RMB2014: Fappiano

海外競馬 北米 血統

Fappiano

種牡馬頭数121頭、種付け総数3181頭。（+141）
世代の展開が早く細分化が進んでいますが、これからも複数の分岐で発展していきそうです。北米と南米以外には浸透していない系統ですが、北米のMr. Prospector系統としては最大の勢力です。
中核となっているUnbridled's Songが半分近くを占めていますが、その後継種牡馬たちは軸となれるほどの実績を示してはいません。三冠馬American Pharoahが出たEmpire Makerの分岐やリーディングの上位に来ているCandy Rideの分岐が人気を集めています。

Cryptoclearance

種牡馬頭数14頭、種付け総数479頭。
CryptoclearanceからはCandy Rideが出て発展しています。一方Victory Gallopはもう無理かなといったところ。

Candy Ride

種牡馬頭数8頭、種付け総数444頭。
Candy RideはLane's Endに移って繁殖の質・量ともに向上したあとの産駒がデビューを迎えており全盛期を迎えていると言えるのではないでしょうか。Sidney's CandyやTwirling Candyも頭数を増やしています。

  • Candy Ride (147)
  • Candy Ride>Sidney's Candy (120), Twirling Candy (85), Misremembered (31), Kettle Corn (27), Spaniard (16), Mykindacandy (14), Treasure Ride (4)

Quiet American

種牡馬頭数8頭、種付け総数270頭。
Midnight Luteの種付け頭数で過半を占めており、Midnight Luteが失敗したら終わりです。サードクロップリーディングは3位ですが、伸び代が無かったというあたりどう判断されるでしょうか。

  • Quiet American>Star Guitar (50), Revel Alliance (5), Quiet Thanks (2)
  • Quiet American-Real Quiet>Midnight Lute (186), Silent Pleasure (11), Stormster (7), Midnight's Child (5), Norman Asbjornson (4)

Unbridled

種牡馬頭数89頭、種付け総数2341頭。
Unbridled's SongやEmpire Makerを抜きにしても直仔のBroken VowやEddington、Grindstoneといったところが繁殖を集めています。

  • Unbridled>Broken Vow (88), Eddington (47), Grindstone (32), Saffir (19), Harlington (18), Affirmative (15), Perfect Circle (12), Commanchero (9), Gun Power (7), Mustanfar (7), Comic Genius (5), Drewman (2), Roger That (2), Unbridled's Risk (2), Gauguin (1)
  • Unbridled-Broken Vow>Done Talking (14), Interactif (14), Private Vow(10), Midnight Vow (9), Matt's Broken Vow (8), Hello Broadway (7), Broken Reality (5), Solemn Promise (4)
  • Unbridled-Grindstone>Birdstone (35), Organ Grinder (3), Starstone (3)
  • Unbridled-Grindstone-Birdstone>Birdrun (7)
  • Unbridled-Malabar Gold>Lone Star Special (6)

Empire Maker

種牡馬頭数6頭、種付け総数401頭。
Empire Maker自身は日本に行ってしまったのでBodemeisterとPioneerof The Nileが人気を集めるという図は変わっていません。Pioneerof The Nileはセカンドクロップリーディングで1位となっており、今年American Pharoahが三冠馬となりました。これによりますます発展が見込める系統で、American PharoahはすでにAshfordへの種牡馬入りが決まっています。

Unbridled's Song

種牡馬頭数55頭、種付け総数1549頭。
Unbridled's Songの直仔世代が人気となっており、その先はまだまだです。上位にはまだ若い種牡馬が多く、逆にSongandprayerやEven The Scoreのように早い段階で種牡馬入りした産駒はやや伸び悩みました。Songandprayerはルイジアナで100頭を確保しているという状況です。
Midshipman、Old Fashioned、Dunkirkあたりは産駒がデビューしてきた段階で、今後Graryder、Mission Impazibleの産駒がデビューを控えています。

