2020 Lane's End Stallion Roaster

毎年のLane's End FarmのStallion Roasterです。

Stallion Sire 2020 Fee 2019 Fee 2018 Fee
Dam Changes Mares Bred Foal/Bred
Accelerate Lookin At Lucky 20000 20000 ---
Issues Stay 167 ---
Candy Ride Ride The Rails 100000 80000 80000
Candy Girl 25% 161 120/144
Catalina Cruiser Union Rags 20000 --- ---
Sea Gull New --- ---
City Of Light Quality Road 40000 35000 ---
Paris Notion 14% 146 ---
Connect Curlin 20000 20000 20000
Bullville Belle Stay 112 124/163
Game Winner Candy Ride TBD --- ---
Indyan Giving New --- ---
Honor Code A.P. Indy 30000 40000 40000
Serena's Cat -25% 138 128/154
Lemon Drop Kid Kingmambo 20000 25000 25000
Charming Lassie -20% 36 56/77
Liam's Map Unbridled's Song 35000 2000 25000
Miss Macy Sue 75% 133 87/114
Mineshaft A.P. Indy 20000 20000 25000
Prospector's Delite Stay 76 69/103
Morning Line Tiznow Died 5000 7500
Indian Snow --- Send to New Mexico 27/54
Mr Speaker Pulpit 10000 10000 10000
Salute Stay 46 59/86
Noble Mission Galileo 20000 15000 20000
Kind 33% 93 66/99
Quality Road Elusive Quality 200000 150000 70000
Kobla 33% 154 115/154
The Factor War Front 17500 15000 To Japan JBBA
Greyciousness 17% 80 one-year lease
Tonalist Tapit 15000 15000 20000
Settling Mist Stay 63 97/124
Twirling Candy Candy Ride 40000 25000 25000
House Of Danzig 60% 154 97/141
Unified Candy Ride 10000 10000 10000
Union City Stay 102 119/152
West Coast Flatter 35000 35000 ---
Caressing Stay 168 ---

Accelerate: Lookin At Lucky - Issues by Awesome Again

種付け初年度となる2019年は167頭の繁殖を集めました。Lane's Endとしてはほぼ上限になる頭数です。
父Lookin At LuckyはCountry HouseがKentucky Derbyを勝ったものの、北米ではそれ以外が振るわずリーディング21位まで落としています。G1を勝ちまくっていたAccelerateが抜けた分と考えると妥当なラインなので、Country HouseがKentucky Derby後に戦線から離脱してしまったのがもったいなかったですね。

Candy Ride: Ride The Rails - Candy Girl by Candy Stripes

20歳を越えましたが、種付け料がついに10万ドルに到達しました。2019年はリーディング12位とかなりランクを落としました。獲得賞金でも1000万ドルに届かず産駒は不振であったと言えます。

Catalina Cruiser: Union Rags - Sea Gull by Mineshaft

2020年からの新種牡馬です。現役実績は9戦7勝ですが、遅咲きでG2までしか勝っていません。そのことを考えると種付け料2万ドルはかなりの高額となりますが、Union Ragsの初年度産駒で今年6歳とは言えいち早く種牡馬入りとなったこと、Lane's Endの生産馬であることの2点が加点要素だったでしょうか。
Union Ragsの種付け料が上昇基調なので、その安価な代替を期待される側面はあるように考えられます。

City Of Light: Quality Road - Paris Notion by Dehere

初年度146頭を集めての2年目となりますが、種付け料が5000ドル上乗せされて4万ドルと発表されました。とにかく父Quality Roadが強いということになるか。

Connect: Curlin - Bullville Belle by Holy Bull

種牡馬2年目となる2019年は繁殖が112頭にまで減りました。種付け料はとりあえず維持していますが、4年目は下げてくるんじゃないかな。

Game Winner: Candy Ride - Indyan Giving by A.P. Indy

ロースターには載っていますが、現役に残る模様。
2歳で4戦無敗のBC Juvenile勝ちですが、3歳の去年はやや振るわず。とはいえ、これだからBC Juvenileの勝ち馬はという毎年のパターンではまだマシな方。 母Indyan Givingは未出走で繁殖入り、祖母はFleet Indian。

Honor Code: A.P. Indy - Serena's Cat by Storm Cat

2019年に初年度産駒がデビューしましたが、ファーストクロップリーディングでは15位と出遅れています。ブラックタイプも出ておらず、状況は厳しい。自身が良血なので、3歳の産駒が走り出してからこそがという面もあるだろうけど。

