大阪行ってきた。
・ドロテア 4巻 / Cuvie / ドラゴンエイジ
発売日をすっかり忘れていたとはいえ、書店の新刊台のチェックを欠かしたことなど無かったはずで、見つからなかったという事はそういうことなんだろうなあと。地に足のついた世界観で展開される物語でどうしても地味なところはあるかなとは思います。中世欧州の世界観をベースにしたファンタジーってのは多くあるわけですが、ドロテアはファンタジーを持ち込まずに可能な限り史実に近く作られています。まあ、一人で地域の大国ザクセンを動かしてしまうようなドロテアはファンタジーに近いものもありますし、4巻にある殿戦もちょっと無理があるんで無いかなと思ったりするんですが、ドロテアに影響を与える事象と捕らえればどちらも物語の必要性の範囲内という感じではあります。最近の展開はドロテアとコンラートのそれぞれの信念の対立ではありますが、背後にはザクセンの勢力拡大を快く思わない勢力があるだろうなあと。まあ、スイス傭兵を投入出来るんだからフランス系の勢力でしょうねえ。ザクセン大公がフリードリヒ三世という時代ですし。ワルドー派の破門から300年ほどということも言われているので、フリードリヒ三世の治世前半といったところでしょう。
ひとひら 4巻 / 桐原いづみ / コミックハイ!
あんまり「無理です」ばかりを強調されるのもどうかとは思ったり。前半は佳代の決意を伝えられた麦の話。3巻の終わりからのこの展開はひとひらのクライマックスです。麦の性格を理解していないと、ちょっと受け付けない展開なのかもしれませんけど。後半では麦たちが2年生になり、ということは野乃さんらは高校を卒業して、新しい展開が始まっています。研究会で演劇の魅力を知った麦ですけど、やっぱり麦の性格からあっさりと演劇部に入ってというのはありえず、オリナルが不満に思う展開になってますけど、ここで演劇部の人物像がしっかり描かれましたし、麦も舞台に上がらなければならない状況になって、またこれからというつなぎの部分という印象もあるかな。
・君がくれたあの日 / 茅原実里
とらのあなで掛かってた曲。良いなあと思って買ってきた。名前を見ても長門有希の中の人という知識しかなかったです。こういう曲大好きだなあってところで。