コミックREX 7月号

もう近所の書店ではほぼ見かけなくなってしまったので、何とか今ある場所で買い支えておかないといけない事態のようです。あれもこれも終わってしまってどうしようというところでもありながら、まだまだ読む作品が残っているというのは驚くかな。今月3作品終了となってとりあえず落ち着くのかな。編集部の中が大きく変わったということなんだろうなあ。
S4サバイバーは失敗だったと思いますね。

ノイン 2巻 / 村崎久都 / REX

ということで最近のREXで終わっちゃった作品の一つ。三角関係がはまってきてここからラブコメとして面白くなりそうなところだっただけに残念至極。ほとんどの設定を謎のままに残して唐突に終わったという印象はこうして単行本にまとまった物を読んでも変わりませんでした。むしろ、この単行本の総項数を見て、急に終わらせたという印象が強くなりました。いや、打ち切りにしても急だなと。事実、途中で掲載された番外編的な日常の話がカットされていて、一方ページの都合かこれっくすに掲載されたショートの番外編は収録されています。アンバランスすぎます。
序盤と比べると表情の変化が豊かになったノインの豹変。宮杜と真上の奮戦とそこでのノインの変化とを見せて置いてそのまま終わるなよという気持ちは強い。アクションシーンは無駄な台詞がなく、スピード感がある展開で好きだったんだけどなあ。
最後は読者の想像力に全部投げてしまったかなあ。コミックの帯に作品中に明示されてない設定を持ち出すのはどうなのよ。マーナガルムとかは謎の存在のままだし、そもそも主人公の過去など意味ありげに示された情報がそのまま補足されずに終わってしまったのですよね。村崎久都さんの次に期待しますが、もしあるとしてそれはREXではないのでしょうね。
最後に、誰がなんと言おうと宮杜はCV釘宮です。異論は認めないよ。