Lemon Drop Kid: Kingmambo - Charming Lassie by Seattle Slew

種付け頭数が一段と減りました。リーディングでもまだ頭数が残っている状況で順位を落としてきていますから年齢のファクターが大きいか。

Liam's Map: Unbridled's Song - Miss Macy Sue by Trippi

2019年に産駒がデビューし、Wicked WhisperとBasinがG1を勝ちました。ファーストクロップリーディング4位と上々のスタートとなっており、これに伴い種付け料も増額されています。

Mineshaft: A.P. Indy - Prospector's Delite by Mr. Prospector

Lemon Drop Kid同様リーディング順位が落ちてきており、種付け頭数も減っています。

Morning Line: Tiznow - Indian Snow by A.P. Indy

2019年に入ってすぐにニューメキシコのA&A Ranchに売却され拠点を移すことになりましたが、その直後に肺炎からくる合併症により死亡しました。輸送時に発熱したということなので、その予後が悪かったということなのでしょう。
リーディングでは産駒数相応といったところで突出した産駒は出ておりません。

Mr Speaker: Pulpit - Salute by Unbridled

2019年に産駒がデビューし初年度リーディング20位でこれといった産駒なし。プエルトリコの重賞で走っていたり、マイナーな競馬場で勝ち上がっていたりという産駒が目立つので、メインストリームで産駒を見る機会は少なそうです。

Noble Mission: Galileo - Kind by Danehill

初年度産駒のCode Of HonorがKentucky Derbyで3位入線ながらMaximum Securityの降着により2位に繰り上がり、夏にTravers Sを勝つとJockey Club Gold CupではVino Rossoの降着により繰り上がり勝利と何かと裁定の影響をうけつつも賞金を積んでいるので、セカンドクロップリーディングは2位に躍進しました。重賞勝ちは他にイギリスのNewmarketのG3を勝ったSpanish Missionが出ています。Galileoを北米に導入するという側面からはCode Of Honorに続いて北米での活躍馬が待望されるところながら、血統の良さから流出が多いように見えますね。日本には産駒のエスカレードフジが外国産馬として入ってきましたが、JRAでは勝てず、名古屋に転籍して勝ち始めたようです。
Code Of HonorはFarishの生産所有ということで将来的にLane's Endでの種牡馬入りはほぼ確定でしょう。

Quality Road: Elusive Quality - Kobla by Strawberry Road

種付け料がまた上がって20万ドルに。American Pharoahの種付け料が非公開になっておりますが、公表されている中ではWar Frontの25万ドルに次いでTapitやMedaglia D'Oroと並ぶ2番手です。American Pharoahは初年度産駒から大活躍でG1勝ちだけがないといった状況なので20万ドルでは済まないと思いますが。
Quality Roadの2019年はリーディング5位ですが、City Of LightのPegasus World Cupが効いています。とはいうものの、Santa AnitaのOaksとDerbyを両取りしていたりと、3歳に上質な産駒が揃っていました。なので、種付け料が上がるのも納得。

The Factor: War Front - Greyciousness by Miswaki

種付け料は少し戻してきたといったところ。CristonがG1を勝ちましたし、順調とはいえる。1年日本にリースされていたので、今後リーディングは落ちる時期が来ます。

Tonalist: Tapit - Settling Mist by Pleasant Colony

種付け料は15000ドルを維持しましたが、当初の3万ドルからすると半減しています。2019年は種付け頭数もほぼ半減し、状況は厳しくなってきました。初年度産駒がデビューするもののリーディング11位でステークス馬1頭に留まりました。

Twirling Candy: Candy Ride - House Of Danzig by Chester House

種付け料が4万ドルまで上昇しました。産駒デビューから5世代目になりましたが、G1馬を2頭出してリーディング15位と同時期の種牡馬の中ではトップの実績を残しています。

Unified: Candy Ride - Union City by Dixie Union

種牡馬2年目で種付け頭数が100頭のラインまで落ちてきましたので、今後微妙なところ。

Union Rags: Dixie Union - Tempo by Gone West

産駒デビュー以来良好な結果を残してきましたが、2019年はやや不調。リーディングは57位でした。これにはある程度結果を期待できる3歳馬と2歳馬が3・4年目の世代で覿面に質が落ちていた影響が強そうです。

West Coast: Flatter - Caressing by Honour And Glory

2019年に種牡馬入りで168頭の繁殖を集めました。初年度の頭数としてはこの上ないです。