  • Unbridled's Song>Midshipman (144), Old Fashioned (141), Graydar (130), Dunkirk (113), Mission Impazible (105), Songandprayer (101), Fiber Sonde (69), Emcee (66), My Golden Song (59), Half Ours (57), Winslow Homer (53), First Defence (52), Road Ruler (39), Sing Baby Sing (31), Even The Score (29), Affirmatif (27), Silver City (27), Honest Man (24), Keep Up (23), Domestic Dispute (18), Going Commando (16), Irish Road (16), Unbridled Energy (16), Zong (16), Unbridled Express (14), Unbridled's Heart (14), Zensational (13), Fullbridled (12), Ghaaleb (12), Thorn Song (11), Bizarro (9), Heavenly Chorus (8), Gray (7), Incriminate (7), Unbridledsensation (7), Value Plus (7), Never Idle (5), Show Tune (5), Vice Lord (5), Artistic Song (4), Lima Papa (3), Unbridled Spring (3), Bond Street (3), Revival Song (2), Unbridled Trust (2), Buddy's Song (1), Europe (1), Unbridled's Love (1)
  • Unbridled's Song-Even The Score>Scorewithcater (6)
  • Unbridled's Song-My Golden Song>Flashback Song (1)
  • Unbridled's Song-Rockport Harbor>Allaboutdreams (1)
  • Unbridled's Song-Songandprayer>Mister Do It (4), Pop Artist (4), Truest Legend (4)
  • Unbridled's Song-Unbridled's Love>Unbridled Story (1)

RMB2014: Afleet, Carson City, Conquistador Cielo, E Dubai

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Afleet

種牡馬頭数9頭、種付け総数226頭。（-81）
Northern AfleetからAfleet Alexという軸は変わっていませんし、この2頭の種付け頭数なら前年並みに近いところには来ているわけで、Dublinが減ったり、Saint Afleetの種付け頭数がなくなったことが全体として減った原因になっています。
Afleet Alexはリーディングが20位くらいの中堅種牡馬になっています。今年もFlorida Derbyを勝たせているのでコンスタントにG1クラスの産駒を出せている印象はありますね。

Carson City

種牡馬頭数24頭、種付け総数536頭。（-30）
City Zip以外は小粒で、Pollard's Visionにしてもフロリダで32頭ですからあまり良い状況には思えません。

  • Carson City>Pollard's Vision (32), State City (28), Quinton's Gold (25), Hear No Evil (23), Nacheezmo (10), Carnacks Choice (9), Abraaj (8), Hey Chub (8), Leelanau (8), Ole Rebel (7), City Weekend (6), Five Star Day (5), City Sharpster (4), Exciting Metro (2)
  • Carson City-Cuvee>Noble's Promise (15)
  • Carson City-Five Star Day>Sir Five Star (8)
  • Carson City-Good And Tough>Gruff(8)
  • Carson City-Lord Carson>Windsor Castle (47), Tannersmyman (7)

City Zip

種牡馬頭数5頭、種付け総数276頭。
Run Away And Hideが増えていますが、これまでのところ重賞馬がやっとで大物は出ておりませんし、2014年のサードクロップリーディングで大きく順位を落としてしまったので、今年の種付けシーズンは厳しいのではないかなと思います。
City Zipは去年のBCで活躍していたので増える方向になるのではないかな。

  • City Zip (110)
  • City Zip>Run Away And Hide (120), Bustin Stones (28), Gig Harbor (10), Siente El Trueno (8)

Conquistador Cielo

種牡馬頭数12頭、種付け総数114頭。
DiabolicalとSilver Wagonがともにニューメキシコで繁殖牝馬を集めた結果の数字です。ケンタッキーではTaste Of Paradiseの8頭しかありません。

E Dubai

種牡馬頭数6頭、種付け総数177頭。
Fort Larnedが種牡馬入り初年度で78頭に種付けを行いました。BC Classicを勝った4歳のシーズンを見れば良い結果なんですが、3歳はくすぶっていましたし、現役を続行した5歳がやや期待はずれな成績に終わっているので、よくこれだけ集まったなと見た方が良いのかもしれません。
E Dubai自身はメリーランドで30頭、今年はルイジアナに移っています。

  • E Dubai (30)
  • E Dubai>Fort Larned (78), Desert Code (44), Behold De Buy (10), Desert Key (10), Dubai Dude (5)

