SIN Kranji

今年はSingapore Turf Clubの公式サイトも重くならず。ほう、経験が生きたな

Singapore Airlines International C - Gloria de Campeao

このレースを最後に引退、南アフリカA.P. IndyというかLassie Dearの血を根付かせるために種牡馬入りするJay Pegが逃げ、Gloria de Campeaoが外から並びかける二番手。そしてJay Pegが3コーナーで完全に脚を失って後退していくとGloria de Campeaoが先頭となり、そのまま後続の追撃を許さず逃げ切り体勢に入ります。最後にはPresvisが外から強襲してきますが、アタマ差に凌いでの勝利。DWC2着の実力を発揮してみせたらこれくらいは出来て当たり前か。ブラジル時代は当然ながら芝で活躍していたんだし。
2着にPresvisが入ったのは穏当な結果といえばそうなる。この馬は香港のレースと同じく、直線で一気に強襲してきました。欧州に帰ってもこういう展開で嵌れば勝てるんじゃないか。3着はde Kock、K. Sheaの南阿コンビのBankable。といっても欧州方面の馬なので勘違い無きよう。de Kockだけでも騙される人はいるが、今回K. Sheaまでセットなので凶悪なんです(何がなのかは訊かないこと。4着がオーストラリアのPompeii Ruler。5着が日本のTascata Sorte。6着オーストラリアのSarrera、7着GodolphinのBaliusと遠征馬で占められている。
シンガポール調教のトップは8着のThe Hornet、更に9着がEl Dorado、10着Top Spin、11着Ricocoと下位に並ぶ結果に。今年は中距離路線で絶対視出来る馬がなく、Singapore Gold Cupを勝ったEl Doradoも今年に入って不振でしたし仕方ない面はありますか。国際色豊かな出走メンバーのレースってのは裏を返すとこういう事でもあるのです。
Jay Pegは直線に入ってレースを止めており歩いて入線となった模様。急に失速してましたし、無事であれば…

KrisFlyer International Sprint - Sacred Kingdom

ペースを刻んだのは南アフリカ牝馬Mythical Flight。7戦無敗の地元の期待馬Rocket Manのハナ先を制して行きました。そしてRocket Manの外にはInspiration、後ろからはTakeover TargetとSacred Kingdomが付けているという…涎が出そうな出走メンバーですな。Mythical Flightの出番は直線に入るまでで、これを交わしていったのがRocket Man。一馬身は完全に抜けて地元のファン歓喜だったが、直ぐ後ろから迫るSacred Kingdomに捕らえられると抵抗するも残り100m過ぎで勝負あり。香港で揉まれているSacred Kingdomはさすがに強かったというレースではありました。
Rocket Manも3着Diabolicalに3馬身半くらいは差を付けていて、その能力の一端を示したか。これは逆に年末の香港とかに遠征したら面白いかも知れませんね。その前の秋に日本に来ても良いよ。血統は例によって豪新…おやぁ、Our Giantの半弟じゃあないかw
Goodwood Hを勝って中一週で遠征してくるTakeover Targetはもう走ってるだけで凄いよ。レーポにはdisappointingって書かれてしまいましたが。