オールウェザーが聞いてあきれる…

この時期のSanta Anita開催はこれまでも雨による開催中止に悩まされていたので、ある程度は止むを得ない部分はあろうかと思われますが、ちょっと今年の場合はCushion Trackの問題という側面は強いか。開催中止になるような事態がゼロになるなんて思っていませんが、増えてどうするかと。
West Coast Millions Races in Doubt | bloodhorse.com
S.A. Cancels; Hopeful for Millions | bloodhorse.com
Sunshine Millions On at Santa Anita | bloodhorse.com
'Anita Cancels Jan. 27-28 Programs | bloodhorse.com
1/24-28の5日間の開催予定で開催できたのは1日だけ。その1日がSunshine Millions開催日だったのは運が良かったですねというくらいには思う。
この手の問題は実際に導入してみないと分からない部分はあったと思われ、問題が起こったらなるべく迅速にそれに対応して解決していくしかないのかなと。人工馬場を導入して、馬場に起因するトラブルを起こしているのはSanta Anitaだけではありませんし、そのトラブルの内容も個々に違ってはいます。ただ、Santa Anitaの場合はもう少しこの季節で要求される性能について煮詰めておくべきではなかったかということでしょう。結局CHRBが期限を切ってしまったがために、その部分の見極めがつけられなかったとなるのかな。
ということで排水の問題はSanta Anitaに固有の問題でしょうけど、他の競馬場もその種の競馬場に固有の状況に起因する問題が起こらないとは言えないわけで、Santa Anitaのこの状況を見てしまうと、導入により慎重な判断を必要とするくらいの認識は持ったら良いんじゃないのかなと。年間を通して馬場にどういった性能が要求されるかということについてはかなり議論を詰めておかないといけないようなSanta Anitaの教訓ともいうべきか。あるいはトレーニング専用トラックに先行導入して様子を見るとか…。
カリフォルニアは注目されているから、この一件の影響は少なからずありそうとは思います。Sunshine Millionsが延期ならもっと大変だったろうけど。