Stallion Register、Stallion Directory、Racing Postあたりで遊んでいたら出来たNureyev直系種牡馬たちのリストっぽいもの。
探索方法はまずRacing PostのStallion BookでSire Lineカラムを使うと祖父名で検索が効くので、そこから総当たりでRacing Postのデータベースに登録されているNureyev系種牡馬をひたすら集める。このデータを基にStallion RegisterとStallion DirectoryのSire of Stallionで検索という手順。Stallion Directoryなんかはデータの範囲がRacing Postよりかなり広く、インドとか普通に出てくるので。で、Stallion RegisterとStallion Directoryでは微妙に異なる部分があるので両方でチェキ。…繋養地ケニアとか出たときはどうしようかと思ったけど、とりあえず出てきたもの全部拾ってみた。これが全部ってわけではないだろうけど、探せる範囲で2010年に種牡馬現役っぽい連中はこれくらいかなと。Stallion Directoryはデータ範囲広い代わりにほんとにまだ種牡馬として現役なのかあやしいんですけどってのまで拾っている。なので信頼性はいまいち。こんなもの参考にする人はいないと思うが。
Theatrical
種牡馬としては極端な芝偏重で、距離も12Fなど長めを好む傾向を持ちながら北米のトップクラスに居続けた。一時は産駒獲得賞金の芝比率が80%を超えるなど独特の種牡馬であったなあなどと。日本でもヒシアマゾンを筆頭にタイキエルドラドなど活躍馬を多く出している。近年では母父としての活躍も目立ち、その代表としてEnglish Channelが挙げられ、今年もKarelianを出している。母父にいようが芝志向なのは変わらない。
多くの後継種牡馬を得たが、なかなか成功していない。日本にはGeriやZagrebが導入されるも結果は知っての通り。北米ではRoyal Anthemがぱっとせず、今後産駒デビューが控えているShakespeareや種牡馬入りするであろうWinchesterに掛かっているような状況。Shakespeareはフロリダで10000ドルを取るあたりの設定がやや微妙かと思うが。謎なのはイタリアで6000ユーロも取るRob's Spiritとか、同じく4000ユーロのGeriとか。
Soviet Star
欧州芝マイルでMiesqueと渡り合った。
種牡馬になってもFreedom CryやAshkalaniを出した。その後日本に導入されるも、結果的にその時代になにがしかの結果を得るといったことは出来ないまま、アイルランドに再輸出され、PressingやEva's Requestを出した。その前にニュージーランドにシャトルされて得たのが大駒Starcraft。高齢となった今でも種付け料8000ユーロを提示しているので、戻って良かったねとは思うところ。結果的に日本に来たのは失敗だったけど、この競走実績で、母の父にVentureなんて日本で実績のある馬が入っていて、連れてこれるものなら連れてくるってこと自体はありなんだよなあ。
Freedom Cryにせよ、Ashkalaniにせよ種牡馬としては見切られた感が強く、後継種牡馬は何とか出たみたいだが、他のマイナーなSoviet Star後継と同様あっさり消えていく様相。StarcraftはあっちでいきなりG1馬が出たので良いんじゃないか。後は北半球シャトル時の産駒が活躍してくれればといったところで。
Goldneyev
母は凱旋門賞馬。近年ではGoldikovaを出しているWertheimerの良血出身。この手の系統は派手にG1クラスの活躍をしなくても存続の可能性が見えてくる。すでにGold AwayからFull Of Goldへと繋がっているが、Full Of Goldの競走実績では心許なく、Gold AwayとしてはAlexander Goldrunに匹敵する牡馬を出したいところ。
Full Of GoldはWertheimerの手とは違うところから出た馬だが、フランス色が強くBlushing GroomやRivermanを絡めた血統構成に優れ、あちらならばこの血統を活かす繁殖も多いことに期待したい。
Gold AwayもいきなりAlexander Goldrunを出し、また何か強い馬を出してくれば良いんじゃないかな的に。Alexander GoldrunはGoldneyevのGlaneuseをクロスさせる形でやや独特だが。まあこの牝系は割とあちこちに散ってるので、引き出しは多いはず。
Polar Falcon
マイルをメインに活躍し、Sprint Cupを勝ったスピード馬。現在Nureyev直系としては最高の種牡馬Pivotalを出して成功した。Pivotal以外でもChevery ParkのオーナーブリードでIcemanという有力な後継を得たが、Icemanは産駒2世代を残し、若くして亡くなった。代わって父Pivotalの半弟Virtualが今年から種牡馬入りした。
Pivotalは今年の種付け料が65000ポンド。これはDansili、Oasis Dreamと並ぶイギリスのトップとなっている。種付け料を公示している種牡馬ではこの上にSea The Starsの85000ユーロがあるのみ。Privateでもこれを上回っているのはCoolmoreのGalileoとMontjeu程度か。
Pivotalの後継も産駒がデビューして走り始める段階にあり、既にKyllachyがG1馬を出す他、ニュージーランドでもCaptain Rioが2頭のG1馬を得た。MediceanとともにChevery Parkを支える種牡馬となっており、後継種牡馬もChevery Parkに重用されている。また、欧州においてはCoolmoreのExcellent Artが控えており、今後が期待される。
Unusual Heat
