Belmont

Ogden Phipps - Seattle Smooth

ドバイの殿下がMusic Note、Seventh Street、Sea Chanterの3頭を遠慮なしにぶっ込んだ7頭立て。当然ながらそのカップリングが1番人気、中でもBelmontで強いMusic Noteというところはあったかと思われる。でも、やり過ぎ。Churchill DownsでもGIIだけど牝馬戦やってるのにねえ。一応Sea ChanterはDarley名義でPletcher厩舎なんだからぶつけてきてもとは思うが、Music NoteとSeventh Streetはねえ。
しかし結果はSeattle Smoothが5連勝を決めてGIを持っていくのだから面白い。レースを作ったのはSeventh Streetだが、これは内にいた人気薄My Dinahに絡まれていた。そうして3コーナーではSea ChanterとMusic Noteがやってきて外を固め、これら4頭の後ろにSeattle Smoothが付けて隙を窺う形。直線の入り口でSeattle SmoothはSeventh StreetとMusic Noteの間に割り込み進路を確保。一方Music Noteはそのタイミングで遅れて脱落し、Sea Chanterが外から伸びるが、Seventh Street、Seattle Smoothにはやや差を付けられてしまう。Seattle Smoothは悠々Seventh Streetを交わして1馬身1/4差の勝利。3着Sea Chanter、4着My Dinah、5着Music Noteという結果となった。
Seattle SmoothはQuiet American産駒の4歳馬でハンデ121ポンドを背負ってこれなら文句なしの結果。次はSaratogaのGo For Wand Hが目標。
Seventh Streetは23.45-22.91-23.60-25.44-6.73という前半のラップがやや速すぎたと言えるか。Music NoteはBC以来の久しぶりでトップハンデ122ポンドだが、ちょっとこの結果は不満。