気でも狂ったか、レーポ様

何気に先週のヴィクトリアマイルの結果をRacing Postで出してみて驚きました。
Victoria Mile (Group 1) (Fillies & Mares) (Turf)
Racing PostはRacing Post Ratingというものを付けていて、日本のレースでも重賞くらいならほぼこのRPRを持っています。で、ヴィクトリアマイルは時計が良い7馬身差となればレーティング面では有利だろうけど、一方で2着以下はやや微妙な面子でもあったんですよね。実際、ブラボーデイジーには107しか付けてないし、1馬身差をレートで2つけると仮定したら121でこれは従来のウオッカの持ちレートとなって落としどころはそんなものではと納得の数字でしょう。2着以下はこのブラボーデイジーの107を基準にほぼそうなっています。
それがこのレースのウオッカには124とか出てきました。この数字はOuija Boardのベストレートですといえば凄さが分かるでしょうか。尤もOuija Boardはそれをコンスタントにたたき出すから化け物なんですが、あちらのトップクラスの牝馬はこの近辺に収まります。Zarkavaとなるとぶっ飛んで129と付きますが、他だとPride(126)、Goldikova(125)、Soviet Song(124)、Darjina(124)、Alexander Goldrun(123)、Russian Rhythm(123)、Attraction(123)、Peeress(122)です。Prideは凱旋門賞2着ですし、GoldikovaはBC Mileに対して与えられているわけで、牝馬限定戦で124って鬼まった数字です。凱旋門賞を抜きにするとZarkavaはDianeで124、Prideは牡馬相手のいくつかのレースで123を得ています。DajinaはRamontiに勝ったレース。Soviet Songは124をAttractionとAlexander Goldrunを沈めたレースでそれぞれ貰っています。そしてAttractionとAlexander GoldrunがどちらもSoviet Songに1だけ及ばないという辺りにRPRの絶妙さを見たりするわけですが。
RPRは結構メリハリを付けて出している印象もあるので、そこで今回はプラスアルファが乗ったのでしょうが、それにしてもヴィクトリアマイルでそんな数字を付けちゃうか。とりあえず今後はPrideの126を超える程度を目標にしてもらおうか。今のVodkaならクリア出来るんじゃないかと。海外遠征があまり良くないのがもったいないなあとは思うものの、マイルからミドルでわざわざ狙いに行かなければならないようなレースってのはないんだよね。2400でもっと強ければ凱旋門行けってことになるかなとは思うけど。