Royal Ascot

先週体調を崩していて週末でようやく持ち直したかなと思っていたら、火曜日の出張後にぶり返しました。Royal Ascotをすらろくにチェキできておりません。
初日。

Queen Anne - Haradasun

Haradasunの引退間際の挑戦が実を結んだ。これは今後アイルランドシャトルされる際に大きなポイントとなるのだろう。そして届ききらずにアタマ差のDarjinaに2着病の疑いありw。3着のFinsceal Beo共々悪くないレースではあるんだけど、ちょっと結果がといったところはあるか。

St. James Palace - Henrythenavigator

これでマイルのGIを3連勝。今回は馬場を理由にRio de la Plataが回避しましたし、条件に恵まれている印象もあるにはあるが、3歳のマイルでは敵がないという状況にはなったか。一気に抜け出す瞬発力の凄みはあるかなと。マイルだけを走らせておくには惜しいので、古馬戦をクリアしてからで良いので、10Fに挑戦してもらえたら。
Raven's PassもHenrythenavigatorに迫ってきたのは評価できるとは思われる。Newmarketでの差を考えると良く詰めてきてるなと。硬い馬場が向いてそうなところはあるにしても。一方Falcoはちょっと意外に大きく負けたか。

King's Stand - Equiano

スペイン調教馬がTakeover Targetを屠る。スタンド側を走って逃げ切った形。Equianoは3歳馬。M. Delcher Sanchez師はスペインの調教師。Racing Postのデータを見てると、フランス産馬で、デビューからしばらくスペインで出走して、何らかの手応えを感じたかMaisons-Laffitteに遠征。今年もフランスでキャリアを積んで前走が、Gros-CheneでMarchand d'Orに1/4差の2着ってんなら悪くない馬でしょう。
そしてTakeover Targetも凄いわな。

Coventry - Art Connoisseur

良血馬の勝利。3戦全勝。父にとっても母にとっても初年度というあたりで先を読みにくいが、距離をこなせる母系ではあるし、父と母の競争実績だけで短距離とは言いかねるかなと。
二日目。

Prince of Wales's - Duke of Marmalade

こちらも三連勝。4馬身差で圧勝し中距離だとかなり強いという印象を持った。2着はPhoenix Tower。これからの馬ではあると思う。Pressingは4着と相変わらずだなとしかいえない結果に。Sixties Iconは最下位に沈んでいる。

Windsor Forest - Sabana Perdida

先行して抜け出したSabana Perdidaが、中団から先に先頭に出たHeaven Sentを差した。A. de Royer-Dupre師の管理馬でDarjinaが惜しい結果だっただけに、こっちは良かったという話になる。Heaven Sentも悪くないレース立ったとは思う。3着がGrecian Dancer、4着Majestic Roi。Majestic Roiはこれが復活の兆しなら良いかなと。

Queen Mary - Langs Lash

Jersey - Aqlaam

どっちもいまいちピンとこないなぁ。
三日目。

Gold Cup - Yeats

Yeatsが新星Coastal Pathらを相手に貫禄を見せる三連覇。今年も2着がGordielandだが、着差が5馬身差に開いた。Yeatsが3歳でEpsom出走を断念に追い込まれる前はこういう現役生活を送るとは想像できなかったし、復帰してきてCoronation Cを勝ったときはクラシックディスタンスで存在感を持つんだろうと思ったものですが…。ま、この手の長距離専念で頑張る馬ってのはイギリスのファンの心を惹き付けて止まないのだなぁという感じもあり。

Ribblesdale - Michita

Epsom Oaksでは7着だったMichitaが快勝。Dynaformer産駒で母父がStorm Cat、北米タイプの芝牝系の出身であり、硬めの馬場が向いたところはあるだろう。2着はArthur's Girl。近親にInchinorが出ている。今年何故か好調なHernando産駒。前走で勝ち上がったばかりにしては一桁台のオッズと人気になっていた感じもありつつ、今更出走メンバーを確認したらこんなものかとも思った。しかしキャメロットの女中の娘がアーサーの少女とは意味深なネーミングですな(エロゲ脳

Norfolk - South Central

デビュー戦を13馬身差で圧勝していたSouth CentralがSpin Cycleの追い込みを抑えた。
四日目

Coronation S - Lush Lashes

終わってみればOaksでちょっと負けたLush LashesがInfallibleに3馬身1/4差をつける快勝という結果。Galileoは凄いなぁとしか言い様がありません。ただ、3歳牝馬は英も仏もギニー馬が距離を延ばして成功していて、愛ギニー馬が出走せずとここはやや軽いメンバーであったのも事実。

King Edward VII - Campanologist

良血の底力を見る思い。Kingmambo X Sadler's Wells X Glorious Songという血統馬。何というかえげつない血統ですよね。母の半兄がSingspielなんだし、ある程度Sadler's Wellsとの相性が保証された牝系に、サドマンボにしてるわけで。Bronze Cannonに注目してたけどやっぱりダメだった模様。

Queen's Vase - Patkai

Indian Ridge産駒をこんなところで何故人気にするのだろうと思っていたら、母がGreek DanceとかIslingtonの全妹じゃねぇか。というかそれならむしろなんでこっち走ってるのかと…

Albany - Cuis Ghaire

Galileo産駒。これで3戦全勝。Galileoが母父Danehillで成功するとなると手が付けられなくなる予感。