コミックブレイドブラウニーVol.1

今更になってしまったが。

docca(渡辺祥智

カラーの塗り方が「その向こうの向こう側」の時と全く違って驚いた。というか最初は違和感ありすぎた。その後の絵の印象もかなり違うんですけど、これは主人公の年齢とかが違うからということになるのだろうか。それにしても「からっと」はどうなったくらいの事は言いたいのですが。
ちょっとavarus行ってこいくらいの事を思うシーンもあったりだし、これだったら「からっと」の方がと思ってしまうんだよなあ。

ロゼッタからの招待状(原作:麻里ねこ、漫画:咲灯一)

うーん。子どもの理屈と大人の理屈ってのは対立するものだし、いろいろな判断をどこまでの状況を含んでするかということになると、わがままという風にも見えるんだよな。世の中の全てのことが納得のいくことなら良いけど、それはまずあり得ないわけで。とはいえこの完奈さんにはもうちょっと別な理由もありそうか。そもそも作ろうとしているものがなんなのかっていうあたりもはっきりしないし。

すすかぶり(唐々煙

この人のオリジナルの主人公ってレプリカでもこんな性格と立場な感じですね。takeruでも完全に善人ではないしなあ。そしてこのパートナー?はオグマに見えた。というかそれだけ居場所ばれてたらダメだろうという気もしますが。

R2 rise R to the second power(箱田真紀

復活して良かったねというところで。そういえばそういう状況だったかと思い出す。完全に連載が止まったところからの続きになっていて、とにかくそれが読めただけで十分かな。今回は。ほんとどれだけ待ったか。
リアルタイムにGファンタジーファイアーエムブレムの頃から追いかけていなければこの気持ちはわからんよ。くらいの事は言いたいかな。続きを読めただけでうれしいというのはそういうことなのだよ。

忘却のクレイドル(藤野もやむ

導入部なんだろうけど状況がいまいちわからん。最低限の事は説明されてはいたんだろうけど、それが最後の方でひっくり返ってるしなあ。つか単純に栄養分ってんなら注射する必要ないんだし、それも毎日看ないといけないものでもないから、何か別のモノという気はする。その辺りがポイントになってくるんじゃないかとも。

信長さんと(高野美穂)

ギャグマンガ。最近の流行りですね、わかります。

KODOKU(原作:千島明、作画:武藤麻知子)

KODOKU外伝(千島明)

原作者はブレイド小説大賞出身とのこと。今号はその原作者による短編も掲載。先にその短編を読んだ方が状況は理解しやすいかも。しかしマンガの方のストーリーは短編で示された制限に抵触するような気がしなくもなく。

京洛れぎおん(浅野りん

これを待っていたと言って良いのでしょう。CHOKOビーストからの浅野りん先生の得意なタイプの作品だと思います。舞台設定なんかも考えると、PON!とキマイラに最も近いのかなと。導入はCHOKOビーストにも近いかな。だからこれまでの浅野りん先生の作品が好きだった人には待ちに待った作品となるはず。
しかしいきなりカラーで特急たんばを見ることになろうとは。二条駅近辺ってあまり行かないですが、あれこれ見たことがある光景が。
キャラクター同士のやりとりなんかはさすがと思うです。
しかしよく考えるとdoccaと設定被ってるところがあるなあ。だからどうだというものは無いのだけど。

いま、殴りにゆきます(藤野もやむ

まさかの二作品同時掲載。こっちの方が驚く。1pごとのショートギャグでストーリーも進めるといったタイプ。ま、この人たちがどっか知らないところで恨みを買ったかも知れないというのは納得しすぎるところ。
二作品どちらもページ数多くて、これなら両方あっても良いかな。さすがにクレイドルの方を140pとかだったらやり過ぎだったろうし。でもまあ、どっちかは本誌でも良いじゃないかなとか思うんだよ。

悪魔狩り外伝(戸土野正内郎

これだけページが少ない…。イノセントブレイドアンヴェイルで明かされていた聖天使戦争後の話を少しだけといったところですかね。タイトルからしウリエルが主役の話と思わせつつ、ウリエル自身の出番はほとんど無し。ただ、ウリエルにとって重要なエピソードですよってのは間違ってないんだけど。
だが、このルッカの執念って凄いよなあ。冠翼の最初で登場したときはここまでのキャラになるとは全く思わなかった。そして、この出てきている女の子ってあのお姉ちゃんが死んじゃうの人だよな。確かウリエルの鍵にされてしまったあの。あの事件でかなりのキャラの人生が狂ってたんだなあ。
でもその後物騒な血統の持ち主は生まれてしまうわけですが、あの一族の性格じゃなあw
悪魔狩りシリーズっていうか、この作者のオリジナル世界はかなり語られていない物語が多いのだけど、今後それはどこまで描かれるのだろう。

404 NOT FOUND(坂巻綾)

こういう絵は好きだけど、背景が無いシーンがちょっと目立ったかな。第一話タイトルでGIRLSになっている事情はまあ理解したかな。

陽炎ノスタルジア新章(久保聡美)

こちらもR2と同じで、続きが読めたというだけで嬉しい。どちらもこれで物語として決着が与えられるんならと。
そういう意味で、このブラウニーはエニックス時代からのオールドファンをターゲットにしたのかなと思うところはある。だって、藤野もやむ浅野りん箱田真紀、久保聡美、戸土野正内郎と並んでいたら、かつてのガンガンWINGそのものではないですか。