コミックブレイド12月号

次号予告とかが大変な事に。
来月号から天野こずえさんが復帰。新連載はどうなるんですかねとは思うものの、ブラウニーの予告で懐古趣味を刺激されたわけで、「クレセントノイズ」はどうしました?位のことは思う。昔のGファンタジーを思い出しますよ。箱田真紀さんにしても久保聡美さんにしてもGファンタジーからだしね。その頃の作家さんで今でもGファンタジーに残っているのは「E'S」の結賀さとるさんと「銀のクルースニク」の岩佐あきらこさんくらいですかね。「ぱにぽに」もそうだけど、あの作品は昔から何か浮いた作品ではあり。
更に木下さくらさんの「ニューパラダイス」が復活。これもまさかの復活。木下さくらさんってこのところいろいろやり過ぎていてよく分からないなあ。「ニューパラダイス」はもうとっくに終わった話かと思っていたし。
2月号からは9月号に掲載された瀬尾公治さんの読み切り「Princess Lucia」が隔月で連載と発表されました。このところの新連載攻勢の最後にとんでもない隠し球が来ましたかね。

パラドクス・ブルー中西達郎、nini)

中西達郎さんは「ドリムゴード」でも「CROWN」でも膨大な設定があって、作中で明かされているのはその一部でしかありませんでした。コミックでは大幅に描き直されていたり、情報を詰め込んだりと雑誌の連載を読むだけでは到底追いつけないという困った部分もありますが、それ以上に特徴的な絵柄で好き嫌いが分かれるというのはあったでしょう。{CROWN」はコミックでとはいえあれだけの設定を表に出しておいて、これで終わりという印象を受けてしまったのは事実です。新連載の作画はniniさんが担当するということになったのは編集部もその辺りを考えた結果なのかなとは思われます。
niniさんの絵はDRAGON SISTERと比べると線が目立つような印象を受けました。DRGON SISTERのときはもっと細くて1本でさっと引かれていたような…。
本編の趣向そのものは面白いのですが、これがどれだけ支持されるかとなると不安があります。そして設定なども賛否が分かれるところで、まあ人型決戦兵器の類は出てこないだろうから良いかなと思ったり。全体的に中西達郎さんらしい作品という印象は受けました。

白雪ぱにみくす(桐原いづみ

雛菊の秘密っぽいものですかね。しかし、あっちはほぼルチル一人で話が動いているなあ。既に姫様は達観の領域に入りかけてるし。白雪と母親の関係も今後の話で改善されていくべきものということなのかな。あの話がここに影響するのかとは思いました。駆けつけた母親をちらっとでも目にした白雪は何を思うのでしょう。そして、確かに指輪はそういう役割を果たしてましたね。最初だけしか出てなかったからちょっと忘れていた。

EREMENTAR GERAD東まゆみ

衝撃的な展開ということになるかな。クーはキースの不自然な没年に気付いていますね。その辺の常識が無いっぽいレンは気にしてない様ですが。で、シアの登場。キースに捧げられている称とこのシアの状況でレンが絵ディルガーデンに行くことをグリィナが止めていた理由が分かるのかな。レンの記憶の中にあるものとこのエディルガーデンの現実の差。シアの身体以上にあまりにも変わり果てた精神。その何故の部分は蒼にもある程度関わってくるのかなと思われ、EREMENTAR GERADという作品にとって最大の山場に来つつありとなるか。デショさんも何やら思い当たるものがあるようで、クーとレンの進入に協力した事なんかも合わせて読めないキャラだなあと。そしてレンはパートナーが確実に自分より先に亡くなるという事実に気付いたか。クーの役割は重要ですね。その反面アークエイルご一行は何やってるんですかというところでもあるのですが。

バガダウェイ(古日向いろは

舞台や登場人物の説明編。ラクロスの基本的な部分とその歴史も含めて。マイナーな競技を題材とするからには必要だと思います。部員集めは部活ものの王道ではあるよね。

エスプリト(筒井大志

途中からおおよそそうなるかなと思っていたとおりの展開に。何気にサラさんは凄い人ということをアピールしてますね。

ハードボイルドスクランブルエッグ(木下さくら

要するに魔探偵ロキなんですけどね。2話掲載。一部の手の抜きっぷりと話の投げっぷりが…。たまにはこういうのもいいのかなーとは思いますけどね。ただ、魔探偵ロキを知らない最近読み始めた読者にとっては何が何だかという事にならないかなあ。