Kenilworth

そろそろ復帰する。

Queen's Plate - Pocket Power

G1 1600m
Pocket Powerの四連覇にて幕。今シーズンは前走のListed Pinnacle Plateが復帰戦でBig City Lifeを0.75馬身差の2着と下しています。相変わらずKenilworthでは無敵でしょうな。このレースではKapilが出走してきましたが、Big City Life共々太刀打ちできません。2着がKapilで3着がBig City LifeとFabianiの同着。Big City Lifeは昨シーズンのDurban JulyでPocket Powerを下しましたが、定量重量戦ともなればこの状況。Kapilに0.75、Big City Lifeに1.25の差を付けて前哨戦をクリアしています。本番はいよいよ次のJ&B Metという事になりますか。
Pocket Powerは現在7歳、Kenilworthでは1200mを勝てませんが、それより長い距離ではまだ無敗。J&B MetではTurffonteinで弱い者いじめの連勝をしているSmart Bankerやこの日のPaddock Sの上位が回ってくるならとなるか。
Kapilは今シーズンKenilworthで3戦をこなしています。初戦のG2のMerchantsでは久しぶりの勝利を挙げて、前走がG2のDiadem Sで5着。距離はどちらも1200mでした。といったあたりこちらも7歳になる今シーズンも順調に調整されているのですが、Pocket Powerを相手にするとどうにも出来ません。
Big City LifeはDurban July後休養してPocket Powerと同じくPinnacle Plateから復帰しましたが、これで2戦続けてPocket Powerに敗北しました。Kapilに先着を許すあたりがまだまだか。
このBig City Lifeと同着で3着に入ったFabianiはModel Man産駒の4歳セン馬で11月のGreen Point SでSparkling Gemを下した実績があります。これからの馬とは思われます。マイルを中心に使われていますが、Winter Derbyで2着の実績もあるので、2000mくらいで活躍できるようになると面白いのではと。
Champions Cupを勝ったIvory Trailも出走していましたが、6着に敗北。

Paddock - Mother Russia

牝馬限定G1 1800m
勝ったMother RussiaのMike de Kock師がG1でこんなにペースが遅いレースは見たことがなく不安だったと語るように直線だけの勝負になりましたが、Mother Russiaは直線に向いて直ぐに先頭に出るとSparkling Gem、River Jetezの追撃を問題にしませんでした。Sparkling Gemは序盤にレースを引っ張れず道中からMother Russiaと同じ位置から勝負してしまったのが敗因ですかね。
現在南アフリカ牝馬3強はMother Russia、Sparkling Gemの4歳馬とPocket Powerの一つ下の全妹River Jetezとなります。この中ではGold Bracelet、Ipi Tombe Challengeを勝っているMother Russiaがやや抜けつつあるかという状況で、ここでもSparkling GemとRiver Jetezを2着、3着に下して、今月末のJ&B Metに挑戦する方向で検討されているようです。Sparkling GemとRiver JetezはMajorca S出走が有力です。