Saratoga

Personal Ensign - Ginger Punch

今回は5ポンドの斤量差があったLemon Drop Momが4コーナーで内を突いて先頭に立ち、直線で外から馬体を併せてきたGinger Punch相手に粘って接戦に持ち込みました。とはいえその写真判定の結果がハナ差でGinger Punchが前というのですから勝ち方を知っている馬というのは強いですね。Lemon Drop Momとしては、ハナを切れたと思ったところでGolden Velvetに来られて嫌な展開だったのですが、3番手に控える競馬が効を奏したとは言えますか。一方Unbridled Belleは直線であっさり引いてしまって期待はずれに。

Travers - Colonel John

Da' Taraが引っ張ってレースが進みますが、10Fなら直線で捕まって沈む仕様でした。直線でこのDa' Taraを捉えて先頭に出たのがColonel Johnで、更に道中の後方待機から捲って外に出してきたMambo in Seattleが一気に追い込んで2頭の勝負。勢いではMambo in Seattleでしたがハナ差でColonel Johnが前でした。
Colonel Johnとしてはダートのレースで一つ結果を得られたというのは大きいでしょう。父Tiznowとしてもそれは同じ。
一方Mambo in Seattleはその馬名が高らかに宣言するとおり、Kingmambo - Weekend in Seattle (Seattle Slew - Weekend Surprise)という恐ろしいまでの良血馬。5月と6月のChurchill DownsでのAllowanceを連勝して、前走でSaratogaのHenry Walton SをJim DandyのMacho Againより速い時計で勝っていた。これで戦績を8戦4勝、2着3回としている。Lane's Endの最強血統馬がついに本格化といった風情であり、今後大いに期待できそう。
Derby路線を走っていた馬ではPyroが前の2頭から離された3着で4着のHarlem Rockerを挟んで、5着からDa' Tara、Court Vision、Tale of Ekati、Macho Againと続いている。どれもこれも大きく成長してきた馬はいないかなと思える。

King's Bishop - Visionaire

J Be Kが直線で一端抜け出しかかるも直ぐに失速して6着と吹っ飛ぶ。ちょっとびっくりしたが、ラップが22.39-22.34-24.57-12.64では納得するしかない。飛ばしすぎだ。ということで一番後ろから飛んできたVisionaireが快勝する結果となった。正直展開に恵まれたとしか言えない。