Levin RC @Otaki

Levin Classic - We Can Say It Now

G1 3歳限定芝1600m。
1000ギニー馬King's Roseが出走せず、2000ギニー1000ギニーを3着、2着とまとめたTwilight Savingsもいないというメンバーになり、人気を集めたのは前走1000ギニーで4着のWe Can Say It Now、2番人気に2000ギニー馬Jimmy Chouxという形になった。やや冴えないレースではあった。
直線で外から抜け出したWe Can Say It Nowに対して大外を捲ってきたBlindingが迫るが脅威にならずと言ったところ。Jimmy Chouxは最後流した印象だが、最下位に終わっている。
We Can Say It Nowは父Starcraft、母We Can't Say Thatの牝馬。自身はオーストラリア産になるが、父も母もNZ産の血統であった。週末のCaptain Cook Sに出走する見込み。こちらでもG1馬が出てStarcraftにとってはようございました。

Turffontein

最近SA HorseracingにReviewが上がるの遅いんですよね。つーわけで、未だに27日分が出てこないので記事だけ読んで書いてしまう。

Summer Cup - Flirtation

G1 Standside芝2000m。
6頭出して牝馬でワンツー決めてくるのだからDe Kock調教師はさすがと言うべきか、勝つ馬間違ってるだろと言うべきか。最終的にキャリア4戦の3歳馬Peranaを一番人気にしちゃうあたりちょっと待てお前らとかは思ったり。
Peranaは軽斤量を活かして先頭で直線を向き、後続からまず仕掛けてきたWinters Night、Bulsara、Service Aceらを凌ぐも、AslanやMother Russiaには抗しきれず、さらにRudi Rocksも後ろから伸びてくる。Mother RussiaはAslanらを振り切り勝利を手にしたと思われたが、最後にFlirtationの急襲を受けて半馬身差の2着に終わった。
Flirtationは前走Turffonteinの牝馬限定G3 Yellowwood Hで59kを背負って勝っていたが、実績はそれくらいでキャリア7戦、3歳での戦績から考えると斤量差はあったがこれでMother Russiaを下すのは意外だった。休養を挟んで古馬で本格化したと言って良いのかも知れない。父はSilvano。3着Rudi Rocks、4着Aslanの父もSilvanoで、いきなりえらいことになってるな。
一方Mother Russiaはまたやっちゃったと。牝馬限定戦ながらRiver JetezやSparkling Gem、Emblem Of Libertyを相手に立ち回りG1を3勝し、牡馬混合のG1でも2着に入る実績があるのだが、甘さが出てしまった。ややギリギリの2000mの距離が一番の原因で、Kevin Sheaも追い始めるのを我慢して残り300mで行ったが、最後まで凌ぎきれなかった。
去年の勝ち馬Aslanはその後散々な結果でここでも相手にされていなかったが、この条件が嵌るのだろう。それでも斤量有利で、相手が軽かった去年と同じとは行かなかった。
Rudraは最後方から飛び込んできて5着。60kを背負っていた割にはよくやったと見えるが、Mother Russiaの前に霞む結果となった。得意条件で多少マシな結果になって良かったでは困る。
Pierre Jourdanは6着、初めて複勝圏を外し惨敗と言って良いだろう。古馬になってから今ひとつ振るわない。60kには考慮の余地があるが、Rudraに差されていては言い訳にならない。

Hollywood

恒例のThanksgiving開催でした。とりあえずこのレースだけは。

Matriarch S - Gypsy's Warning

G1 牝馬限定芝8F。
3歳のシーズン末に南アフリカから北米に移籍したGypsy's Warningがついに北米のG1タイトルを手に入れた。西海岸の芝牝馬は現状かなりレベルが落ちている印象があるが、Gypsy's Warningが勝ったことは嬉しいことだなあ。Mother Russiaなどの同期。
来年の春からTeam Valor所属の北米調教馬はTeam Valorが購入したMarylandにあるFair Hill Traning Centerを拠点とし、Graham Motion調教師が管理すると発表されています。

JRA Tokyo

Japan Cup - Rose Kingdom

G1 芝2400m。
今年は海外馬が8頭と数が揃っていたのだけど、どうにもその中に琴線に触れる馬がいなかったので、珍しく日本馬応援モードで見ていた。Rose Kingdomがいたからではあるのだが。
海外馬は前評判通りの散々な結果になっているが、これに懲りずにJRAには来年も8頭出走させるつもりでやって欲しいなあ。この結果でまた海外馬なんか要らないと言われてしまうのかも知れないが、手当たり次第何でもかんでも呼んでみたらその中からアタリが出る可能性は有るので。というかそういうのが面白いので。
で、Buena Vista降着。審議中はBSフジの中継でも映像が繰り返し流されたものの、その放送された角度で見る限りは降着まではない印象だったけど、パトロールで正面から見せられると降着になってもしゃあないねという感じに見た。内から寄せていったというかふらついて進路が安定しなかったVictoire Pisaとかにも責任のかなりの部分がありそうだが、Buena Vistaが最後にRose Kingdomの進路を閉じる形になっていたし、そこで明らかにRose Kingdomがブレーキを掛けさせられてはいたわけで。なので微妙にBuena Vistaに責任が被せられた感はあるが、Rose Kingdomが2位入線したからには、焦点はその2頭になっちゃうか。しかし、Rose Kingdomはよく最後差したなあとも思う。Victoire Pisaが残していたらどんな審議になったんだろと。
この裁定が海外に比べて甘いという人は2009年のPrix Vermeilleでも見てくると良いですよ。