母はDenmarkの女傑Rossard。Unusual Heat自身の競走実績に見るべきものはないが、Nureyevが好きなCaliforniaで種牡馬入りした。8歳となった1998年のシーズンから種付けを行っている。初年度は種付け17頭で産駒登録15頭と少なかったが、ここからSanta Anitaの6.5Fでレコードを出したLennyfrommalibuが登場し、Thermal Ablasionもステークスを勝つ成績を残した。初年度産駒がデビューする前からそこそこの評判を集めていたのか、2年目以降は30頭を超える種付け頭数を確保し、産駒デビュー後の2002年には種付け頭数が倍以上の83頭となっている。その後産駒の活躍によってカリフォルニアのリーディングサイアーを獲得した。G1でも産駒を見かけるようになったのはここ数年でしかなく、台頭してくるのが遅かったため今のところ後継種牡馬に恵まれていない。西海岸の芝に強いが、今年は西海岸以外でも産駒を見かけたので活躍するエリアが広がっている。Unusual Heat自身は今年で20歳と高齢と言われる時期にさしかかっているが、まだこれから。
Caesour
祖母Dinner Partner。現役時にはG2 Bay Meadows Hを勝ち、ドイツの重賞で入着している。南アフリカで種牡馬入りし、Perfect Promise、Irridescence姉妹やNZでG1を勝ったDane Juliaを出した。その後は目立たなかったが、今年Regal Ransom SAFがG1を勝っている。牡馬の活躍は牝馬に比べて目立たず、これまでにTobe Or Nottobeが後継として種牡馬入りしたに止まる。Regal Ransom SAFは去勢されている。
Spinning World
Nureyev産駒のマイラーとしては時代が一つ前のMiesque、Soviet Starらと並び称せられる。種牡馬としては何頭かのG1馬を出しているものの全体的に不振である。
NZにいる後継者Thorn ParkからG1馬が出ている。
Peintre Celebre
凱旋門賞を圧勝した1990年代最強の一角。産駒にはドイツで勝ったDai JinやらSanta Anitaで勝ったCastledaleなど変な馬がが多い。Vallee EnchanteeとPrideのおかげで牝馬の方が強いイメージ。たまにG1馬を出してくるという程度では当初の期待を外したということになるだろう。
Stravinsky
July CやNunthorpe Sを勝ったスプリンター。
種牡馬としてはBalmontなどを出したがやはりSerenade Roseだろう。産駒はそれなりに距離をこなす。北半球は当初アメリカで種牡馬入りしたが、日本に導入された。シャトル先のオーストラリアの方が評価は高い。
Arakan
今年Dick Turpinを出した。現役時はイギリスで7FのG3を勝っただけ、活躍距離は7Fを中心に6Fから8Fでどっちかというと7F、6Fといった馬であったようだ。5歳まで現役で6勝、Timeform Rateが123であった。Niarchosのオーナーブリードで、母の父Common Groundsというあたりに微妙ならしさは漂う。初年度産駒からあれほどの活躍馬が出るとは望外であっただろう。アイルランドのBallyhane Studで3000ユーロの種付け料設定。
Nureyev 1977
Theatrical 1982 | |||
Nobiz Like Showbiz 1990 | |||
Broadway Flyer 1991 | |||
Bluffy 1991 | |||
Yokohama 1991 | |||
Geri 1992 | |||
Dramatic Irony 1992 | |||
Humbel 1992 | |||
Cachet Noir 1993 | |||
Zagreb 1993 | |||
Clure 1993 | |||
S'No Business 1993 | |||
Red Castle 1994 | |||
Royal Anthem 1995 | |||
Prince T. 2002 | |||
Hap 1996 | |||
Drama Critic 1996 | |||
Thank Heavens 1996 | |||
Trifecta Scott 1996 | |||
Rob's Spirit 1997 | |||
Del Mar Show 1997 | |||
Monsignor Casale 1997 | |||
Strut The Stage 1998 | |||
Broadway Moon 1998 | |||
Startac 1998 | |||
Theatromania 1998 | |||
Balakheri 1999 | |||
Playapart 1999 | |||
Stage Show 1999 | |||
Stydahar 1999 | |||
Brave Call 2000 | |||
Panoramic 2000 | |||
Shakespeare 2001 | |||
Drama Thief 2001 | |||
Laura's Lcky Boy 2001 | |||
Street Theatre 2001 | |||
Grand Reserve 2002 | |||
Nugget Point 1982 | |||
Lead On Time 1983 | |||
Fraam 1989 | |||
Massimo 1994 | |||
Soviet Star 1984 | |||
Zeami 1990 | |||
Volochine 1991 | |||
Freedom Cry 1991 | |||
Califet 1998 | |||
Ashkalani 1993 | |||
Darayad 1999 | |||
Pasternak 1993 | |||
Antrim Lad 2000 | |||
