今年のレースは欧州勢優位で、長期のブランク明けからSubjectivistが復帰戦を飾るか、Sisfahanがステイヤー化するのかといったところが見どころ。
■Subjectivist: Teofilo - Reckoning by Danehill Dancer
6歳馬。2021年のAscot Gold Cupを勝ったステイヤーがようやく帰ってくる。Ascot Gold Cup後に負傷してその後は年内全休し、2022年は早々に全休することが発表されていた。4歳で路線のヒーローになったのにその後は出走できないまま6歳になってしまったが、ステイヤーならまだこれからの年齢であり、今後の長距離路線を牽引してもらうためにも復帰戦をうまくこなしてほしいもの。
■Trawlerman: Golden Horn - Tidespring by Monsun
5歳馬。Godolphinのステイヤー。去年の後半に台頭し最後にBritish Champions Long Distance Cupで3着に入った。
■Enemy: Muhaarar - Prudenzia by Dansili
6歳馬。イギリス調教馬だが、ドバイで一叩きしてからの出走というローテーションを組んできた。2マイルはこなせていない感じで3000mはギリギリのところか。
■Al Qareem: Awtaad - Moqla by Teofilo
4歳馬。G2 Prix Chaudeney勝ちから挑んだRoyal-Oakは5着に終わっている。
■Big Call: Animal Kingdom - Prettypriceygirl by Scat Daddy
6歳馬。アイルランドでのデビューから香港にわたってフランスのローカルにたどり着いた変わり種。去年になって距離を延ばして活路を開いたステイヤーでG3 Prix Gladiateurを勝った。去年はスペインのMadrid遠征までしている。
■Get Shirty: Teofilo - Soccer Mom by Monsun
7歳馬。フランスで実績を挙げてイギリスに移ったステイヤーだが、イギリスではハンデキャップ戦止まり。ドバイからの臨戦となる。
■Silver Sonic: Orfevre - Air Thule by Tony Bin
7歳馬。年末のステイヤーズS勝ちからの遠征となる。
■Sisfahan: Isfahan - Kendalee by Kendergent
5歳馬。ドイツダービー馬で、去年はイタリアに遠征し、Gran Premio Jockey Clubを勝った。クラシックディスタンスの馬でエクステンドの距離に出走するのは今回が初めてとなる。
■My Frankel: Frankel - My Special J's by Harlan's Holiday
6歳馬。サウジアラビア調教馬。ローカルのG1ではKing Abdul Aziz Racetrack ChampionshipとThe Crown Prince Cupで2勝しているが、前走のCustodian Of The Two Holy Mosques Cupでは11着に大敗し、長距離戦に回ってきた。サウジアラビアでの芝戦は移籍初戦に走ったのみで8着だった。この時の勝ち馬はNeom Turfに出走予定のStar Of Winsである。
■Nate The Great: Nathaniel - Theladyinquestion by Dubawi
7歳馬。2マイル前後で活躍するイギリスのステイヤー。
■Echt: Rulership - Hela by Deep Impact
6歳馬。前走はG2アメリカジョッキークラブカップを2着。2600mで勝った実績はあるが、中距離馬であるように思う。長距離に対応できるのなら今後の展望が変わってくるということなのかな。
■Master Gatsby: The Grey Gatsby - Moonee Valley by Aqlaam
4歳馬。フランスでG3勝ちがあるが、今年になってサウジアラビア調教となっている。移籍初戦がCustodian Of The Two Holy Mosques Cupで9着。芝長距離に回ってきた。
■Pin Your Hopes: Rock Of Gibraltar - Izola by Beat Hollow
6歳馬。イギリスのハンデキャップ戦を主に走っていて、去年からサウジアラビアに移籍している。どういうわけか、サウジアラビアジョッキークラブでは母名がLzolaになってしまっている。