Curlin on turf

どうも、どこまで本気で言ってるのやらと思って見ていたんですが、週末には出走という状況。
Curlin in Final Prep for Turf Debut | bloodhorse.com
オーナーのライセンス問題もあってよく分からんと思っていたら、Arlington Hにも登録してやんの。GIIIハンデ戦とはいえ124ポンドの設定で、CosmonautやGo Betweenに6ポンドを与える形。Cosmonautは去年121ポンドを背負って綺麗に逃げ切っていて、Go Betweenが116ポンドで3着に入っている。去年快勝して、今年になってからも特に衰えたようには思えない馬のハンデを3ポンドも下げるのだから突出振りというのは明らかですが、今更124ポンド程度を苦にする馬ではないしなとも。
ライセンス問題が決着してNYでの出走が可能ならMan O'War出走。こっちは別定なので123ポンド。GI級となれば、とりあえずBetter Talk Nowの名を出すことになるエントリーリストなので、普通に芝をこなせたら問題ない風味。それよりはGrand CouturierとかMauralakanaに期待してみたいところではあったりするけど。
その後はSaratogaに置いて調整してフランスへという目論見のようです。
で、Man O'War Sを勝てば、いよいよCurlinの獲得賞金がSkip Awayのそれを超えます。Cigarへも30万ドル以内となっていよいよという状況が発生します。
さて、BCならば去年勝っているし、今年はドバイも勝って、ダートで走る以上は敵無しのCurlinをこのままダートで走らせても価値を向上させられないというのはあると思います。TiznowのBC Classic連覇という記録があるにはありますが、2001年のTiznowは現在のCurlinのような立場の馬ではありませんでした。不安材料を抱えて出走したSanta Anita Hで強さを見せるもののその後半年出走できず、秋に何とか間に合ってぎりぎりでBC Classicを勝ったので、Curlinが超えなくてはならない壁ではありません。
今年のSanta Anitaはオールウェザートラックでの開催で、オールウェザートラックでのレースに対する評価が確定していないということも影響しているでしょう。開催実績のないPro-Rideですからなおさらです。それならば芝の頂点を目指す方が良いという判断はありでしょう。北米の芝ならともかくLongchampの芝をこなせるかという問題はあるにしても。
どうあれ、オールウェザーがダートに取って代わるのはまだ先なんじゃないかと。今年BCを勝ったところでCurlinがいないレースを勝ったに過ぎないということになりますし。