パート1と重賞レート

普段はデータ、データとか言うくせに、それが見つからなかったときはさらっと流して逃げるのが得意技です。ごきげんよう皆々様。
ということで、パート1昇格に関して重賞のレースレートなんかの話を展開しようとして、データを見つけられなかった結果があのザマです。つhttp://d.hatena.ne.jp/MARIUS/20061120#p2
HKJCとか漁ったら出てくるかなと思ったんだけど見つかんなかったので投げてました。最初からまっとうにIFHA見てれば最近の分は分かるんですが、平均取るにはちょっと足りないので…。
そしたら有芝まはる殿下がドイツの事例を以って採り上げておられます。
パート1国における降格の事例
まあそんなものでしょうというか、実際に海外競馬を追っかけてるとGIはレースレート115以上ですよなんて嘘っぱちだろという印象は強いわけでねえ。その辺はInternational Classificationで115以上を貰う馬の数に対してGIの数が遥かに多いという辺りからも類推可能。パート1のGIは北半球だけで200を超えるかと思われますが、レートで115以上を得る馬は150頭程度。同じ馬が何度も勝ったり、2歳世代限定戦や牝馬といったファクターを差し引いても上位4頭の平均がレースレートですから足りな過ぎ。しかもJPN GIとかHK GIとかでレート獲得した馬込みだし。
アウストラルなんざ、大雑把にオーストラリアで60、アルゼンチンは40、ブラジルと南アフリカが30、ニュージーランドとチリが20、ペルーで10程度のGIを開催するわけですが、この辺に基準を厳密に適用したらGIが激減するかなとは思われます。
このあたりはInternational Classificationといえども厳密な比較は困難ではあろうというところではあって、一応基準はあるけど、レースレートをあまりアテにしてはないのかなと。多分厳密な運用をやれば真っ先にアメリカ様がぶーたれるかなとは思われ。
パート1になった国がパート2に降格されたのはこれまでにウルグアイだけですが、ウルグアイの場合は経営危機で賞金の減額などがあったからです。後に主催者が破綻しましたし。
そのあたり、山野浩一氏なら百も承知なんじゃないかなと思ったりもするので、あの記事には変なこといってるなちう印象が強かった。