ちと思うこともあるわけで

フランさんの書いたこの辺の話から。
フラン☆Skin はてな支店 - 難民コミックス・・・踊らされていませんか?
最近はレビューをサボりまくってるマイナーサイト管理人の方針は、みんながあまり見てないものを取り上げるということではあります。本人の嗜好がそうなりがちというのを差し置いてもマイナーな作品だからこそ取り上げる価値があるんだよなとは思うところ。だって、そういう作品はそうでもしないと無事に連載が全うされるか不安になるんですよ。好きな作品が打ち切られるのは悲しい事です。終わってしまってから良い作品だったのにと嘆いても遅いんです。そういう部分で何もしないよりはという気分があるんですよね。これは何もマンガに限らなくて、ライトノベルだってそう思うのはあるし、洋楽なんかも日本盤リリース予定無しとかで泣いたことがあるんです。だから逆に他でいくらでも取り上げて書かれてるなら、わざわざ書かなくていいかなと思ってしまうんですよね。まあ、大手サイトと同じことしても仕方ないというのもあるし。
根底には面白い作品であるということを広く伝えたいというのはあるんですが、面白いか面白くないかってのは個人によって違うわけで、この作品が面白いですくらいに留めてしまうんですね。それで興味持ってもらえたら良いし、その先はそれぞれですから。ま、私の場合それをどうやって多くの人に読んでもらうかが問題ではあるんですが。とはいえ、まだコミック化されていない段階で掲載誌も有名ではないとはいえ、作品タイトルで検索をかけた時の上位10件にうちのサイトが入ってるというのはあまり喜ばしくないよなあとも。
ただ、そうやって書いておく事で誰かの参考になるなら良いと思うし、そして結局のところそれを一番利用してるのは自分自身というのはあります。これはマンガに限ったことではなくて、競馬の話でも前にBlandfordについて書いたら有芝まはる殿下が便乗してDalmaryの記事書いてくださったってのもあるし、私の書いたものが次の何かに繋がっていくならそれほど嬉しい事は無いと。
さて、ヤングガンガンに関しては創刊当初から毎号レビューとして書いてるので、そこでちょっと引っ掛かってる部分というのはあるのでこの機会に書いてしまうか。
一つはこれはもう随分前からということになるのだが、「すもももももも」ですね。最近はどうなったのかよく分からないのですが、一時期あちらこちらで話題になっていました。私にはそれが疑問だったし、ヤングガンガンにはもっと面白い作品があるのにそれらを差し置いてという気分は強かった。無論、すもももももものような作品が好きな人もいるでしょう。それを否定するつもりはありませんが、そこまでいろいろなサイトで騒ぐほどの作品ですかねと。私は連載のレビューで一度も褒めた事がありません。元々そうだったってのもあるけど、途中からはこれは否定的評価をしっかり書いておかないといけないかなと思ったのも事実ですよ。でも積極的にまでそういう記事を書くつもりにはなれないから、毎回のヤングガンガンのレビュー程度しかやってないけど。
すももももももに限らず間口が狭かろうと思われるような作品があちこちで絶賛されているのをみると違和感を生じます。DMCなんかもヤングアニマルで読んだときには、また狭いところを狙ってる上に賛否が分かれるようなマンガが…と思ったものですし。予想以上に突き抜けてるし、そういう部分でのノリの良さってのもあるんですが、それでもHMの、しかも割とエクストリームなのに対する、知識無しでどこまで面白く読めるんだろうかと。
そしてWORKING!!。3巻なんかもいろんなところで取り上げられてるし、敢えてやる必要はないかなと思ってしまった部分というのはある。ただ、そのWORKING!!3巻のレビューはいくつか読みましたが、どれもこれも同じようなことを言っているという印象は受けてて、3巻だったらあの伊波がはっきりと惚れてるシーンは確かにインパクトもあるし、雑誌掲載時にも女装タカナシと込みで非常に話題になった話ではあるんですが、みんなそこしか見ないのかとも思うわけです。
ちょっとサイトでやってるヤングガンガンのレビューからWORKING!!の部分を一部抜粋してみましょう。