RMB2014: Mr. Prospector

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Mr. Prospector

種牡馬頭数491頭、種付け総数10669頭。（+71）
Northern Dancerとほぼ並んで、北米の生産頭数の約1/3を占める大勢力です。Smart Strikeが亡くなったことで直仔の大物種牡馬の時代は終わったと言えそうです。残るはFusaichi PegasusやNot For Love、E Dubaiといったあたりですが、Fusaichi Pegasusもすでに自身よりその後継種牡馬が繁殖牝馬を集める状況となっていますし、Not For Loveは今年の種付けを行わず、種牡馬を引退しました。
Not For LoveはRhythmやGet Luckyの全弟で1996年にメリーランドのNorthview Stallion Stationで種牡馬入りし、2003年から2011年までメリーランドリーディングを連続して獲得しました。この間2003年と2008年、2009年には北米全体のリーディングでも15位を記録していますし、2008年に獲得した賞金はケンタッキー以外で種付けを行う種牡馬として当時歴代最高の賞金額となっています。産駒にG1勝ちはなく、G2をいくつか勝つまでにとどまります。Pennsylvania Derby勝ちでおそらく最強の産駒であったLove Of Moneyは後継種牡馬としてNorthview Stallion Stationに入りましたが、既に亡くなっています。他にDuckhornが種牡馬入りしていますが、2014年の種付け報告はありませんでした。

RMB2014: Native Dancer, Raise A Native, Alydar, Maria's Mon

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今回からMr. Prospectorを擁する大勢力Native Dancerです。

ざっと分けて上記の7回を予定しています。

Native Dancer

種牡馬頭数521頭、種付け総数11210頭。（+176）
ミスプロ抜きでも500頭は超えています。
Sharpen Upの直系ではSweet Returnがフロリダで11頭を集めたのが最多となっています。Sweet Return自身は西海岸の芝で長く活躍しましたが、種牡馬入りしたのはフロリダということもあってかなり苦戦しています。登録産駒が最も多かった2010年でも25頭にとどまり、ここまでに出走した産駒がようやく50頭を超えたといったレベルです。ブラックタイプは出ていませんが、去年はSweet Abandonが活躍してフロリダリーディング22位でした。とはいえフロリダリーディングなどを眺めても、フロリダあたりでも生産は相当弱っているという印象にはなります。

Raise A Native

種牡馬頭数518頭、種付け総数11191頭。（+200）
Mr. ProspectorだけでなくAlydarでもMaria's Monでも増えるという事態ですが、AlydarとMaria's Monではその実態が大きく異なります。

Alydar

種牡馬頭数7頭、種付け総数136頭。（+47）
前年度から増加したのはケンタッキーで繁殖を集められなくなったBrother Derekがウェストバージニアに移って前年5頭から57頭に増やしたためです。この他Idiot Proof、Grazen、Don'ttellmeshortはカリフォルニア、Lion Tamerはルイジアナにおり、ケンタッキーの種牡馬はいなくなってしまいました。前年度より種付け頭数の合計は増えましたが、内容は悪くなっています。

  • Alydar>Benchmark (3)
  • Alydar-Benchmark>Brother Derek (57), Idiot Proof (28), Grazen (16), Don'tellmeshort (12), Bench The Judge (1)
  • Alydar-Easy Goer-Will's Way>Lion Tamer (19)

Maria's Mon

種牡馬頭数16頭、種付け総数375頭。（+61）
Super Saverが154頭に増やしました。これは種付け初年度の145頭を上回って最多となります。2014年に初年度産駒がデビューし、ファーストクロップリーディングがQuality Roadにわずかに及ばないものの2位で、全体の2歳リーディングでも7位に入りました。Hopeful SでCompetitive EdgeとI Spent Itが1着、2着となるなどして活躍しています。ただその2頭以外でどこまで出てくるかが今後のポイントにはなりそうですし、その2頭にしてもKentucky Derbyへの出走が叶わなかったのがやや気になります。ある程度血統的な確度が高そうな種牡馬ですし、初年度から攻めた配合の産駒が多い気はしますね。

  • Maria's Mon>Super Saver (154), Cause To Believe (48), Gaff (31), Latent Heat (31), Bank Heist (25), Monarchos (22), Exhi (18), Strong Contender (9), Man Law (7), Mondavi (7), Live From Appollo (5), Bull Krazy (1), Monba (1)
  • Maria's Mon-Latent Heat>Line Of Heat (1)
  • Maria's Mon-Monarchos>Texas Wildcatter (8), Harborage (7)

