Ballerina HでGoodnight Oliveを寄せ付けなかったEcho Zuluは骨折が判明し、結果的にGoodnight Oliveの一強となった。
Goodnight Olive: Ghostzapper - Salty Strike by Smart Strike
アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。
去年の勝ち馬で、今年もG1 Madison S、G2 Bed O'Roses Sと2勝を挙げているが、前走のBallerina HではEcho Zuluに直線突き放される敗戦を喫した。Goodnight Olive自身も3着以下を突き放して強さは見せているが、相手が悪かった。今回はEcho Zuluが脱落したので盤石といった評価を受けている。
Clearly Unhinged: Into Mischief - Smart Win by Smart Strike
アメリカ産馬。McCarthy厩舎。
5戦2勝の3歳馬。G1 Test S 2着、G3 Chillingworth S 2着からの参戦。
Desert Dawn: Cupid - Ashley's Glory by Honour And Glory
アメリカ産馬。Philip D'Amato厩舎。
アリゾナ産の4歳馬で16戦2勝。G2 Santa Anita Oaks勝ちでG1 Kentucky Oaksは3着だった。今年は勝ちがないもののG1 Clement L Hirsch Sで2着、前走はG2 Zenyatta Sでも2着。スプリントというタイプではないように見える。
産地こそアリゾナ州だが、ケンタッキーに送って種付けされており、血統面はケンタッキー産と遜色ない。
Eda: Munnings - Show Me by Lemon Drop Kid
アメリカ産馬。Baffert厩舎。
2歳でG1 Starlet Sを勝った逸材だったが、3歳初戦のG3 Santa Ysabel勝ちのあと怪我で1年のブランクを余儀なくされた。一般戦で復活するとG2 Great Lady M S、G3 Rancho Bernardo Sを勝ち、前走のG3 Chillingworth Sは3着だった。
Matareya: Pioneerof The Nile - Innovative Idea by Bernardini
アメリカ産馬。Brad Cox厩舎。
Acorn S、Derby City Distaff SとG1を2勝している4歳馬。Ballerina Hでは3着だったが、2ポンド重い2着のGoodnight Oliveには手も足もでない様なレースで終わっている。
Kirstenbosch: Midnight Lute - Llandudno by Belong To Me
アメリカ産馬。John Sadler厩舎。
今年La Canada SとChillingworth SとG3を2勝した4歳馬。
Meikei Yell: Mikki Isle - Shiroinger by Herbinger
日本産馬。武英智厩舎、メイケイエール。
重賞6勝を誇る5歳馬だが、この一年は勝ちから遠ざかっており、G1にしか出走していないとはいうものの、結果が悪いことは否定できない。7Fの距離は確かに狙い目だが、初めてのダート戦なのは気になるところ。
シラユキヒメの白毛牝系だが、メイケイエールは白毛を継承していない。シラユキヒメの祖母Storm And Sunshineが活躍馬でその子に種牡馬としてアルゼンチンで成功したHalo Sunshineが出ている。Droneが入っていてHaloとの相性がよく、シラユキヒメは白毛の希少性も相まって繁殖牝馬として大きな成功を収めた。HarbingerはSir Ivorを抱えているので、HaloとDroneの組み合わせにからめるには十分で、最後にSunday Silenceクロスで完成させたという見方で良さそう。
Society: Gun Runner - Etiquette by Tapit
アメリカ産馬。Steven Asmussen厩舎。
去年のG1 Cotillion S勝ち馬で、BC Distaffでは9着。今年になってG1 Madison Sが3着、G1 La Troienne Sが9着なら確かに7F路線に行った方がよいということなのだろう。それでG3 Chicago Sを勝っている。前走はCharles Townのリステッド Pink Ribbon Sを圧勝し、約2ヶ月空けて本戦に挑む。
Three Witches: Into Mischief - Layreebelle by Tale Of The Cat
アメリカ産馬。Saffie Joseph Jr.厩舎。
重賞初登場となった前走のG3 Princess Rooney Invitational Sを勝利してBC出走となった4歳馬。
Yuugiri: Shackleford - Yuzuru by Medaglia D'Oro
アメリカ産馬。Rodolphe Brisset厩舎。
14戦7勝の4歳馬で、前走KeenelandのG2 Thoroughbred Club Of America SでWicked Haloとの直線の攻防を制して重賞初勝利。
エアで知られる吉原氏のオーナーブリード。母Yuzuruも吉原氏をオーナーとして競争生活を送り、2勝にとどまるがブラックタイプとなった。12-c BalladeのファミリーでAngelic Songからの流れ。母の半兄にエアマックールがいる。ラッキーフィールド名義のお馴染みの勝負服とは少し違うデザインの勝負服である。