Stallionsから二題

King Cugat

北米に続いてオーストラリアでも都落ち
King Cugat On The Move - Stallions
ということで、今年のシャトル先はオーストラリアの馬産の中心であるNSW州ではなくVictoria州。結局オーストラリアでもDevil Moon一頭が活躍しただけになっているので仕方なしか。Seaside RetreatがGIを勝てない北米よりマシかとは思うし、まだシャトルされるだけの期待はあるということではあるし。

Myboycharlie

オーストラリアのVinery Studで種牡馬入り。
Myboycharlie To Stand At Vinery - Stallions
まだ4歳なんですが、2歳だけだったということもあって既に過去の馬的な印象があります。Fallonが二度目の薬物陽性を喰らったときのPrix Mornyで乗っていた馬として記憶に残る馬ではありますが。
結局のところ、Stallionsの記事中でPrix MornyをフランスのGolden Slipperと書いちゃうように、オーストラリアの生産界が好む現役実績というのはあるのでしょう。Blushing GroomIrish RiverMachiavellianZafonicとPrix Mornyを勝った名種牡馬の名が出ていますが、連中はそれで終わりな競走馬じゃなかったぞとは言いたいところ。ギニークラスを勝つ(Blushing GroomIrish RiverZafonic)か勝負しにいけるレベル(Machiavellian)ではあったんだから。
近親にSnowlandとかFravashiとかが出てオーストラリアに縁のあるファミリーであるし、Danehillの直系というところからの導入ですかね。Danehillの3×3くらいを作りに行くにはこういう血統の方が使い易いのだろうし、Danetimeの代わりが欲しいのもあるだろうけど。でも、この現役成績で種付け料14300AUSドルは高くねえか。