Belmont

Mother Goose - Music Note

Proud Spellの出走により4頭立て。
Proud Spellはまず、スタートで躓く。これは直ぐにNever Retreatを内から見る2番手のポジションを回復して問題ないように見えましたが、直線の入り口で今度はNever Retreatに内を閉じられて大きな不利を受ける。このときMusic Noteが抜け出して勝負が付いてしまいました。Proud Spellは更に内からNever Retreatを交わして何とか2位入線を遂げましたが、その際にNever Retreatに寄ってしまい妨害したと判断され、3位降着とさんざんな結果に終わりました。ま、直線の入り口はコーナーでちょっとNever Retreatに対して下げた形になったのが原因と言えばそうか。しっかり横に並べていたら閉じられなかったとは思うし。直線ではNever Retreatに向かっていく形になっているので言い訳はできませんが、それ以前にNever Retreatの進路も褒められたもんじゃないよなぁ。
勝ったMusic NoteはGodolphin所有でSaeed bin Suroor調教。父A.P. Indy、母父Sadler's Wellsで祖母It's In the Air。4戦3勝で、デビュー戦を負けた後、圧勝、圧勝でGIに挑戦して3連勝で決めた。レースの仕方も含めて典型的な良血A.P. Indyです。Sadler's Wellsが入るのが異色ながらIt's In the AirMr. ProspectorにFrancis S.、Nasrullahと綺麗に固めた血統でもあり、ベースとしては良さそう。

Suburban - Frost Giant

ハンデが118-114に集中しているということはレベルが高くないという一つの証左ではあったし、一番人気がA.P. Arrowという時点でどうかとは思ったが。
Frost GiantとSolar Flare、Naughty New Yorkerが前でやり合って、Naughty New Yorkerは耐えられずに沈んだが、後は行った行ったの決着と言って良いレース。24.30-24.25-23.48-24.28-25.27。勝ったのは最低人気のFrost Giantの方。直線の攻防も馬体を併せての競り合いというイメージではないし、凡戦。アルゼンチン産馬なので南半球年齢で3歳の終わりであるSolar Flareは2着に入ったことを評価すれば良いとも思うが、最後にラップが落ちて交わされたのはいただけない。