Nureyevの距離適正なんて考えるだけ無駄

自分からネタを探すということがあまりないので、人の拾ったネタにただ乗り。ということで嵐猫さんのところから。
嵐猫/おーまいにゅーす
ここで取り上げられているオーマイニュースの記事。
[競馬] 淀とロンシャンの意外な共通点 - OhmyNews:オーマイニュース “市民みんなが記者だ”
Longchamp未経験の凱旋門賞馬は嵐猫さんが挙げられている通り。
なので、国内の方突っ込んどく。とりあえず今年の結果だけを見て、京都競馬場での経験がなどと言われても困るですよ。そういうものは何年かの結果を総合的に見て判断するのが普通ではないかな。近年の菊花賞馬でもマンハッタンカフェヒシミラクル京都競馬場の経験そのものがありませんし、連対馬でもアドマイヤジャパンやホウキパウェーブに経験が無い。穴だらけ。

これは長距離を警戒しすぎて中団やや後方の位置取りをしてしまった柴山騎手の判断ミスとしたい。しかし、彼はまだ7年目で200勝もあげていないこれからの騎手。

…この柴山騎手が7年目の数字がどこから出てきたのか、さっぱり分からない。柴山騎手のデビューは1998年ですよ。その後200勝も挙げていないというのもJRAだけに限ればそうなるが、笠松での実績が吹っ飛んでいます。経験をいうならば何もJRAでの成績に限定する必要は無いはず。
そもそも菊花賞ロックドゥカンブは騎手がどうのというより、現時点での成長度の差ではないかなという気はするのだが。
血統の見方もステレオタイプであまりにも大雑把。いちいち突っ込んでも仕方ないが。

フサイチホウオーの父ジャングルポケットは母父がヌレイエフで、彼の繁殖成績から考えるに、日本ではマイル、それも東京競馬場のマイル戦があっているように思うがいかがだろうか。

Peintre CelebreTheatrical、Reams of Verse…は、冗談としても、なぜにNureyevに着目したのだろう。記事中で拘っているサンデーサイレンスフサイチホウオーだって母父に持っているのだが、そのことには一切触れず父の母父のNureyev。しかもDance Charmer→ジャングルポケットを通して入ることを考慮せずにNureyevの産駒成績を出されてもなぁ。トニービンサンデーサイレンスの影響がNureyevより小さいなんてことはまあ無いと思うし、Kampala、Severn Bridge、Nureyev、Skillful Joy、Halo、Understanding、El Gran Senor、Madeliaと並ぶ3代前の祖先の中からNureyevだけを見ることが有意なのかとは思います。Rough Shod仕込んでおきましたとかの指向性を持った血統ではないのだし。