RMB2014: Turn-to, Hail To Reason, Halo, Roberto, Sir Gaylord

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Turn-to

種牡馬頭数64頭、種付け総数1578頭。
例によってHail To Reasonの下のHaloとRoberto二枚看板ですので、まずそれ以外で残存しているマイナーなラインから。
Certainがアーカンソー、Premium Wineがニューヨークで種付けをしています。Certainの産駒でCourseという馬がオクラホマで種牡馬入りしていると書かれており、確認すると2012年に1頭だけ種付けが報告されています。ただ、受胎に至らなかったので産駒は誕生していません。

  • Turn-to-Best Turn-Cox's Ridge-Out Of Place>Certain (4)
  • Turn-to-Best Turn-Cox's Ridge-Sultry Song-Prime Timber>Premium Wine (2)

Hail To Reason

種牡馬頭数58頭、種付け総数1389頭。
Stop The Musicからのラインは北米ではほぼなくなっています。Entepreneurはルイジアナで繁殖を集めていた時期がありましたが、やがて種付けが報告されなくなってました。そして2014年になってインディアナでの種付けが報告されました。

Halo

種牡馬頭数35頭、種付け総数682頭。（-41）
Southern Halo、Sunday Silenceに加えてSaint Balladoがまとまっています。これに続くのはHalo's Imageで、Devil's Bagはもうほぼない状況になってしまいました。

  • Halo>David Copperfield (4)
  • Halo-Devil's Bag>A Trio Of Devils (1)
  • Halo-Devil's Bag-Devil His Due>This Fleet Is Due (8)
  • Halo-Halo Sunshine>Iron Halo (1)
  • Halo-Halo's Image>Turbo Compressor (27), Southern Image (20), Hal's Image (4)
  • Halo-Halo's Image-Southern Image>Calibrachoa (24)
  • Halo-Jolie's Halo>Comeonmom (2), Scottish Halo (2), Shot Of Gold (2), Jolie's Wild Again (1)
  • Halo-Sonny's Solo Halo>Ellusive Quest>Risque Remarque (2)
  • Halo-Star Of Halo>Sam Fast Cisco (1)

Saint Ballado

種牡馬頭数11頭、種付け総数95頭。
1世代しか産駒を残せなかったSaint Liamの後継は出ずに終わりそうです。

Southern Halo

種牡馬頭数7頭、種付け総数255頭。
More Than Readyが枝を伸ばしそうですが、後継でケンタッキーにいるのはReady's Imageのみでした。2015年からはVerrazanoが種牡馬入りしますから、数を増やしそうです。もっとも、More Than Readyの仔が種牡馬として需要が膨らみそうならオーストラリアからSebringを引っ張ってくる手があるかなとは思いますが。

  • Southern Halo>More Than Ready (144), Snapy Halo (25), Solid Hunch (1)
  • Southern Halo-More Than Ready>Custom For Carlos (60), Ready's Image (13), Newport (10), Probation Ready (2)

Sunday Silence

種牡馬頭数3頭、種付け総数233頭。
Silent Nameは100頭超えてきましたが、Hat Trickが大きく減らす結果になりました。やはり北米で産駒が活躍しないと厳しいでしょうね。とはいえ100頭前後は確保できるのですから、もう少し需要はありそうな気もします。
Fusaichi Zenonは2004年種牡馬入りとかなり早い段階で北米に導入されたのですが、カリフォルニアでは繁殖牝馬を集められず、ニューメキシコに移ってもようやく10頭を超える種付けを確保できたレベルでした。38頭の種付けは過去最高の数字です。ニューメキシコは生産規模が縮小し、種牡馬もかなり減っている中でSunday Silenceの直仔という希少性もあって生き残っているという印象です。
しかしながら現状を鑑みるにこれら種牡馬の産駒が次の世代の種牡馬となるより、日本であふれているディープインパクト産駒とかが輸入される方が発展する可能性は高いでしょう。

Roberto

種牡馬頭数22頭、種付け総数692頭。（-32）
ほぼDynaformerとKris S.に分けられます。

  • Roberto-Major Impact>Fortifier (5)
  • Roberto-Red Ransom>Grave Digger (5)
  • Roberto-Silver Hawk-Red Bishop>Powerchess (1)

