっています。2017年の各種牡馬の所在と種付け料のデータがあるので、2018 Live Foalのデータと絡めて見ることはできるかもしれない。…
The Jockey Club(アメリカの方)が発表しているBreeding Statisticsのデータです。元データはjockeyclub.com*1のResources>Fact Book>Breeding Statistics*2に存在します。 普段はReport of Mares Bredの数字を見ているのですが、2017年はさぼっていたため…
アメリカのThe Jockey Club*1が公開しているReport of Mares Bredの2015年版のデータをもとに作成しました。基本的に去年のものと同一ですが、せっかくなので去年の報告頭数と比較できるようにしてみました。 以下のGoogle Documentで公開しています。 Repor…
Ahonoora 種牡馬頭数1頭、種付け総数1頭。 Legal Joustingはオンタリオで毎年一桁頭数の種付けを細々と続けている種牡馬です。 Ahonoora-Indian Ridge>Legal Jousting (1) Man O'War 種牡馬頭数49頭、種付け総数1442頭。 まず、まだ残っているRelicの父系。M…
Damascus 種牡馬頭数20頭、種付け総数162頭。(-70) 種牡馬の頭数こそ多いのですが、ケンタッキーで24頭のSkipshot、カリフォルニアで13頭のSwiss Yodelerと16頭のOld Topper、テキサスで32頭のEarly Flyer、ルイジアナで19頭のTime Banditまででしょう。 …
Gulch 種牡馬頭数14頭、種付け総数155頭。(-322) Court Visionの数字が無いのと全体的な低下傾向で大幅に減らしました。Thunder Gulchが14頭にPoint Givenが19頭と減ったこともあるのですが、Circular Quayが一気に5頭まで減らすなども大きいです。Thunder…
Gone West 種牡馬頭数92頭、種付け総数1976頭。(+94) Gone Westの直系では後発のSpeightstownが勢力を拡大しています。初期に種牡馬入りした中ではElusive Qualityが後継を得ていますが、Grand SlamやMr. Greeleyといったところは縮小傾向が見えています。…
Forty Niner 種牡馬頭数55頭、種付け総数1288頭。(+68) 主力はDistorted Humorでそれ以外はこのまま衰退に向かいそうです。Utopiaは2014年を最後にトルコに輸出され、現在はKaracabey Studの一員となっています。 Forty Niner>Ide (27), Utopia (24), Merc…
Fappiano 種牡馬頭数121頭、種付け総数3181頭。(+141) 世代の展開が早く細分化が進んでいますが、これからも複数の分岐で発展していきそうです。北米と南米以外には浸透していない系統ですが、北米のMr. Prospector系統としては最大の勢力です。 中核とな…
Afleet 種牡馬頭数9頭、種付け総数226頭。(-81) Northern AfleetからAfleet Alexという軸は変わっていませんし、この2頭の種付け頭数なら前年並みに近いところには来ているわけで、Dublinが減ったり、Saint Afleetの種付け頭数がなくなったことが全体とし…
Mr. Prospector 種牡馬頭数491頭、種付け総数10669頭。(+71) Northern Dancerとほぼ並んで、北米の生産頭数の約1/3を占める大勢力です。Smart Strikeが亡くなったことで直仔の大物種牡馬の時代は終わったと言えそうです。残るはFusaichi PegasusやNot For …
今回からMr. Prospectorを擁する大勢力Native Dancerです。 Native Dancer、Raise A Nativeの傍系(AlydarとMaria's Monを含む) Mr. Prospectorの傍系 Afleet, Carson City, Conquistador Cielo, E Dubai Fappiano父系 Forty Niner, Fusaichi Pegasus Gone …
Turn-to 種牡馬頭数64頭、種付け総数1578頭。 例によってHail To Reasonの下のHaloとRoberto二枚看板ですので、まずそれ以外で残存しているマイナーなラインから。 Certainがアーカンソー、Premium Wineがニューヨークで種付けをしています。Certainの産駒で…
Vice Regent 種牡馬頭数82頭、種付け総数1786頭。 ほとんどがDeputy Ministerを経由しますが、カナダを中心にRegal Classic等の血脈が残っています。 Vice Regent>Native Regent (1) Vice Regent-Regal Classic>Stephanotis (13), Dakota Pride (3), Dr. Roc…