WORKING!(新連載)◆最近よく見かけるタイプのキャラを集めてみましたという気がしてならない作品。
ワーキング◆まあ、雑誌に一つくらい4コマが必要だというならこれでよかろ。てか店長のキャラがツボだとも言う
ワーキング◆店長をもっと活躍させなさい(ダマレ
ワーキング◆あっさりと退場してしまったマネージャーはとりあえず置いておくとして、そろそろ人物も出揃って(とりあえずあと一人分はある感じですが)、ここから同じネタの繰り返しにならずにやっていけるかというところが注目でしょう。一見まともな小鳥遊もやっぱりやばい人ということを思い出させてくれたので今回は良し。
ワーキング◆タカナシ(もういちいち変換するのめんどくせえ)が陥落した瞬間ですか。まあ、後半も見る限りでネタが尽きるという事は当分なさそうではある。ところでうろんなサイトの方のワーキングな、エニがコミック化しろよとか思うたのは私だけか。
ワーキング◆伊波ルート確定。前半最後の違和感、予感、現実の3本は久々の神展開かなと。
ワーキング◆タカナシ家の人々編。というか後編で一気に全部出してくるとは思わんかった。前半は完全に伊波ルートですね。それだけに後半の最後でお約束的に種島だったのはちょっと不満というかそんな感じ。
ワーキング◆伊波がタカナシと普通にしゃべってますが…と思ってたら後半スゲー展開来た。伊波のツンデレ、キタコレ
ワーキング◆久々の種島のコンプレックスネタ。それを2話やるのもどうかとは思ったが、後半はフルカラーに免じてと言うところではあるかな。前半もどっちかというとなずながメインに出てはいるし。
ワーキング◆タカナシなら殴っても良いのか…。
ワーキング◆ついにツンデレを公言した伊波(違います。ツンの部分で殴るのが恐怖ねw
ワーキング◆今回は伊波ネタ。まずまずでしょう。多分伊波をこの先どうするかってのが問題になるんではあろうかなと。
ワーキング◆4コマではないワーキング。たまにやるなら良かろうという感じではあろうかな。いつも4コマだったので新鮮ではあった。ま、タカナシはどんな展開になろうと変態になるのは変わらないのな。そのうち相馬を殺しそうな気がしますがw
ワーキン◆お約束でホワイトデーネタ。そこでヘアピンきますか。伊波可愛いよ、伊波。
ワーキング◆伊波はタカナシをぶん殴っても良いと思います。
ワーキング◆前後編だが、両方とも伊波は何を口走っとるかという内容でした。
ワーキング◆そろそろ新キャラ効果も切れるころか。そしてやはり戻ってきた時のオチは伊波なのな。
ワーキング◆さらっと伊波がすごい事を言ってるんですがっ。一生タカナシを殴るつもりってことはずっと一緒にいるということですよなあ…。
WORKING!!◆相馬さんオンステージという感じの前後編。特に後編のしてやったり感は素敵ですねw
ワーキング◆久し振りに伊波全開。つかフラグ立ちまくりでしょ。
ワーキング◆相変わらず伊波は何を言い出しておるのかという内容でした。しかし最後のページはw。女装美少年と言えば局地的に受ける人はいるがね。フランさんとかフランさんとかフランさんとか。
ワーキング◆後編が神展開というか、落ちよったw
ワーキング◆ここのところの神展開には一段落付いたということで目線を変えた。しかし店長強すぎるな。
WORKING!!◆種島がぶっ壊れたw。しかしこういう話を展開させようとするならば山田の存在は必要だったんだなあとは強く思う。相馬なら絶対裏で動くし、それ以外の人たちには余裕が無さ過ぎるわけで。
WORKING!!◆伊波さんテンパリすぎw。しかしデレデレですなあ。次の大きな展開ははタカナシ家の面々が邪魔しに来るとかなるかなと。
WORKING!!◆袋とじのカラー。伊波が完全に恋する女の子になっておられます。

連載開始直後はそれほど良いとも思ってなかったんですよね。個人的にはタカナシの姉が出てきたあたりから、もっと言えばタカナシの姉と伊波の関る話が出てきてから面白さが増したとは思っていて、その後も少しずつですがプロセスを経てはいたのですよ。それがいきなり急展開になったのが、女装タカナシの一件ではあるのだけど、そこだけしか見えてないってのは、少なくともレビューを書く上では、ちゃんと読んでるのかなあと思われても仕方がないかなと。
#あー、IRCで会話しながらとはいえ勢いだけで書いてしまったなあ…