Royal Ascot

Gold Cup - Rite Of Passage

G1 芝20F。
勝ったのはGiant's Causeway産駒の6歳馬Rite Of Passage。Age Of Aquariusにクビ差でした。3着はPurple Moon。人気のAskは大きく離れた5着に終わっています。20Fは長かったんだろうなあ。
Rite Of Passageは父Giant's Causeway、母Dahlia's Krissy、その父Kris S.。母の名で判るとおりDahliaのファミリー。血統は超一流であり、Giant's Causeway産駒となれば平地でガンガン走るだろうところが、ジャンパー。レーポのデータでは通算10戦7勝なのだけど、その内7戦がジャンプレースとなっています。Irish National Huntでデビューして、その後ハードルレースに転じています。ここまでの平地戦はそのハードル挑戦前の調整かMaidenとPremier Handicapに出走して楽勝していたようです。National HuntでもHurdleでもCheltenhamのG1に駒を進めて人気を集めますが、勝ちにはいたらず。National HuntにHurdleってことなんで走力は十分なんだろうし、これで平地戦3戦全勝になるんだけど、なんだろねこりゃ。

Ribblesdale S - Hibaayeb

G2 3歳牝馬限定芝12F。
Saint-AlaryでSarafinaの3着に負けてきたHibaayebがここを快勝。父Singspiel、母Lady Zonda、その父Lion Cavern。G1はFillies Mile以来の2勝目。牝系を遡ればMumtaz Begumではあるのだけど、この血統で距離が延びて良いとは考えにくいだけに、Sarafinaが抜けて強いのか、この娘が漸く本調子になりつつあると言うことなのかどっちだろう。

Norfolk S - Approve

G2 2歳限定芝5F。

Coronation S - Lillie Langtry

G1 3歳牝馬限定芝8F。
ある程度メンバーが固定されている牡馬マイルとは違って牝馬マイルはまだ判らないといったところ。勝ったLillie Langtryは父Danehill Dancer、母Hoity Toity、その父Darshaan。前走はIrish 1000 Guineasで5着。そこでDanehill Dancer使っちゃうのかという感じはある。近親はGreat Commotionが出ている程度ではあるけど。

King Edward VII S - Moterosso

G2 3歳限定芝12F。
Epsomでペースメイカーながら2着に残ったAt First Sightが出走してきて注目されましたが、結果は4着に終わり、勝ったのはMonterosso。父Dubawi、母Porto Roca、その父Barathea。母Porto Rocaはオーストラリア産馬でCoolmore Classicを勝っている。繁殖としてイギリスに連れて行かれていたよう。そこでDubawiを付けたらいきなり活躍馬が出たといったところか。とはいえ、それまでに付けていた種牡馬シャトルだし、父もBaratheaでオーストラリアっぽさが無い。累代にはLoosen Upとかいるのですけどね。
At First Sightは本気になってMurtaghを乗せたらこのザマ。Heffernan乗せときゃ良いじゃん的な。

Albany S - Memory

G3 2歳牝馬限定芝6F。
またHannon。父Danehill Dancerなんで特に面白みは無いけど。

Queen's Vase - Mikhail Glinka

G3 3歳限定芝16F。
長距離になった途端にGalileoワンツーが決まる。

Golden Jubilee S - Starspangledbanner

G1 芝6F。
そういえばGlobal Sprint Challengeなんてあったねと今更思い出す。

Hardwicke S - Harbinger

G2 芝12F。
Harbingerは今年重賞を3連勝。前走のOrmonde SではAge Of Aquariusを下しているし、直にG1挑戦となるかな。
父Dansili、母Penang Pearl、その父Beringの4歳馬で通算8戦5勝。