Pradoっすか

Belmont SでのCasino Driveの鞍上はEdgar S. Pradoに決定とのこと。1972先生の妄想が実現したということになりますか。
ということで軽くEdgar S. Pradoについて。ここを見れば大抵載ってますし、ワールドスーパージョッキーズシリーズの常連と化してますので今更ですが。
ペルーのリマ市出身で父は調教師、兄も騎手という競馬一家に生まれる。1983年にペルーで騎手としてデビューし、見習い騎手リーディングを獲得すると、1986年にフロリダのM. Azpurua厩舎の専属として招かれた。1997年は北米史上4人目の年間500勝を達成し、そこから3年連続で北米最多勝利騎手となった。1999年に本拠地をニューヨークに移すと騎乗馬の質が上がり、トップジョッキーの一員となった。GIクラスで実績を積み上げるのは2000年以降のこと。今年は通算6000勝を達成し、殿堂入りを果たしている。現在の北米を代表する騎手の一人。
現役トップを5人挙げろと言われたら確実に入る騎手です。2002年から2006年は北米騎手リーディングで2位。2007年は怪我の影響もあって8位でした。2006年はリーディングを獲得したGarrett K. Gomezとの差が数十万ドルといったところでWSJSで来日して勝負を投げたとか言われたりも。
主な勝ち鞍はなんと言ってもBarbaroKentucky Derby。この他の三冠戦はどちらも三冠馬の誕生を阻止したSaravaとBirdstoneのBelmont Sで、Preakness Sは勝っていない。BCはSilver Train@Sprint、Folklore@Juvenile Fillies、Round Pond@Distaffの3勝。他に主戦を取った主な馬としては古馬になってからのLemon Drop Kid、Saint Liam、3歳のPeace Rulesなどが挙げられます。Saint Liamの主戦でしたが、最後のWoodward SとBC ClassicはBaileyに取られてしまいました。そういやSaint LiamはDutrow厩舎でしたな。
ま、今年の状況ならば先約等で拘束されていない有力騎手はほぼCasino Drive陣営にアピールを掛けてきていたと思いますし、選べる立場にあった陣営がその中で最良の選択をしたとはなりますか。