Starcraft 2000 | |||
Democratic Defict 2002 | |||
Boris De Deauville 2003 | |||
Zarbyev 1984 | |||
Screen Idol 1999 | |||
Zarb's Pleasure 2003 | |||
Stately Don 1984 | |||
Goldneyev 1986 | |||
Goldmine 1991 | |||
Gold Away 1995 | |||
Full Of Gold 2005 | |||
Dananeyev 1996 | |||
Great Commotion 1986 | |||
Lend A Hand 1995 | |||
European 2000 | |||
Monsagem 1986 | |||
Polar Falcon 1987 | |||
Pivotal 1993 | |||
Kyllachy 1998 | |||
Fawri 2004 | |||
Needwood Blade 1998 | |||
Captaint Rio 1999 | |||
Golden Pivotal 2001 | |||
Windsor Knot 2002 | |||
Mughwar 2002 | |||
Excelletn Art 2004 | |||
Falco 2005 | |||
Virtual 2005 | |||
Falkenham 1994 | |||
Passing Glance 1999 | |||
Polar Impact 1999 | |||
Resplendent Cee 1999 | |||
Balkenhol 2000 | |||
Iceman 2002 | |||
Mari Bleu 1987 | |||
Rudimentary 1988 | |||
Ajaad 1988 | |||
Rinka Das 1988 | |||
Prince Nureyev 1989 | |||
Wolfhound 1989 | |||
Unusual Heat 1990 | |||
Unusual Jedi 2007 | |||
Caesour 1990 | |||
Tobe Or Nottobe 2000 | |||
Siam 1990 | |||
Concordial 1991 | |||
Kingsttenham 1991 | |||
Atticus 1992 | |||
High Fly 2002 | |||
Private Interview 1992 | |||
Diffident 1992 | |||
Rosmini 1999 | |||
Ne Coupez Pas 1992 | |||
Rio Verdo 1992 | |||
Alamo Bay 1993 | |||
Russian Revival 1993 | |||
Spinning World 1993 | |||
Allover 1999 | |||
Commander's Flag 1999 | |||
Common World 1999 | |||
Fomalhaut 1999 | |||
King Of Happiness 1999 | |||
Tendulkar 1999 | |||
Thorn Park 1999 | |||
Siberian Hawk 2000 | |||
Spinning Valentine 2002 | |||
Black Hawk 1994 | |||
Light Hawk 2005 | |||
Peintre Celebre 1994 | |||
Carpanetto 2000 | |||
Dai Jin 2000 | |||
Joe Bear 2000 | |||
Super Celebre 2000 | |||
Mood For Love 2001 | |||
Castledale 2001 | |||
Jam Alley 2001 | |||
Airmail Special 2004 | |||
Romanov 1994 | |||
Diableneyev 1995 | |||
Fort Stanton 1995 | |||
Enquire 1995 | |||
Social Charter 1995 | |||
Stravinsky 1996 | |||
Bachelor Of Arts 2001 | |||
Balmont 2001 | |||
Cool Conductor 2001 | |||
Keeninsky 2001 | |||
Oratorio 2001 | |||
Soldier's Tale 2001 | |||
Godlen Stravinsky 2002 | |||
Saperavi 2004 | |||
Good Journey 1996 | |||
Istintaj 1996 | |||
Eltawaasul 1996 | |||
Gracioso 1996 | |||
Research 1996 | |||
Senure 1996 | |||
Skimming 1996 | |||
Brimming 2005 | |||
Fasliyev 1997 | |||
Chineur 2001 | |||
Russian Valour 2001 | |||
Steppe Dancer 2003 | |||
San Francisco 1997 | |||
St. Petersburg 1997 | |||
Zentsov Street 1997 | |||
Thady Quill 1997 | |||
King Charlemagne 1998 | |||
Momentum 1998 | |||
Dance Dreamer 1998 | |||
Lithuanian 1998 | |||
Pure Theatre 1998 | |||
Meshaheer 1999 | |||
Arakan 2000 |