BC Distaff: Santa Anita Grade 1 Dirt 9F

北米競馬のメインストリームは壊滅的な状態だが、牝馬戦は古馬が踏みとどまってくれているのでまだまし。2021年のような充実度は望めないにしても、あれから戦い続けているClairiereは偉大。 Hoosier Philly: Into Mischief - Tapella by Tapit アメリカ産馬…

BC Mile: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

今年のBCは芝に好レースが多い印象で、中でもこのBC Mileがそのハイライトとなるのではないだろうか。 注目はやはりSonglineで安田記念を連覇している日本の現役最強マイラーが参戦する。対して欧州からは1000 Guineas馬MawjとArc Weekendで名乗りを上げたKe…

BC Filly And Mare Sprint: Santa Anita Grade 1 Dirt 7F

Ballerina HでGoodnight Oliveを寄せ付けなかったEcho Zuluは骨折が判明し、結果的にGoodnight Oliveの一強となった。 Goodnight Olive: Ghostzapper - Salty Strike by Smart Strike アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。 去年の勝ち馬で、今年もG1 Madison S、G…

BC Filly And Mare Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 10F

Inspiralがこちらを選んだので距離をこなせばInspiralでなんでもないレースになるのだろう。 とはいえタレント豊富なメンバーで、他にも注目点は多い。 北米芝で強いChad Brown厩舎はPeter BrantのIn ItalianとKlaravichのMcKulickという二枚を投入してきた…

BC Dirt Mile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8F

有力視されていたPractical Moveが急死、ドバイでの実績馬Algiersがスクラッチとここも散々である。 中心となっているのは北米ダートマイルの王者として一年間君臨し、連覇を狙うCody's Wish。今年のBCシリーズ全体を見ても随一の安定感だろう。 Algiers: Sh…

BC Juvenile Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

O'Brienが送り込んできた欧州G1の実績馬UnquestionableとRiver Tiberのどっちかでよさそう。 Air Recruit: Air Force Blue - Werewolf by Arch アメリカ産馬。Arnaud Delacour厩舎。 LaurelのListed Laurel Futurity勝ち。 River Tiber: Wootton Bassett - T…

BC Juvenile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8.5F

今年は牡馬も牝馬もG1勝ちがばらけているのだけど、レースを使う数が減っているのが主な原因かな。Del Marで勝ったらSanta Anitaをスキップとかそんな風に。 The Wine Steward: Vino Rosso - Call To Service by To Honor And Serve アメリカ産馬。Michael M…

BC Juvenile Fillies Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

欧州G1路線で善戦してきたPotra FortunaとカナダでG1を勝ったShe Feels Prettyが中心と思ってよいのだろう。Les Pavotsが面白そうではある。 Buttercream Babe: Twirling Candy - Runway Ready by Mr. Greeley アメリカ産馬。Michael Maker厩舎。 芝で3戦2勝…

BC Juvenile Fillies: Santa Anita Grade 1 Dirt 8.5F

2戦無敗のG1馬、東のJust F Y Iと中央のCandied、西のTamaraの決戦になりますかどうか。勝ちっぷりとその血統からも人気はTamaraに集中している。 Candied: Candy Ride - Toni Tools by Roaring Fever アメリカ産馬。Pletcher厩舎。 2戦2勝。G1 Alcibiades S…

BC Juvenile Turf Sprint: Santa Anita Grade 1 Turf 5F

これといった軸がなく混戦と思う。欧州の重賞実績馬で良いと思うけど。 Crimson Advocate: Nyquist - Citizen Advocate by Proud Citizen アメリカ産の牝馬。George Weaver厩舎。 Royal AscotのG2 Queen Mary S勝ち。 No Nay Mets: No Nay Never - Etoile by…

Arabian World Cup: Longchamp Group 1 Turf 2000m

France Galopの出馬表に加えてERA、QREC、JCSAで情報を拾ってみた。ポーランドは無理かと思ったが、Polish Racehorses Databaseというサイトがあり事なきを得た。一方オランダとベルギーは無理であった。Dutch Arabian Racing CommitteeやBelgian Arabian Ho…

Prix De L'Opera: Longchamp Group 1 Turf 2000m

牝馬限定戦。3歳馬多め。古馬はAl Husnくらいしか目立った実績はないが、3歳馬はBlue Rose CenとMuskokaに加えてLumiere Rock、Jannah Roseがいてそこそこ。 Darkaniya: Frankel - Daryakana by Selkirk 3歳デビューで本格的に使われたのは4歳になった今年に…

Prix De L'Arc De Triomphe: Longchamp Group 1 Turf 2400m

凱旋門賞ですの。 公式のレートではHukum58.0、Westover57.5の古馬2強に3歳のAce Impact55.5が続いているといった風で、そのあとまた古馬のBay Bridge55.0となる。3歳の層がやや薄く見えるが、これはEpsomとCurraghのDerbyを勝っておきながら10Fに向かったAu…

Travers S: Saratoga Grade 1 Dirt 10F

真夏の決戦 Mid-Summer Derbyと呼ばれることもあるTravers Sだが、今年はその二つ名にふさわしい出走メンバーとなった。今年の三冠戦のそれぞれの勝ち馬に加えて、ForteとTapit Triceも出てくるし、未知の魅力を持つ上り馬Scotlandも参戦する。 ノミネーショ…

International S: York Ebor Festival Group 1 Turf 10F56yard

Returning of the IRON HORSE エントリーが4頭まで減ってしまったが、やべーの出てくるから書いとくかくらいの感じで。ま、4頭分なら直前でもなんとかなるか。 Desert Crownが調教中に負傷して回避となったためPaddingtonがどんな勝ち方をするのかということ…

