ロシア平地競馬開幕

今年のロシア競馬は今週から平地開催がスタートするようです。日程を正確には把握していないのですが、チェックしたところ今週はAkbuzat、来週にはKazanとKrasnodarで開催があるようです。去年はあったGudermesの変な開催はなかったようですね。捕捉していないだけかもしれませんけど。

  • 4/21 Ufa Flat Meeting #1
  • 4/29 Kazan Season Opening
  • 4/29 Krasnodar Season Opening

土曜のUfa Akbuzat開催では3歳限定のコンディションレースにHinokiがエントリーしています。去年RostovのListed Spring Sで勝ち、種牡馬ハットトリックにとっての初勝利となったであろう馬ですが、その後の音沙汰が全くなく、次のレースが2戦目となります。2歳の間で2戦目を使わなかっただけでなく、3歳デビュー戦がAkbuzatでは評価のしにくいところです。
開催が本格化するのは5月に入ってからで、モスクワ開催は5/13にFlat Season Openingが予定されています。大抵緯度の高いモスクワの開幕が一番最後になるので、それまでにはRostov、Pyatigorsk、Nal'Chikも開幕するのではないかな。去年でも5月の初頭には開幕していたかと思いますし。
今年のロシア連邦大統領杯は7/7にモスクワで開催が予定されています。距離が2000mに短縮されているっぽく。賞金はまだ出ていません。
主催者の公式サイトを探してあたるのが正道なんでしょうがどこにあるのかさっぱりわからないので、今年もロシア競馬の情報はhippodrom.ruに頼り切ることにいたします。
KazanとCentral Moscowは大まかなシーズンのレース日程が出ているので見てみましたが、今年もMoscowの事情が厳しいのは変わっていないようです。重賞レースで予定されている賞金額が低く、今年のRussian Derbyは50万ルーブルの賞金で開催することになるようです。去年と比べても10万ルーブルの減額。Moscowでのレース開催は10日しかなく、これも去年と変わっていません。連邦大統領杯の開催があるのでそこで少しましになるくらいかなあ。
一方Kazanは安定しています。基本的に毎週金曜日に開催を行い、年間21日の開催が予定されています。開催するレースのグレード、賞金も大きく変動することはなく、今年もPresident of Tatarstan Sは300万ルーブルの賞金、Tatarstan Derbyは25万ルーブルの賞金が設定されています。去年RostovやKrasnodarがDerbyをG1に格上げし賞金を増額していたのですが、そういった流れに影響されることはないようです。
個人的な注目は今年もLemon Drop Kid産駒。去年Kazanの2歳戦で無双していた連中がどうなるかというのが最大の注目点です。他ではHat Trick産駒のMata Hariがどうなるかというのがあると思いますね。