Dynaformer

種牡馬頭数10頭、種付け総数328頭。
Point Of Entryが初年度100頭を超えてまずは合格ラインでしょう。一方初年度産駒がデビューしたTemple Cityはファーストクロップリーディングが6位でした。BoloがSanta Anita Derbyで3着に来たのが目立っています。
Americainはオーストラリアにシャトルされていましたが、今シーズンはIrish National Studで種付けを行っています。Roberto直系は欧州でもかなり細っていますし、Americain自身はフランスで走っていましたからありかな程度に。

  • Dynaformer>Point Of Entry (112), Temple City (86), Americain (41), Brilliant Speed (41), Lentenor (22), Dynameaux (10), Micanor (7), Mr. Big (4), Rocket Legs (1)
  • Dynaformer-Dynameaux>Oops No Name (4)

Kris S.

種牡馬頭数9頭、種付け総数353頭。
Arch、Blame、Archarcharchの3頭がほとんどなのは変わっていません。Archarcharchは去年の数字がおかしかっただけなので、100頭を超えていれば十分な数字でしょう。

  • Kris S.>Arch (85), King's Crown (11), Eligible Cat (2), Blowing Rock (1)
  • Kris S.-Arch>Archarcharch (129), Blame (109), Archwarrior (6)
  • Kris S.-Prized>Winaprize (6)
  • Kris S.-Rock Hard Ten>Doubles Partner (4)

Sir Gaylord

種牡馬頭数4頭、種付け総数183頭。
Lonhroに加えてDenmanがシャトルで来たので数が多くなっています。Darleyのサイトを見る限りでは今年はLonhroもDenmanも北米には来ていないようです。
Richter Scaleはルイジアナにいましたが、今年からアーカンソーに移っています。

RMB2014: Vice Regent, Deputy Minister

海外競馬 北米 血統

Vice Regent

種牡馬頭数82頭、種付け総数1786頭。
ほとんどがDeputy Ministerを経由しますが、カナダを中心にRegal Classic等の血脈が残っています。

Deputy Minister

種牡馬頭数77頭、種付け総数1765頭。（+213）
Awesome Againが主力となっています。直仔世代がかなり減ってその先の世代に移っていますが、Awesome AgainとSilver Deputy以外は厳しそうです。
Ministers Wild Catはカリフォルニアで72頭ですからそこそこ良い数字です。重賞級の産駒も数頭出ており、カリフォルニアリーディングでは上位に定着しています。

  • Deputy Minister>Ministers Wild Cat (72), Touch Gold (21), Service Stripe (18), Evil Minister (9), Billions (7), Impeachment (6), Chosen Deputy (5), Yarrow Brae (5), Broadway Minister (3), Mind The Minister (3), Soaring By (3), Turnbolt (3), Byars (2), Defrere (2), Posh (2), Rumors Of Peace (2), March Time (1)
  • Deputy Minister-Deputy Commander>Commander's Shoes (12), Monopoly Money (2), Decoy Dan (1)
  • Deputy Minister-Forest Champ>El Campo (4)
  • Deputy Minister-Mane Minister>Voice Of Destiny (1)
  • Deputy Minister-Salt Lake>Hamazing Destiny (23)
  • Deputy Minister-Service Stripe>Field Commission (70)
  • Deputy Minister-Touch Gold>Mass Media (32), Medallist (7), Misty'sgoldentouch (4), Buzzy's Gold (1)
  • Deputy Minister-Tribunal>Atta Boy Roy (1)

Awesome Again

種牡馬頭数24頭、種付け総数900頭。
Ghostzapperが有力な後継を得られていません。父Awesome Againにしても同じなんですが、牝馬の活躍馬が目立って牡馬がワンランク落ちるようなところはあるので何とも。産駒成績は堅調なので何かしら出てくればそれで十分かと思いますが、そこが遠いか。
一方でAwesome Againの直仔では2014年はPaynterとOxbowが新たに加わり、どちらも100頭を超えてきました。母が全姉妹ですから同血になるこの2頭が同時に種牡馬入りしてたのですが、3歳までのOxbowより4歳でも走ったPaynterが種付け料にしても種付け頭数にしても上回ったのは面白いですね。