King George VI and Queen Elizabeth S: Ascot Group 1 Turf 12F

Auguste RodinがここもクリアするといよいよGalileo級と言って煽れるのではなかろうか。O'Brienが何頭下げるか分からんなと思いつつ、登録15頭の段階で書いた内容なので、Desert CrownとSimca Milleがいなくなってショック。書いたものは供養のために残して…

2022/23シーズンのオーストラリアG1馬

Overview 2022/23シーズンのオーストラリア競馬では74戦のG1が開催された。その勝ち馬の内訳はオーストラリア産馬が44勝、ニュージーランド産馬が21勝、イギリス産馬、アイルランド産馬とフランス産馬がそれぞれ3勝ずつであった。オーストラリアとニュージー…

Durban July: Greyville Grade 1 Turf 2200m

7月の第一土曜は南アフリカ競馬最大の祭典Durban July開催。ハンデ戦であることと距離が2200mであることが特徴で、荒れた結果になりやすい。ハンデキャップはトップハンデを60.0kgとしてメリットレート(MR)をベースに振られているといったところ。 さて、…

Queen Elizabeth II Cup: Sha Tin Group 1 Turf 2000m

エントラントは少数精鋭で香港3騎、日本3騎、英国1騎の7頭立て。 地元のエースRomantic Warriorに対し、遠征勢でオーストラリアで開花したDubai Honour、2歳以来のG1タイトルが欲しいDanon The Kidと底を見せていないPrognosisの勝負ではあるだろう。 Sha Ti…

Champions Mile: Sha Tin Group 1 Turf 1600m

Golden Sixty vs California Spangleというレースだが、Voyage Bubbleが勝負に絡めるレベルだと面白い。遠征馬はAegonの1頭のみとなっている。 Golden Sixty: Medaglia D'Oro - Gaudeamus by Distorted Humor 金鎗六十 28戦24勝。香港のマイル王者。昨シーズ…

Champion's Sprint Prize: Sha Tin Group 1 Turf 1200m

レベルの高い香港のスプリント路線は健在で、今はLucky Swaynesseがその頂点に立っている。遠征馬はイギリスのFlaming Ribと日本のAguriの2頭。Flaming Ribは中東遠征からの転戦となっている。決してトップとは言えないSight SuccessとDuke WaiがAl Quoz Spr…

Kentucky Derby Contenders: Churchill Downs Grade 1 Dirt 10F

Introduction 先週末でKentucky Derbyの100ポイントプレップの結果が揃い、残るポイント獲得機会は週末のLexington Sのみとなりました。勝っても20ポイントしかないので、現状のシステムでは出走枠への影響は少ないのではないかと思います。 Road to the Ken…

Queen Elizabeth S: Royal Randwick (Australian Turf Club) Group 1 Turf 2000m

INTRODUCTION 春シーズンのハイライトがメルボルンFlemingtonならば秋シーズンのハイライトはイースター休暇に併せて行われるシドニーのRandwick。かつてのAustralian Jockey Club、現在のAustralian Turf Clubが管轄し、Royalを冠するRandwick競馬場で実施…

Dubai Kahayla Classic: ダート2000m Group 1 Purebred Arabian

純血アラブのG1 Dubai Kahayla Classicの出走馬。Emirates Racing AuthorityのRace Cardから出てくるプロフィールを読んでいるだけ。アラブは大種牡馬Amerの影響で芦毛が多くなっている。 Overview 去年の勝ち馬First Classと一昨年の勝ち馬Deryanが参戦する…

Dubai World Cup: Dirt 2000m Group 1 出走馬紹介

Overview 出走15頭に日本調教馬が8頭とSaudi Cup以上の集中っぷり。北米調教馬はCountry Grammerだけで日本調教馬以外はかなり薄いメンバーになったと言える。Saudi Cupの上位が勢ぞろいといった趣きで7着だったJun Light Boltまでが揃って、9着Remorseも出…

Dubai Sheema Classic: Turf 2410m Group 1 出走馬紹介

Overview 天皇賞秋・有馬記念 vs BC Turf vs Dubai Sheema Classicといった風。Emily Upjohnが遠征を取りやめたのでちょっと寂しくなったが、日本馬以外だとRebel's Romanceがいるのはとても大きい。 Equinox: Kitasan Black - Chateau Blanche by King Halo…

Dubai Turf: Turf 1800m Group 1 出走馬紹介

Overview 北米ダートだと9F戦は多いし全く違和感のない距離だけど、芝だと1800mは中途半端なイメージがどうしても出てくる。どっちにしろチャンピオンの距離ではないというイメージではあるのだけど、まあ1600mか2000mかという分け方は芝の方がより強く意識…

Dubai Golden Shaheen: Dirt 1200m Group 1 出走馬紹介

Overview 北米ダートスプリントの上位が来たら無理ゲーになるレース。 Gunite: Gun Runner - Simple Surprise by Cowboy Cal アメリカ調教4歳馬。前走はRiyadh Dirt Sprintで2着。勝ったElite Powerとともに北米ダートスプリントの力を見せつけた。今回はEli…

Al Quoz Sprint: Turf 1200m Group 1 出走馬紹介

Overview 高松宮記念があるので日本からの遠征がないし、香港からも欧州からもオーストラリアからもトップは来ないということでG1級が不在。 Al Suhail: Dubawi - Shirocco Star by Shirocco UAE調教6歳馬。Godolphin所属でイギリスとUAEで出走。芝1400mがメ…

Dubai Gold Cup: Turf 3200m Group 2 出走馬紹介

Overview サウジアラビアもドバイもこういう芝長距離戦を用意してくれるのは良いことかな。G1にするのは難しいだろうけど、G1じゃなくてもいいと割り切ればいけそうなのよね。 Subjectivist: Teofilo - Reckoning by Danehill Dancer イギリス調教6歳馬。復…