今年はメイショウサムソンやウオッカが参戦を表明していたので枠を押さえていたのか、関西テレビが凱旋門賞の中継をやってくれました。
まずは日本の馬が走らなくなったから中継を止めますとならなかったことに感謝したいですし、叶うならば来年以降も日本馬の出走の有無に関係なくこういった中継をしてほしいとは思います。
番組の構成はシンプルで、スタジオにはドリーム競馬の柳沼淳子さんと解説役に杉本清さんがいるだけで、現地レポートが秋山響さん。NHKがディープインパクト出走で大騒ぎしていた去年と比べるととても落ち着いていて、有力馬もAuthorized、Soldier of Fortune、Zambezi Sun、Dylan Thomasしか紹介されませんでしたが、それぞれ十分かなと思える内容でした。何より良かったのは本馬場入場からじっくりと中継されたことで、実況を担当された馬場鉄志さんはやや間を持たせるのに苦労しているようなところがありましたが、ゆっくり見ることができました。レースの実況は日本のレースとはやや勝手が違うのでペースが遅めと言われたときには馬場状態を考えたら速いだろうと突っ込んでしまいましたが、それ以上にメイショウサムソンがいたら、ウオッカがいたらという話が入ったのがちょっと不必要と思った部分です。他は総じて良い中継だったとは思われ、日本馬がいないほうが落ち着いた番組で見応えがあるよなあとすら。
生中継ではありませんでしたから、番組を見る前に既にYouTubeにアップロードされたレース映像を見ていました。ですが、解像度などを考えるとこうした中継はあってほしいと思います。YouTubeの映像だと分からなかった部分が分かりましたしね。本馬場入場も見られましたし、馬場さんの実況でレースを見ることができたというのも大きいのかな。最後に勝利騎手インタビューも流されましたし。欲を言えば1時間の枠でアンダーカードもレースだけでも流してほしいと思ったりもしますが。
