Belmont

予定調和その1

Mother Goose - Rachel Alexandra

こういう言い方は陣営に失礼なのであまり言いたくないけど、出走馬が確定した段階でただ貰いのレースでしたね。
もともとRachel Alexandraがひとまず世代牝馬の頂点に立ったKentucky Oaksが大圧勝で、その後Preankess Sまで勝っているのですから、他陣営が回避していくのも止む無しといった風で5頭立て。さらにそこから2頭が抜けて走ったのは3頭。そこに一応GIII Nassau Countyの勝ち馬であるFlashingが残っていたのはわずかに救いがあると見ていましたが、結果は酷い絶望でした。"Nothing left for the other two." 実況はResultsと言った後笑ってやがる。
Malibu Prayerが22.57-22.09という速いペースを刻み、二番手Flashing、三番手Rachel Alexandra。でも見せ場はそこまでで、後半のラップは24.20-24.84-12.73。Rachel Alexandraは4コーナーで二頭の間をぶち割って前に出て、直線までに勝負を決めていました。後はChurchill Downsの時のように突き放すだけで19馬身1/4が今回の公式のリザルト。
同世代からこれという馬が出てこないことにはどうにもなりませんね。古馬ではZenyattaがいますが、西海岸から動く気配のないZenyattaに対してRachelはBCはPro-RideのSanta Anitaだから出ないと言っちゃいましたし、どうも同じレースに出て決戦というのは望み薄っぽいですな。