ロシア競馬

8/26 Rostov: S.M. Budyonnyi S

S.M. Budyonnyi S - Bos

3歳限定2800m。G1。賞金8万ルーブル
Bosは父Sarem、母Balansirovka、母の父Avralのウクライナ産馬。長距離とはいえ、ロシアでウクライナ産馬がG1を勝つのは結果をチェックするようになってから初めて見た。デビュー以降Rostovで出走して通算8戦3勝。前走はRostov Derbyで5着だった。父Saremはアメリカからの輸入馬でその父はKingmambo、現役時はイギリスとアメリカで出走し5戦1勝だったようだ。祖母がStick To Beautyと名門出身。母Balansirovkaはウクライナ土着牝系で、この数代はロシア産の種牡馬が配合されている。遡っていくとKinscemに連なり、ハンガリーで涵養され、ポーランド系貴族の手に渡り、ドイツを通ってウクライナに直接入った牝系のよう。19世紀末から20世紀初頭にかけての中欧の歴史に詳しいと別の見方ができそうだけれども、素人趣味では手が届きにくいのですよね。

Volga River S - Victory Face

2歳牝馬限定1400m。G2。賞金4万ルーブル
出走10頭中唯一の北米産馬Vicory Faceが勝利。父Afleet Alex、母Calldara。前走のKuban River Sに次ぐ重賞勝利で通算3戦2勝。

Aragva S - Enigma Toch

3歳牝馬限定1800m。G3。賞金4万ルーブル
Enigma Tochは父High Torque、母Efetaのロシア産馬。RostovのStruna Sの勝ち馬で通算10戦6勝。

8/26 Lviv

ロシア競馬で括っている結果は見ているロシア競馬サイトの表記に合わせているんだけど、Lvov(リヴォフ)というのはロシア由来なんで、ウクライナを尊重してLviv(リヴィウ)にすべきかなと。ふとそんなことに思い当たったので、今回からウクライナのLvovと表記されているものをすべてLvivで通します。

Budyonnyi S - Toogris

3歳限定2800m。G1。
Toogrisは父Dalakhani、母Welimina、母の父Sadler's Wellsのフランス産馬。Millenium Studの所有。2着のSan IsidroもMillenium Stud所有で、こちらは父Motivator、母Silvery Bay、その父Numerous。