Deauville

Prix Morny - Arcano

5頭のレースで着差でShort Neck、Neck、Neck、Headというなかなか見応えのある決勝写真が出てきて面白いレースでした。とはいえ、イギリスで2戦してどちらも圧勝という実績でフランスに乗り込んできたCanford Cliffs、3着に敗れるの巻。
勝ったArcanoは前走NewmarketのJuly Sを勝っていた馬で、これで3戦全勝としました。Canford Cliffsのような派手な勝ち方を見せているわけではありませんが、デビュー戦から下した相手がShowcastingではあるし、骨っぽい勝負をしてきたという意味ではCanford Cliffsを上回っていたか。
2着はRobert Papinを勝っているフランス馬Special Duty。4着はBoisを勝ったDolled Up、5着がCabourgを勝ったZanzibari。出走5頭がいずれも重賞勝ちのある馬だったということを考えるとメンバーの充実したレースだったといえるのではないかな。

Prix Jean Romanet - Alpine Rose

GIになっていた。牝馬限定の2000m。この時期になって出走条件が4歳上だし、こんなレースまでGIにしてしまって良いのか的な。
勝ったAlpine RoseはLinamix産駒の4歳馬で前走はGP Saint-Cloudで2着に入る実力を見せていたため、ここは順当といったところだろう。短頭差2着にはLady Marianが入っている。

Prix de la Nonette - Charity Belle

1着がEmpire Maker産駒、2着がEl Prado産駒ってどこの国のレースなのかと言いたくなるところはあるかな。Charity Belleは母父もA.P. Indyとどう考えてもアメリカで走ってろよとしか。とりあえず4戦2勝で重賞初勝利。オーナーはPrincess Haya。Gosden厩舎所属。
2着のArticle RareはSadler's Wells≒Nureyevの形。Dayton生産のEcurie Wildenstein名義。当然Lellouche厩舎。Saint-Alaryで2着のあの馬。母Action Francaise。
人気のTamazirteは最下位の6着。そろそろDanehill Dancerの賞味期限は切れたかという気がしなくもなく。勝ち馬から3馬身も離されていないんだから着順ほど悪いとは言えないんだけどねえ。でもGIIIでこの結果よとも思うわけで。