Dehere

種牡馬頭数6頭、種付け総数127頭。
Graeme Hallがサウジアラビアに輸出されてしまったので今後はDuke Of Mischiefが頼りということになりそうです。

  • Dehere>Graeme Hall (36), Finality (20), Here's Zealous (2)
  • Dehere-Easyfromthegitgo>Falyn's Star (1)
  • Dehere-Graeme Hall>Duke Of Mischief (57), Stoneyer (11)

Silver Deputy

種牡馬頭数18頭、種付け総数384頭。
Spring At Lastはファーストクロップリーディングこそ2位になりましたが、その後の結果は芳しくなく、種付け頭数も減っていました。そしてサウジアラビアに輸出となっています。
また、Kodiak KowboyがWin Starのロースターから消えているのですが、どうなったものやら。
Posseは2010年からニューヨークに移っています。ニューヨークリーディングの上位に定着していますが、ケンタッキー時代の産駒の賞金が含まれたものでした。ニューヨーク時代の産駒が古馬になってきましたし、ここで同じだけの成績を残せればという気はしますね。

  • Silver Deputy>Spring At Last (77), Posse (62), Badge Of Silver (31), Second In Command (29), Silver Haze (11), Vibank (8), Silver Poet (5), Silver Saint (5), Ellerton (4), Bobadieu (3), Iron Deputy (3), Etbauer (1), Pragmatic (1)
  • Silver Deputy-Archers Bay>Arch Hall (1)
  • Silver Deputy-Posse>Kodiak Kowboy (62), Caleb's Posse (50), Law Enforcement (16), Lantana Mob (15)

RMB2014: Storm Bird, Storm Cat

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Storm Bird

種牡馬頭数234頭、種付け総数5661頭。
Storm Catに行かないStorm BirdはSummer Squallの直系がほとんどという形になりましたが、Sun Kingがルイジアナでも4頭しかないというのでは厳しいですね。

Storm Cat

種牡馬頭数222頭、種付け総数5619頭。（-382）
総合計としては少し減る結果になりました。直仔世代で100頭を超えているのはGiant's Causeway、Tale Of The Cat、Freudの3頭だけです。リーディングでも上位に来るGiant's Causewayが残っているものの、基本的には主流の世代が孫以降に進んだと考えてよいでしょう。Giant's CausewayとTale Of The Catの分岐が種付け頭数を多く確保していますが、孫世代以降で有力な種牡馬としてはどちらも200頭を超えたScat DaddyとInto Mischiefの名前が挙げられます。
FreudはGiant's Causewayの全弟でニューヨークで種牡馬入りして以降、まずまず安定した成績を残しています。2014年はニューヨークのリーディングサイアーで、北米全体でも59位に入っています。

