Belmont

恒例の2歳戦が二つとおまけ。

Champagne - Vineyard Haven

A.P. Cardinalの内に並んでレースをリードしたVineyard Havenが3コーナーから後続を突き放し、2着Munningsに5馬身3/4差をつける圧勝でした。これは強いレースでした。ところがVineyard Havenは父Lido Palaceのフロリダ産馬という辺りで見切られた部分があったのかBCへの登録がありません。Lido Palaceの種牡馬登録自体はあるのでBC Juvenileへの追加登録は18万ドルで済むのですが、オーナーの一人でもあるFrankel師はBCに行かせるつもりは無いとのこと。Hollywood Futurityを走ろうと考えているようです。BC Juvenileの出走権利は取っているので、共同所有のパートナーは追加登録するつもりがあるみたいで協議するんじゃないですかね。登録費用はこのレースの賞金で賄えますし。
Hopuful Sに続いてMunningsやCribnoteを下して文句なしに東海岸のトップ。ハイペースを作って最後は止まりながらも押し切るレースが出来るのは利点だと思います。他地区に抜けて強い馬がいないだけに、Vineyard Havenはこの勝利で2歳牡馬の中ではちょっと抜け出したかという存在になっただけにBCに出ないとなれば惜しい面もあります。

Frizette - Sky Diva

コーナーで内から進出して、出口で外に出すとそのまま直線で伸びて圧勝。デビュー戦圧勝で注目された1戦1勝馬でしたが、GIでも通用しました。前半のペースが速く、直線はどの馬も脚が無くなっているのですが、勝ち方は鮮やかでした。こっちはStardom Boundと勝負しなければならないので、メンバーがちょっと軽いこのレースを圧勝しただけで高い評価をするのはためらいますが、それにしてもSky MesaまでGI勝たせちゃうかよ。デビュー戦圧勝でそのままGIに通用したり、コーナーから前に行って決めてしまうレース振りといいこの馬もまたA.P. Indyらしい馬ですよ。これがBC Juvenile FilliesでStardom Boundと勝負するというのはwktkが止まりません。Stardom Boundの方が極端なレースをしているので足下を掬うことも出来るのではないかなと。

Jamaica - Court Vision

芝馬だったのか。全兄がKiplingだからそれで変ということもないんですけどね。内外で離れていましたがGio Pontiとの勝負を制して差しきったのは評価して良さそうです。