BREEDERS' CUP World Championships

今年は公式でWeb中継。安定しているしこれは良い時代になったもんだ。
起きてられないので、ライブでは前半だけですが。

Juvenile Fillies - Indian Blessing

アンダーカードの20秒台だの21秒台だの狂気のペースはどこへやら、本番になったとたんに23秒の楽逃げペース。こんなペースで楽にIndian Blessingを行かせたら逃げ切られるに決まっている。A to the Courtがついていったが、3コーナー前に引き離されててはどうしようもありません。直線に向いて後ろから脅かしてくる馬もおらず。2着にはProud Spellが入っているが、力の差が歴然。

Juvenile - War Pass

こっちはそれなりに速いペースになったが、War Passがコーナーから後続を引き離してそのまま押し切った。その後ろにはPyro。これはあまりにも予定調和。3着Kodiak Kowboy、4着Tale of EkatiとJFも考えるに、全体的に馬場状態故かスタミナを問われないという印象。

Filly and Mare Turf - Lahudood

芝馬場はかなり酷くなっている。今年は北米馬のワンツー。スタミナのあるLahudoodとHoney Ryder。そして3着にPassage of TimeでNashoba's Keyは4着に終わった。外からSimply Perfectが先手を取ったが、1コーナーで大きく外に膨らみ、向こう正面で外に出してレースを止めてしまいました。大事は無いと思うけど。そのあたりからはっきりと消耗戦になり、4コーナー回って先頭のLahudoodをPassage of Time、Honey Ryderが追う展開となりますが、どちらも伸びを欠いていました。Nashoba's Keyはちょっとちぐはぐ。ただ、うまく立ち回ってもこの馬場では勝てなかったでしょう。
Wait a Whileがスクラッチ。理由は馬場ではなく膝の怪我とのこと。

Sprint - Midnight Lute

2番手にいたIdiot Proofが直線に入って先頭で逃げ切り濃厚にも見えたが、外から1頭だけ別のレースを走っているような伸びを見せたMidnight Luteが簡単に差し切った。今日はアンダーカードでも6F戦で外からの差しが決まっていたが、このレースもそんなところ。Select SでE Z WarriorがCobalt Blueにやられたのと全く同じだった。
Attila's Stormがスクラッチ

Mile - Kip Deville

マイルだと強かったKip Deville。Cosmonautが引っ張って、これを見ながらレースを進めた。Cosmonautは直線半ばまでは粘るがそこから先が無いのがいつもどおり。Kip Devilleに交わされた。その先は馬群の後ろから外を回って追い込んできたExcellent Artが迫るもののKip Devilleが差を保ったまま1着。CosmonautはNobiz Like Shobizの追撃は抑えて3着。悪い馬じゃないんだが、いつもこうだよなあ。
After Marketがスクラッチ

Distaff - Ginger Punch

直線はHystericaladyとGinger Punchの叩きあいになって、Hystericaladyが優勢だったが、最後に前に出ていたのはGinger Punch。こんなしぶとい馬だとは思わなかった。外から追い込んだ3着にOctave

Turf - English Channel

ShamdinanとFri Guyが先行。English Channelがその後ろにいて、更にDylan Thomas、その内にRed Rocks。Better Talk NowとGrand Couturierが馬群から離れて追走。3コーナーから早くも先頭に出たのがEnglish Channelで、直線で後続を突き放して完勝。Dylan Thomasは良い位置でレースをしていたが、伸びず4着。その後ろにいつの間にか来ていたのがBetter Talk Nowだった。どうやら最後Better Talk Nowが差して4着Better Talk Now、5着Dylan Thomas

Classic - Curlin

3コーナーからCurlinStreet Senseが上位に進出して、外がCurlin、これまでどおり内に入ったのがStreet Sense。この時点でLawyer RonとAny Given SaturdayのPletcher2騎は脱落。直線に入って外からCurlinHard Spunを捉え、Street Senseにはいつもの伸びが無い。結局Curlinが伸びきって勝ち、2着にHard SpunStreet Senseは最後にAwesome Gemに交わされて4着に終わった。
これでTurfとClassicをSmart Strikeが持って行き、リーディングサイアー確定。というか恐ろしいシーズンだったとは思わされる。
George Washingtonはレース中に右前脚を骨折。球節が粉々にされたようで予後不良となり、安楽死処置がとられました。種牡馬として失格となり、現役復帰したシーズンの最後にこの結末とは後味が悪すぎる…。それもどう見ても勝ち目の無いこのレースでだからなぁ。何で今年もClassicに出走させたんだという話にはなるよな…。この馬は本当に無惨な最期だよ…。哀しすぎる。