  • Storm Cat>Freud (106), Courageous Cat (91), With Distinction (62), Factum (60), Bluegrass Cat (58), Tribal Rule (52), Dome (46), Tactical Cat (34), Yankee Gentleman (30), Magic Cat (29), Rock Hampton (29), Flashstorm (27), Weather Warning (27), Portobello Road (26), Save Big Money (26), Storm Victory (23), Calimonco (21), Hoorayforhollywood (21), Embrace The Storm (20), Marino Marini (20), Parker's Storm Cat (20), Margie's Wildcat (18), Lion Hearted (17), Savu (17), Many Rivers (16), Plan (16), City Place (15), Tenga Cat (15), Cougar Cat (14), Western Gambler (13), Lightnin N Thunder (12), Sea Of Secrets (11), Speed Limit (11), Sudden Thunder (10), Big Surf (9), Bob's Star (9), Chelsey Cat (9), Coach Billy G. (9), Sea Prince (9), Silver Country (9), C'Mon Tiger (8), Don Gato (8), Stormy Business (8), Terrific Storm (7), Awesome Cat (6), Dominique's Cat (5), Malibu Wesley (5), Storm And A Half (5), Catienus (4), Eishin Storm (4), Emperor Tiberius (4), Heart Of The Storm (4), Judge Bill (4), Mr. Mabee (4), Power Storm (4), Sequoia Grove (4), Theduke 84), Day Of The Cat (3), Eastwood Dacat (3), Osidy (3), Battle Cat (2), Storm Of Goshen (2), X Rated Cat (2), Elegant Cat (1), Ride The Storm (1), Storm Account (1), Storm Dani 81), Storm’s Eye (1), Top Venture (1), Tropical Storm (1)
  • Storm Cat-Alajwad>Shotgun Messiah (2)
  • Storm Cat-Bernstein>Signature Red (27), Big Band Sound (21), Make Music For Me (21), Star Of David (11)
  • Storm Cat-Cape Storm>J.R. Stormy (2)
  • Storm Cat-Catastrophe>Flashy Wise Cat (6)
  • Storm Cat-Catienus>Talent Search (37), Notonthesamepage (3)
  • Storm Cat-Crown Ambassador>Pass Rush(16)
  • Storm Cat-Dome>Capitol Guy (4)
  • Storm Cat-Freund>Darrin's Dilemma (1)
  • Storm Cat-Good Reward>Reward The Cat (4)
  • Storm Cat-Goodbye Doeny>Doeny Rain (4)
  • Storm Cat-Hold That Tiger>Smiling Tiger (87), Mikimoto's Mojo (2)
  • Storm Cat-Iron Cat>Trapper (7)
  • Storm Cat-Lion Hearted>Lion's Ransom (1)
  • Storm Cat-Magic Cat>Stormy Date (5)
  • Storm Cat-Mountain Cat>Classic Cat (4), Cattin (1)
  • Storm Cat-Rocket Cat>Bucket Head (1)
  • Storm Cat-Scatmandu>Scarlet Storm (1)
  • Storm Cat-Sir Cat>Surf Cat 815)
  • Storm Cat-Storm And A Half>Asmokingcat (1)
  • Storm Cat-Storm Boot>Primal Storm (8), Eldon's Effort (6), Bizmaraque (4), American Spirit (2), Bad Storm Comin' (2)
  • Storm Cat-Storm Boot-Smooth Jazz>Smooth Air (30)
  • Storm Cat-Stormin Fever>Storm Wolf (14)
  • Storm Cat-Tabasco Cat>Peppered Cat (27)
  • Storm Cat-Tabasco Cat-Monsieur Cat>El Churruca (9)
  • Storm Cat-Tactical Cat>Wishful Tomcat (13)
  • Storm Cat-Tiger Ridge>Wild Cat Ridge (2)
  • Storm Cat-Yankee Gentleman>E Z's Gentleman (15)

Forest Wildcat

種牡馬頭数18頭、種付け総数322頭。
このラインの種牡馬はケンタッキーにはおらず、Wildcat Heirがフロリダ、Attila's Stormがニューメキシコ、D'Wildcatがルイジアナにおります。

  • Forest Wildcat>Wildcat Heir (93), Attila's Storm (60), D'Wildcat (60), Chitoz (20), Salute The Sarge (9), Behindatthebar (8), In The Woods (8), Smart Chip (8), King Puma (7), Jade Forest (6), Chatain (4), Mystic Wood (4), Phantom Wildcat (4), Waupaca (4), Shan Naa (3), Wild Scent 82), Wildcat Brief (2)
  • Forest Wildcat-D'wildcat>D'Funnybone (20)

Forestry

種牡馬頭数14頭、種付け総数415頭。
Forestry自身は40頭にまで減らしましたが、ShacklefordとDiscreet Catがケンタッキーで100頭を超える種付けを行いました。

  • Forestry (40)
  • Forestry>Shackleford (122), Discreet Cat (108), Forest Attack (34), Forest Grove (24), Etched (21), Much The Best (14), Beacon Hill Road (12), Deputy Storm (12), Teton Forest (8), Hooper (7), The Green Monkey (5), Bedford Falls (4), Ents Dream (4)

Giant's Causeway

種牡馬頭数28頭、種付け総数1214頭。
人気の系統なのでGiant's Causeway自身に加えて有力な後継種牡馬も100頭を超える種付けをこなしているのですが、いまいち決め手に欠けている印象です。First SamuraiもEskendereyaもリーディングで上位に来ているわけではありません。

