RMB2014: Turn-to, Hail To Reason, Halo, Roberto, Sir Gaylord

Turn-to

種牡馬頭数64頭、種付け総数1578頭。
例によってHail To Reasonの下のHaloとRoberto二枚看板ですので、まずそれ以外で残存しているマイナーなラインから。
Certainがアーカンソー、Premium Wineがニューヨークで種付けをしています。Certainの産駒でCourseという馬がオクラホマ種牡馬入りしていると書かれており、確認すると2012年に1頭だけ種付けが報告されています。ただ、受胎に至らなかったので産駒は誕生していません。

  • Turn-to-Best Turn-Cox's Ridge-Out Of Place>Certain (4)
  • Turn-to-Best Turn-Cox's Ridge-Sultry Song-Prime Timber>Premium Wine (2)

Hail To Reason

種牡馬頭数58頭、種付け総数1389頭。
Stop The Musicからのラインは北米ではほぼなくなっています。Entepreneurはルイジアナで繁殖を集めていた時期がありましたが、やがて種付けが報告されなくなってました。そして2014年になってインディアナでの種付けが報告されました。

Halo

種牡馬頭数35頭、種付け総数682頭。(-41)
Southern Halo、Sunday Silenceに加えてSaint Balladoがまとまっています。これに続くのはHalo's Imageで、Devil's Bagはもうほぼない状況になってしまいました。

  • Halo>David Copperfield (4)
  • Halo-Devil's Bag>A Trio Of Devils (1)
  • Halo-Devil's Bag-Devil His Due>This Fleet Is Due (8)
  • Halo-Halo Sunshine>Iron Halo (1)
  • Halo-Halo's Image>Turbo Compressor (27), Southern Image (20), Hal's Image (4)
  • Halo-Halo's Image-Southern Image>Calibrachoa (24)
  • Halo-Jolie's Halo>Comeonmom (2), Scottish Halo (2), Shot Of Gold (2), Jolie's Wild Again (1)
  • Halo-Sonny's Solo Halo>Ellusive Quest>Risque Remarque (2)
  • Halo-Star Of Halo>Sam Fast Cisco (1)

Saint Ballado

種牡馬頭数11頭、種付け総数95頭。
1世代しか産駒を残せなかったSaint Liamの後継は出ずに終わりそうです。

Southern Halo

種牡馬頭数7頭、種付け総数255頭。
More Than Readyが枝を伸ばしそうですが、後継でケンタッキーにいるのはReady's Imageのみでした。2015年からはVerrazanoが種牡馬入りしますから、数を増やしそうです。もっとも、More Than Readyの仔が種牡馬として需要が膨らみそうならオーストラリアからSebringを引っ張ってくる手があるかなとは思いますが。

  • Southern Halo>More Than Ready (144), Snapy Halo (25), Solid Hunch (1)
  • Southern Halo-More Than Ready>Custom For Carlos (60), Ready's Image (13), Newport (10), Probation Ready (2)

Sunday Silence

種牡馬頭数3頭、種付け総数233頭。
Silent Nameは100頭超えてきましたが、Hat Trickが大きく減らす結果になりました。やはり北米で産駒が活躍しないと厳しいでしょうね。とはいえ100頭前後は確保できるのですから、もう少し需要はありそうな気もします。
Fusaichi Zenonは2004年種牡馬入りとかなり早い段階で北米に導入されたのですが、カリフォルニアでは繁殖牝馬を集められず、ニューメキシコに移ってもようやく10頭を超える種付けを確保できたレベルでした。38頭の種付けは過去最高の数字です。ニューメキシコは生産規模が縮小し、種牡馬もかなり減っている中でSunday Silenceの直仔という希少性もあって生き残っているという印象です。
しかしながら現状を鑑みるにこれら種牡馬の産駒が次の世代の種牡馬となるより、日本であふれているディープインパクト産駒とかが輸入される方が発展する可能性は高いでしょう。

Roberto

種牡馬頭数22頭、種付け総数692頭。(-32)
ほぼDynaformerとKris S.に分けられます。

  • Roberto-Major Impact>Fortifier (5)
  • Roberto-Red Ransom>Grave Digger (5)
  • Roberto-Silver Hawk-Red Bishop>Powerchess (1)

Dynaformer

種牡馬頭数10頭、種付け総数328頭。
Point Of Entryが初年度100頭を超えてまずは合格ラインでしょう。一方初年度産駒がデビューしたTemple Cityはファーストクロップリーディングが6位でした。BoloがSanta Anita Derbyで3着に来たのが目立っています。
Americainはオーストラリアにシャトルされていましたが、今シーズンはIrish National Studで種付けを行っています。Roberto直系は欧州でもかなり細っていますし、Americain自身はフランスで走っていましたからありかな程度に。

  • Dynaformer>Point Of Entry (112), Temple City (86), Americain (41), Brilliant Speed (41), Lentenor (22), Dynameaux (10), Micanor (7), Mr. Big (4), Rocket Legs (1)
  • Dynaformer-Dynameaux>Oops No Name (4)

Kris S.

種牡馬頭数9頭、種付け総数353頭。
Arch、Blame、Archarcharchの3頭がほとんどなのは変わっていません。Archarcharchは去年の数字がおかしかっただけなので、100頭を超えていれば十分な数字でしょう。

  • Kris S.>Arch (85), King's Crown (11), Eligible Cat (2), Blowing Rock (1)
  • Kris S.-Arch>Archarcharch (129), Blame (109), Archwarrior (6)
  • Kris S.-Prized>Winaprize (6)
  • Kris S.-Rock Hard Ten>Doubles Partner (4)

Sir Gaylord

種牡馬頭数4頭、種付け総数183頭。
Lonhroに加えてDenmanがシャトルで来たので数が多くなっています。Darleyのサイトを見る限りでは今年はLonhroもDenmanも北米には来ていないようです。
Richter Scaleはルイジアナにいましたが、今年からアーカンソーに移っています。