Nad Al Sheba: Internatinal Racing Carnival

日本からだと基本的にこの開催そのものを目指して遠征する価値は無いと思うのです。レースの格にしろ賞金にしろ。だからWorld Cup Dayのための調整程度の意味ならまだしも、シーズンオフの無い日本や北米からこの開催のレースを取りに行くというのはあり得ない選択程度の認識で。欧州馬はこの時期シーズンオフだけどもあっちの馬はしっかり休ませたいだろうし、結果二戦級がステップアップを目指す程度にしかならないですよ。オセアニアからも同じように自国のレースを捨てて遠征する価値はありません。シーズンオフは地元に馬を引き上げて調整しているbin Suroor厩舎ですけれども、ここもトップホースをほいほい出走させるわけでもなく、結果として主役は地元調教馬と南アメリカおよび南アフリカからの遠征馬となります。ここで良いレースを見せれば、良い値段で購入してもらえる可能性がありますし本気の勝負モード。こんなのと同じレースで走るのは割に合わないでしょ。
まだ最終プレップでもないので特にそういった状況。

UAE 1000 Guineas - So Shiny

余裕の3馬身差完勝。So ShinyはStrikingのファミリー出身で北米血統。この一連の開催が終わったら北米に行くと良いんじゃないかな。
アースリヴィングが2着に入っていますが、リステッドでしかないレースだし、かなり力の差があるように思われ、これでUAE Oaksと言われても厳しいなとしか。

Challenge Round 2 - My Indy

My IndyがChallenge Roundを連勝。2着Happy Boy、3着Asiatic Boyと上位の面子は揃っているし、ここは素直にMy Indyを評価すべきか。とはいえDWCに出るならもう一つ上に行かないとダメでしょう。Asiatic Boyも勝負に出ての3着なら上々なんだけど、どうにも評価先行なイメージが抜けてなくて。

Cape Verdi - Deem

これで4戦全勝。父はDalakhani。このレースだけだと何とも言えない。
それにしてもIndygo Shiner大暴れ。ちなみにアルゼンチンで4頭のGI馬を出しましたが、そのうちMiss Match、Garatero、Mi Amiguitoの3頭が母父にSouthern Haloを抱えています。残るTecla ShinerはCameo Type。向こうの血統的な流行りもあるんでしょうが、なかなかとんでもないことになっています。そしてMy IndyもSo Shinyも母父はSouthern Halo。シャレにならん、というか何ぞ?コレw。
Indygo Shinerは今シーズンシャトルされて北米での種付けを行いますが、母NavarraがToussaudの全妹という血統的なバックグラウンドがあるので、種付け料と相まって相当な人気を得るのではなかろうかと。