他のレースには溢れるほど出走してくる日本馬がこのレースにはおらず、レースレベル的にもかなり厳しい状況で、まともなレベルの重賞クラスがほぼいない。
面白いのでStar Of Winsに注目するが、MostahdafやSir Buskerあたりが何とかするしかないのではないか。
■Byline: Muhaarar - Lauren Louise by Tagula
6歳馬。現在はバーレーン所属。芝マイルを主戦場としており、近走で2000mまでは出走経験を積んだ。2100mではやや長いと思われる。
■Castle: Frankel - Plumania by Anabaa
6歳馬。11戦5勝。去年まではWertheimerが所有するフランス調教馬で、出走はローカルな競馬場が中心で、たまにパリに出てきてもListedで歯が立たないというレベルだった。
今年になってサウジアラビアに移籍し、初戦のKing Saud Cupはダメだったが、前走はNeom Turf Cupの前哨戦となるMiddle Distance Turf Qualifierを勝利した。
■Dubai Future: Dubawi - Anjaz by Street Cry
7歳馬。Godolphinが送り込んできたが、UAEでもListed勝ちまでしかなく、重賞では前走のG2 Al Rashidiyaで2着程度の実績。
■Eagle's Flight: Gleneagles - Love Excelling by Polish Precedent
6歳馬。Gleneaglesの初年度産駒がもう6歳ということに衝撃のあまり気を失う。2022年からサウジアラビアで出走。
■Flying Visit: Pride Of Dubai - Fionnuar by Teofilo
5歳馬。去年からサウジアラビア所属でNeom Turf Cupにも出走していて6着。
■Missed The Cut: Quality Road - Beauly by Sea The Stars
4歳馬。イギリス馬でListed勝ちはLingfieldのオールウェザー。
■Mostahdaf: Frankel - Handassa by Dubawi
5歳馬。Gosden厩舎。イギリスでG3を3勝しており、今年のメンバーでは上位。
■Peter The Great: New Approach - Palitana by Giant's Causeway
5歳馬。Gosden厩舎の2頭目。Mostahdafに比べると実績で劣る。
■Sir Busker: Sir Prancealot - Street Kitty by Tiger Hill
7歳馬。もとはハンディキャップホースだったが、一昨年くらいから重賞路線に出てくるようになった。去年はドバイ遠征でそこそこの結果を出し、その後YorkのG2を勝っている。
馬名のせいでウイスキーに手が伸びる。
■Star Of Wins: Sea The Stars - Nina's Terz by Tertullian
6歳馬。2021年からサウジアラビアで出走しているが、去年はほぼ出られていない。
最近一部でポイントのMiswakiクロス…というかUrban Sea≒Tertullianで2×2という強烈な配合要素を持つ。ボトムラインもNext Ginaの4-rというドイツ血統であり嵌ればよかったのだろうが、ここまでの戦歴を顧みるとそうはならなかったと言える。
■White Moonlight: Medaglia D'Oro - Fitful Skies by Dubawi
6歳馬。Godolphin所有でMeydanで仕上げて前走はG2のCape Verdiで2着。ちなみにこのレース、1着が同じGodolphinのWith The Moonlightでややこしい。なおCape Verdiでは調教師がSaeed Bin Suroorだが、サウジの登録ではCharlie Applebyとなっており、Godolphin内での序列が上がったように思われる。