  • Giant's Causeway (129)
  • Giant's Causeway>Eskendereya (139), Creative Cause (122), First Samurai (116), Hold Me Back (100), Frost Giant (95), Giant Gizmo (65), Heavy Breathing (38), City Wolf (36), Heatseeker (36), Giant Oak (35), Cowboy Cal (25), Neko Bay (23), Angliana (21), Giant Surprise (17), Stonesider (17), Noble Causeway (16), The Visualiser (16), The Way Home (15), Fairbanks (13), Cause Ur Mine (7), Santiva (7), Big Train A' Comin (5), Global Force (5), Storm Harbor (5), Preferred Issue (2)
  • Giant's Causeway-First Samurai>Justin Phillip (106), Koda King (3)

Harlan

種牡馬頭数6頭、種付け総数537頭。
Into Mischiefがまたも200頭を超えました。現在競走年齢に達しているInto Mischief産駒はまだ数が少ないのでサイアーリーディングの上位に出てくるわけではないのですが、TDNのAPEX Ratingでは上位に出るので評価の高さを裏付けているのかなとは思うところです。

  • Harlan-Harlan's Holiday>Into Mischief (203), Shanghai Bobby (160), Majesticperfection (96), Denis Of Cork (58), Twinspired (15)
  • Harlan-Menifee>Kirkendahl (5)

Hennessy

種牡馬頭数20頭、種付け総数497頭。
Scat Daddyはチリに3年間シャトルされていた時の産駒が当地で大暴れしていますが、北米ではそこまでの活躍ではなく、G1ではLady Of ShamrockとNo Nay Neverが通用している程度です。とはいえ、産駒がデビューした当初は期待通りにファーストクロップリーディングを獲得していますし、その後も落ちているわけではないので十分な結果とは思われます。2014年の種付け頭数は202頭と前年から大きく増やしました。

  • Hennessy>Roll Hennessy Roll (43), Primary Suspect (36), Wiseman's Ferry (33), Liquor Cabinet (21), Sebastian County (14), Blazonry (9), Cactus Ridge (7), The Black Rocket (5), Administration (2), Storm Unbridled (2), Silver Tree (1)
  • Hennessy-Johannesburg>Scat Daddy (202), Teuflesberg (40), Eaton's Gift (21), Zulu Magic (11), Gattopardo (3), Marcavelly (2)
  • Hennessy-Johannesburg-Teuflesberg>Trinniberg (28)
  • Hennessy-Sunday Magic>Mr Clifford (9)
  • Hennessy-Wiseman's Ferry>Kick On (8)

Stormy Atlantic

種牡馬頭数13頭、種付け頭数285頭。
Get Stormyは2年目もそんなに減らず111頭を確保しましたから、十分でしょう。初年度、2年目と100頭を超えてきたわけですし。芝の活躍馬で3歳から重賞クラスの活躍をしていたとはいえG1を勝ったのは5歳と6歳と、種牡馬としてはそんなに良い現役キャリアではないのですが、現状Stormy Atlanticは他の後継種牡馬に期待を持てないためGet Stormyが頼りです。
Stormy Atlantic自身は2014年がちょっとリーディング順位を落としてしまいました。産駒頭数が減ってきているので舞い戻ってくるのは厳しいですかね。

  • Stormy Atlantic (79)
  • Stormy Atlantic>Get Stormy (111), Coast Guard (18), Leonnatus Anteas (17), Hugo (13), Stormy's Majesty (13), Indian Ocean (11), Twice As Bad (6), Blue Lion (4), Bonfire Romance (4), Dark Kestrel (4), Grigio (3), Awesome Arnold (2)

Tale Of The Cat

種牡馬頭数16頭、種付け頭数756頭。
Tale Of The Catは100頭を超えていますが、もう20歳を超えたので今後少なくなっていくのではないかという気はしています。
Tale Of Ekatiは産駒がデビューしましたが2歳でのステークス勝ちは無しという結果に終わりました。3歳になってEkati's Phaetonが重賞を連勝したのですが、それ以外はさっぱりといった状況です。

  • Tale Of The Cat (118)
  • Tale Of The Cat>Gio Ponti (154), Tale Of Ekati (100), Overdriven (81), Forty Tales (62), Goods (7), Tales Of The Wild (7), Artemus Sunrise (6), Tales Not Told (5), Bricktown Cat (4), Spellbinder (2)
  • Tale Of The Cat-Lion Heart>Kantharos (117), Line Of David (70), Sporting (13), Brave Cat (8), Cherokee Quest (2)