Ascot

King George VI and Queen Elizabeth S - Harbinger

G1 芝12F。
直前にDar Re Miが挫跖で回避となって6頭立て。それでも英愛のダービー馬Workforce、Cape Blancoに4歳の上がり馬Harbingerが出走すると言うことで注目されました。Workforce、HarbingerのStoute陣営はConfrontをラビットに用意。
レースはそのConfrontが引っ張る展開で進み、その後ろに内Cape Blanco、外Workforceと並ぶ。この2頭の後ろがHarbingerで、Daryakana、Youmzainが並んで追走。最終コーナーを過ぎて直線に入ると、Cape BlancoとWorkforceが並んだままConfrontを交わしますがそこからWorkforceは伸びず、替わって外からHarbingerが一気にCape Blancoを交わしていきました。Harbingerはそのまま後続を突き放して2着Cape Blancoに11馬身差の圧勝、勝ち時計が2:26.78でレコード。後ろでは追い込んできたYoumzainがDaryakanaとの接戦を制してお約束の3着確保。Workforceは沈み5着に終わった。
Harbingerは父Dansili、母Penang Pearl、その父Beringの4歳馬で今年4連勝でついに頂点に立った。通算9戦6勝。この圧勝とレコードの時計で凱旋門賞ブックメイカーオッズはEvens。そこまでは気が早い感もありますが、Stoute調教師の凱旋門賞初制覇が掛かっています。Stouteの管理馬ということで主戦はRyan Mooreですが、今回Ryan MooreはWorkforceを選んだため、Olivier Peslierが騎乗。Peslierはキングジョージ初勝利。
Harbingerは強かったですね。Fame And Gloryとの勝負が楽しみ。一方で3歳はちょっと不安。Workforceは完全に直線で力なく沈んだし、Cape Blancoにしてもここまで離されてしまうとなるとね。