Lane's End Stallion Roaster 2018

激しく出遅れて、今更な感じは否めませんが、無いままだとあとあと自分が悩まなければならないので簡潔に書くだけ書いておきます。

StallionSire2018 Fee2017 Fee2016 Fee
DamChangesMares BredFoal/Bred
Candy RideRide The Rails800006000060000
Candy Girl33%160109/140
City ZipCarson CityDied5000040000
Baby Zip---097/129
ConnectCurlin20000------
Bullville BelleNew------
Honor CodeA.P. Indy400004000040000
Serena's CatStay153117/144
LangfuhrDanzig500050005000
Sweet Briar TooStay2421/31
Lemon Drop KidKingmambo250004000040000
Charming Lassie-37.5%6687/133
Liam's MapUnbridled's Song250002500025000
Miss Marcy SueStay157116/148
MineshaftA.P. Indy250002500025000
Prospectors DeliteStay14784/132
Morning LineTiznow75001000010000
Indian Snow-25%4533/56
Mr SpeakerPulpit100001000010000
SaluteStay077/117
Noble MissionGalileo200002500025000
Kind-20%11037/64
Quality RoadElusive Quality700003500035000
Kobla100%15282/112
The FactorWar FrontTo Japan, JBBA2500025000
Greycousnessone-year lease105102/127
TonalistTapit200003000030000
Settling Mist-33%11599/138
Twirling CandyCandy Ride250002000015000
House Of Danzig25%152123/159
UnifiedCandy Ride10000------
Union CityNew------
Union RagsDixie Union600005000035000
Tempo20%16091/123

Candy Ride

現在のLane's Endのエース。2017年はリーディング2位で、2018年は現時点で1位と実績を固めています。
かつては北米のリーディングはDubai World Cupの賞金が若干の攪乱要因となるくらいでしたが、Pegasus World Cupの創設により、獲得賞金による順位付けへの攪乱要素が増えました。2017年はArrogateがPegasus World CupDubai World Cupを勝っており、その父Unbridled's Songがリーディングサイアーとなっています。Arrogateが稼いだ賞金はリーディング3位であるKitten's Joyの総賞金額を上回っていました。一方2018年はPegasus World Cupを勝って引退したGun Runnerの賞金が積まれているためCandy Rideが、三冠馬Justifyを出しているScat Daddyを上回ってリーディングトップ。順位だけではなくその構成を見る必要が強くなったとは思います。

City Zip

長く脚に問題を抱えていたようで、2017年に安楽死処置が執られました。2017年の種付けはなかったようです。
1998年産まれのCity Zipは2歳G1 Hopeful S勝ちのタイトルこそありましたが、3歳いっぱいで引退するとニューヨーク州種牡馬入りし、当初は目立った種牡馬ではありませんでした。半弟Ghostzapperの活躍もあって産駒デビュー直前の2005年からはケンタッキー州のLane's Endに移っています。スプリンター寄りでG1まで勝てる馬を出す堅実な種牡馬という評価でしたが、2014年にDayaththespaとWork All WeekがBCで勝ってからは特筆すべきで、Catch A Glimpse、Finest Cityと立て続けにBCに勝ち馬を送り込みました。徐々に上昇していた種付け料は産駒のBCでの活躍でさらに上がり、最終的には50000ドルを公示するまでになっていました。
19歳と高齢と言われる時期に差し掛かっていましたが、種牡馬としては遅咲きでした。2014年のBCの後の種付け世代は今年デビューしてきます。

Connect

2018年からの新種牡馬で、父Curlin、母Bullville Belle、母の父Holy Bull。2013年産で通算8戦6勝。3歳でCigar Mile H、Pennsylvania Derbyを勝ち、4歳の昨年はWestchester Sの1戦のみで引退しています。

Quality Road

4世代目がデビューした2017年は全体でリーディング10位に入り、もちろんForth-Cropリーディングではトップ。これでSecond-Crop以外ではリーディングを獲得しており、順調なキャリアを積んでいます。6月9日にはBelmontでSpring QualityがManhattan Sを、Abel TasmanがOgden Phipps Hを勝っており、今年すでに4頭がG1を勝ちました。
2018年の種付け料は前年から倍増した70000ドルで、一気にUnion Ragsを超えてLane's Endの二番手となりました。

The Factor

First-Cropリーディングが6位、Second-Cropリーディングが8位と産駒デビュー前の評判を考えると期待を外したと言われても仕方のないところ。今年は1年限定でJBBA静内にリースされています。

Twirling Candy

Uncle Moに頭を抑えられ続けて3年。First-Crop、Second-Crop、Third-Cropのいずれもリーディングは2位を確保するものの、大物産駒は登場していません。今年になってようやくFinley'sluckycharmでG1を勝ちました。ステークスウィナーの多さが特徴ですが、重賞まで取れる産駒が少ないのは難点。

Unified

今年から種牡馬入り。父Candy Ride、母Union City、母の父Dixie Union。2013年産で通算7戦4勝。3歳でデビューしてPeter Pan S勝ち。G1での実績は4歳でCarter Hを2着した程度ですが、種付け料10000ドルで種牡馬入りとなりました。

Union Rags

First-Crop、Second-Cropはともにリーディング2位。すでにParadise Woods、Dancing Rags、Union Strike、Free Drop Billyと4頭ものG1馬を出しています。初年度は牝馬ばかり走る印象でしたが、牡馬でもFree Drop BillyがBreeders' Futurityを勝って今年の三冠路線に乗る活躍を見せました。
Quality Roadの華々しい躍進に隠れているのですが、かなりの成績です。欲を言えば年度タイトル級の産駒が出てくればといったところ。