レーポより

キングジョージに出走を予定していたAuthorizedは今週調教に姿を見せなかったことから、キングジョージを回避するのではないかという見方が広まっている。ブックメイカーのオッズもDylan Thomasを一番人気としている。
GoodwoodのNassau SにはLight ShiftとPeeping Fawnの2頭のオークス馬が出走を予定。Speciosaも天候次第でNassauかAstarteを選ぶとしながらも、Nassau Sの方が良いという状況のよう。Nassau Sには他にMandeshaやNanninaも出走予定で、Glorious Goodwoodのハイライトということになりそう。
GP Parisで落馬し、日曜の騎乗をキャンセルしたFallonは医師の許可が下りたので今週から復帰。

Rail Link

腱をやってしまって引退することが決まったとの由。結局、Longchampの2400m以外でどうかということははっきりしないままに現役を去るという事になってしまった。まあ、凱旋門賞を見れば、強い馬なんでしょうけど。
完全な状態に無かったら走らせられないだろうし、Khalid Abdullahとしては現役にZambezi Sunが出てきて何とかなりそうなのと、種牡馬の方でRainbow Questを失ったからという事情かなあ。
戦績だけ見たらPeintre Celebreと似たようなものか…

最近またG Fantasyが見つけにくくなっている…
・G Fantasy 8月号
[銀のクルースニク](岩佐あきらこ):前回からちょっと遡って、キリーがクルースニクに憧れる理由とレオンについていくことになったあたりのエピソード。少し重要そうな内容を含みつつといった内容でした。本来こちらが第一話というような形ですが、連載開始にあたって、作品の雰囲気をもっとも分かりやすく示すというので、順序を入れ替えたのかなと。しかしキリーも侮れませんな。持ち出したのは「真実」…ってそこまで深い意味はあるかなあ。
[私の救世主さま](水無月すう):少年マンガしていますねえ。ちょっと意外というか存在を忘れかけていた人たちが助けにきましたよ。璃瑠はああやっぱりということになってしまったが、璃瑠の行動にもうちょっと意味があるようなので「聖母」がどういう役割を果たすのかというのは気になるところ。後は真弥の能力がということになるかなと。このままだとちょっと璃瑠は救われないしなあ。
[ククルカン](高田慎一郎):クライマックスでみんなシリアス、シリアス。普段はおちゃらけているけど、こういうところはきっちりやるのが彼らですね。そしてリプトンは最後に良い役回りと思ったら…。しかし、次回最終回というのはちょっと早過ぎるよという気も。
[緑のリオ](福盛田藍子):新連載。短期集中連載とあるのがちと悲しい。いろいろな既視感から自由になれないのですが、そのへんに深くつっこんでも仕方ないなとは思う。とにかくスラップスティックコメディで行ってくれれれば面白い作品になるかなとは思うし。
[ひぐらしのなく頃に 宵越し編](竜騎士07 みもり):最終回。そういうのもありかなという感じで綺麗にまとまったんじゃないかな。原作やってた人たちにとってどうかまでは知らない。
ホラー競作は[あの子を待ちながら。](おみおみ)が良かったなと思います。ホラーじゃないとは思いますけど。

ブクマだと書ききれないので

id:Southendさんの取り上げておられるこの話。
傍観罪で終身刑 - 島国根性の陰謀論者
ネタ元のコラムニスト氏については、ブログとはいえ程度の低い記事を書いてると本業もそういうスタンスだと見られますよってところか。ディープインパクトの件とかで大したことないなというイメージを持っていますし。
さて、アドマイヤムーンに対するオファーについて。去年ユートピアが買われたように、Distorted Humorが22.5万ドルの種付け料を取るようなForty Ninerの血脈の人気というのがあって、その上でForty Ninerの最良の後継だったと思われるEnd Sweepの仔、そして母父には海外馬産界が欲しがって止まないSunday Silenceが入る上に、牝系も優れてますとアドマイヤムーンは血統だけでもアピールポイントに事欠かないとは思われます。その上で、競争成績が優れているとなれば高額になるのもむべなるかな。
更に言えば、近年のGodolphinは深刻な不振に陥っており、マイルについてはRamontiで光明が差しかけるものの、10F、12Fとなると不安ばかり。いまだにCherry Mixに頼らなければならないってのはかなり問題でしょう。そういう面もあってかLaverockやBest Nameを買っていますし、アドマイヤムーンについてもそれと同じかと思われます。それらに比べると成績が段違いなだけですよ。有り余るオイルマネーでという印象も強いですけど、流石にそこまで無節操とも思えません。勿論、ある程度面子を保つために大レースで勝てる馬をという目的はあるかもしれませんが、それは馬主やってれば誰だってそうなんじゃないかな。というより、ドバイの殿下が「日本の大物馬主懐柔」するとして、その目的は何よってことになるし。それなら生産者を懐柔するほうが良いんでねとも。
私には「クラブ法人軽視の風潮」とやらもいまいちわかりません。実際にクラブ法人に出資されている方なら違った感想をもたれるかもしれませんが、課税の問題については国税庁が商品ファンドとしてちゃんと処理しようとした(その是非は別にして)という話に過ぎないわけで、競馬界の問題に帰するのはちと違うかなとは思いますし。
それに、競馬ってもとはと言えば貴族の遊びですからねえ。「お金持ちの競馬」ってそんなの当たり前じゃねーかくらいには思います。で、最近の日本競馬を取り巻く状況と言うのは、90年代後半以降の競走レベルに比してある種不自然なまでに閉じていた不均衡の是正という感じではあるのです。
で、馬の取引がある程度経済原則に支配されるのは当たり前で、馬主に採算を度外視せよ的なことを要求するのは無体でしょうと。今回の場合でもアドマイヤムーンを売却するメリットと持ちつづけるメリット(無論金銭だけでないにしても)を秤にかけて、判断が下されれば良いだけの話です。まあ、それをやりすぎたのがアガ・カーン三世殿下で、Blenheim、Mahmoud、Bahram、Nasrullahを次々とアメリカに売ってしまって、欧州の生産者の顰蹙を買いましたが。
日頃から日本の血統が世界に還元されないということを嘆く向きに対して、このコラムニストはどういう回答を提示するんでしょうね。日本から海外に飛躍する血脈が出るのは良いことだけど良い馬は手放したくないってんなら、舐めてんじゃねえよという話になってしまうわけですが。