ロシア連邦大統領杯

標題のモスクワ開催だけ。日曜のレースなどはまたいずれそのうちに。

7/7 Central Moscow

President of The Russian Federation S - Palech

ロシア連邦大統領杯。4歳以上2400m。G1。賞金1000万ルーブル
Palechが去年の勝ち馬Korolを半馬身差に下して勝利。この日のMoscowの結果を見ていたら時計の掛かる馬場だったようで、このPalechの勝ち時計も2分42秒1という結果。
Palechは父Mineshaft、母Que Belle、その父Seattle Dancer、そして祖母の父にはSpectacular Bidという血統構成。ロシアってこういう癖のあるクロスが好きだなとは思う。Bold Ruler3本を軸にNasrullahPrincequilloのむしろ疑問なのは3歳までPalechはフランスで走っていたということでもあるのだけれども。
2着Korolが半馬身差、3着Baletmeisterが3馬身差となっており、今後の古馬路線はこの3頭が軸になっていくかなといった風。そこから6馬身と差が開いて4着Cherny Prince、更に半馬身差でClose Alliance。着差を考えるとこのあたりも能力は出し切っていたと言えそう。6着Arjuna、7着Khoresm、8着Arkaim。Khoresmの7着は現状ではこんなものかなと。ArjunaとArkaimも上位と比較すると確実に差があるので妥当なところ。ここから大差がついて9着Max Otto、10着Bariton、11着Joker、12着Frantzuz。有力どころで案外だったのはBaritonが10着に沈んだことくらいかな。
レース動画をどこかで探せればよいのですが、正直これで検索とかムリだろってことになっているのでどうしたら良いんだろうね?

Central Moscow Hippodrome S - Minedream

モスクワ中央競馬場賞。3歳以上2000m。賞金300万ルーブル
Minedreamがなんとか勝った。どうも距離は2000mまでということになりそう。そうなってくるとロシアのメインストリームが2400mになっているので、活躍の場所が限られてくるのですよね。今後も2400mを走る機会はあると思いますが、Kadyrovの持ち馬なので使われ方がちょっと他とは違ってくると思うのですよね。
2着がGhost Honourで3着にSerebryany Bor。Serebryany Borは今になって距離延ばしてどうしよってんだろ。一方Melt Cityが全くダメで中距離無理っぽい。

National Heritage S - Seattle Moon

国家遺産賞。ロシア産馬限定3歳以上2000m。賞金950万ルーブル
Seattle Moonが完勝して4戦全勝。父Tormount、母Moon Thistle。Russian Derbyの最有力かなあ。

Hero City of Moscow S - Racecar Rhapsody

英雄都市モスクワ賞。4歳以上2400m。賞金300万ルーブル
メインレースに出ない馬が出るところ。こちらはRacecar Rhapsodyが勝利。もう7歳になってるんですよね。大きなレースにほとんど出てこなくなってるけど、またG1で走ってもらわないといけない馬じゃないのかなと。

Jockey Club S - Nord Du Mond

2歳限定1200m。賞金100万ルーブル
勝ったNord Du Mondは父Northern Afleet、母John's Diamondの北米産馬。祖母がMaggy HawkなのでAfleet Alexの甥になります。このファミリーはAfleet Alexの活躍によってかNorthern Afleetを配されることが多くなっており、Nord Du Mondもその内の1頭。Volgogradskiy Stud Farmによってロシアに輸入されました。
2着Flower Holidayで3着はZimniy DvoretsとHard Rock Jeinの同着。

Russian Breeders S - Mata Hari

3歳以上ロシア産牝馬限定1800m。賞金100万ルーブル
1着Mata Hari、2着InkrustatsiyaでDonskoi Studの3歳馬によるワンツー。この前の1000 Guineasと同じ結果で終わった。Mata Hariは距離に問題が無ければOaksを勝てるでしょう。3歳牝馬勢で他に強いのはRostovのSpanish KidとKazanのLemon Love Kidですかね。どの馬も距離経験ないのですよね。