今更確認するほどの事でもないとはいえ

アドマイヤムーンの話を見ていると
須田鷹雄>>(越えられない壁)>>河村清明水上学
ですな。前からわかりきってた事ですが、こうもはっきり出るかとは思った。
結局のところこういう視点を意識出来るかどうかが決定的な違い。

いずれにしても、海外競馬のことをソコソコは知っていないと、競馬に関する評論はできない時代になりつつありますね。
さるさる日記 - 須田鷹雄の日常・非日常: 2007/07/19 (木) 話の続き

でも、そういうことを欠片も気にしない人の方が大きい事を書きたがるという傾向が…言及する対象についての知識が明らかに乏しいと分かるような記事を書いて恥ずかしくないのかなと。
大きなニュースに便乗して思い付きの記事なんぞ書くからそうなる的に、須田鷹雄さんの18日付の記事と河村清明さんの該当記事水上学さんの記事を読み比べれば、書き手としての格の差が明らかです。後二者からは「俺たちの知らない世界の競馬は許さん」的な部分からこのトレードへの嫌悪感のようなものが見える。
一方の須田鷹雄さんの記事において、日本での種牡馬供用云々から(結構な仮定を挟みつつも)「えらいことになってしまう」とまで書かれていますが、これは杞憂なんじゃないかな。北米でAshfordに質と量の双方で対抗できるのはLane's Endくらいのもんだろうし、Ashfordは多頭数種付けに積極的なので、おそらく種付けベースで北米最大の種馬場はAshfordなんですよね。それでAshfordがCoolmoreの北米拠点だから何か問題があると言うような話は見た事が無いし。規模の違いがあると言えばそれまでだけど。JRA(JBBA)もコンスタントに種牡馬導入してるし、そもそもDarleyは日本以上に北米と欧州を優先しなければならない以上、社台SSに匹敵するラインナップをDarley Japanが持てるとも思えません。
さて、日本と海外というような話で何かを書くんなら、少なくともBlood-HorseやらThoroughbred Times、Racing Postやらのサイト上のヘッドラインくらい見る習慣をつけるべきではないのかねという気はします。別に全ての記事に目を通せとまでは思わない。ヘッドラインを眺めているだけでも「ソコソコ」の海外競馬の流れは知れるし、ああいう無惨な記事にはならないだろうに。
どこで読んだのか忘れてしまったんだが、多分合田直弘さんが書かれていたことにこんなのがあった。
海外競馬に関する情報について、一般のファンとの違いは関係者に直接話を聞くことが出来るという程度で、主にBlood-Horseなど海外メディアのサイトからである(勿論、購読もしているけど)という話で、だから今はそれほど大きな差はありませんよとかなんとか、このあたり記憶はあやふや。
無論、生業と趣味の差はあろうし、ある程度の知識の蓄積という点で敵いえませんし、その関係者に直接聞けるという点が大きいのだとも思いますけど。