Churchill Downs

Stephen Foster - Macho Again

ダートの北米古馬は駒不足という印象が強い出走メンバーで、いつの間にやらダートでも大将格を背負うことになったEinsteinが一番人気で、続くのがせいぜいGIIIレベルのResearcherとかNad Al Sheba専用機Asiatic Boyとかなんじゃそれ。
後方待機から3コーナーで早めに仕掛けたMacho Againが直線に向いて先頭で、後から追い上げてきたAsiatic BoyとEinsteinを押さえ込みました。結果的にEinsteinやAsiatic Boyはやや仕掛けが遅れたということになりますし、Macho Againの117ポンドのハンデもかなり恵まれていたとは言えます。まあ、勝ち馬が122ポンドを背負っていたFleur de Lisよりもわずかに遅い勝ち時計ってのはどうにも評価できない要因でもあるのですが。

Fleur de Lis - Miss Isella

前走Louisville Distaffを勝っていたMiss Isellaが連勝。逃げたのはDistinctive Proで、その外にSanta TeresitaとSwift Temperが付け、Miss IsellaはDistinctive Proの後ろ。4コーナー出口でMiss IsellaはDistinctive Proの内をこじ開けて前に出ると、迫るSwift Temperとの叩き合いに勝利。Calvin Borelの得意技だが、今回は内を閉じられかけて危なかった。それでも内埒とDistinctive Proに挟まれながらも前に持ってくるのが腕なんだろうけど。

Jefferson C - Florentino

来たよ、オイ。
芝9FのGIIはFlorentinoの逃げ切り。ペースは速くないがEl Crespo相手に付けいらせずに逃げ切ってみせたのだから上出来だろう。
Florentinoは父Swept Overboard、母Mast Be Loved、Northern Farm生産の日本産馬。2006年のセレクトセールに上場されてDarley Japanに1.4億円で落札されていた。通算8戦3勝。前走はKeenelandの芝GIII Transylvania Sを3着だった。
ところでJRHAの日本語サイト上ではセール出身馬の重賞成績が3着までフォローされているのだけれども、中央/地方のカテゴリーしか無いためかFlorentinoは掲載されていません。英語版だとGIII程度は勝たなければ載せてもらえないようなので、この勝利でフォローされるかどうかといったところか。ま、今にいたって競走馬名、所属厩舎の情報すら記入されていないのでは無理なのかねという気もしますが。