BC Mile: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

今年のBCは芝に好レースが多い印象で、中でもこのBC Mileがそのハイライトとなるのではないだろうか。

注目はやはりSonglineで安田記念を連覇している日本の現役最強マイラーが参戦する。対して欧州からは1000 Guineas馬MawjとArc Weekendで名乗りを上げたKelinaの3歳牝馬2頭、北米は古豪Casa Creed牝馬路線から挑んでくるGina Romantica、更にはWoodbineのG1を勝ったMaster Of The Seasとメンバーが揃っている。日本絡みで言えばフェブラリーSに遠征してきた前年の2着馬Shirl's Speightが今年も出走する。

Shirl's Speight: Speightstown - Perfect Shirl by Perfect Soul

アメリカ産馬。Roger Attfield厩舎。

フェブラリーSに遠征してきたカナダ馬。そのフェブラリーSでは9着と結果を残せなかったが、その後、G1 Dubai Turfを4着、G2 King Edward Sを4着、G1 Woodbine Mileを2着と芝に戻って健闘している。去年は2着であっと言わせたが、今年も人気薄である。

Gina Romantica: Into Mischief - Special Me by Unbridled's Song

アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。

Chad Brown-Peter BrantのコネクションでIn Italianとの使い分けでMileに回ってきた。G1 First Ladyでは僅差ながらIn Italianを下しており、どちらがマイル向きかといえばGina Romanticaだろう。

Casa Creed: Jimmy Creed - Achalaya by Bellamy Road

アメリカ産馬。William Mott厩舎。

北米芝の古豪。今年もG1 Fourstardave Hを勝っており、衰えのようなものはなさそうだ。

BCでは苦戦しており、Mileが本領であるものの、昨年はTurf Sprintに出走していた。

Win Carnelian: Screen Hero - Cosmo Crystal by Miner Love

日本産馬。鹿戸厩舎ウインカーネリアン。

今年はG3東京新聞杯勝ちのマイラー。G1での勝負となると厳しい。

Lucky Score: Lookin At Lucky - Miss Matzo by Royal Academy

カナダ産馬。Mark Casse厩舎。

Woodbineで出走し19戦6勝。2着、3着が多く勝ちきれないところがある。G1 Woodbine Mileは3着でそこからG2 Nearctic S2着としてBCに遠征となった。

Mawj: Exceed And Excel - Modern Ideals by New Approach

アイルランド産馬。Saeed bin Suroor厩舎。

今年4戦全勝。G1 1000 Guineasを勝つもその後出走せず秋の目標をBCに定めると、G1 Queen Elizabeth II Challenge Cupを勝った。InspiralがFM Turfに行ってしまったが、Songlineとの牝馬決戦が実現した。

BCを2勝しているModern Gamesの半妹。

Masteroffoxhounds: War Front - Outstanding by Galileo

アメリカ産馬。Philip D'Amato厩舎。

中距離が主戦場の芝馬。マイル戦にも対応しているが、少し落ちる。

Du Jour: Temple City - Guiltless by Bernardini

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

マイルを得意とする5歳馬。前走はG2 Del Mar Mile Sを勝った。G1 Frank E. Kilroe Mile Sで2着している。

三代母がBaby ZipでGhostzapperやCity Zipの近親。

Astronomer: Air Force Blue - Qaraaba by Shamardal

アメリカ産馬。Simon Callaghan厩舎。

前走はG2 City Of Hope Mile Sで2着。

Songline: Kizuna - Luminous Parade by Symboli Kris S

日本産馬。林厩舎。

5歳牝馬ソングライン。今年はヴィクトリアマイルから安田記念と連勝し、毎日王冠2着からの遠征となった。去年の安田記念も勝っており、東京マイルでG1を3勝と現在日本で最強のマイラーだろう。

BC Mileは北米馬と欧州馬あるいは牡馬と牝馬が拮抗し、まさにチャンピオン決定戦といってよい。ついにこのレースに日本からトップマイラーの参戦が実現した。以前から京都のG1を諦めれば対応するBCの芝戦は勝てるだろうと考えていた。FM TurfはLoves Only Youがそれを証明して見せた。確かにBC MileはFM Turfよりは難易度の高いレースだが勝てないレースではない。都合よく右回りが苦手なチャンピオンが出現するようなレアケースはそうそうないだろうからSonglineに夢を見る。

今年はInspiralとの決戦を期待していたら、InspiralがFM Turfに行ってしまった。それでもMawjがいるので十分とは言える。モーニングラインオッズではMawjやMaster Of The Seasを押さえ一番人気。

ブリティッシュハーフブレッド最強のB3 Sonic Ladyの血を引いている。

Kelina: Frankel - Incahoots by Oasis Dream

アイルランド産馬。Laffon-Parias厩舎。

3歳馬。G1 Prix La Foretを勝った。

5-h Valiの牝系で、母のきょうだいにWith You、We Are、Call The Windと3頭のG1馬が出ている。

Exaulted: Twirling Candy - Gilded Miracle by Gilded Time

アメリカ産馬。Peter Eurton厩舎。

G1 Shoemaker Mile Sの勝ち馬で、前走G2 Del Mar Mileは2着。

Tartan Farmsの名牝系16-a CequilloのファミリーでGrand SplendorからGonfalonとつなぐ枝である。近親にAloha Westが出ている。

More Than Looks: More Than Ready - Ladies' Privilege by Harlan's Holiday

アメリカ産馬。Cherie DeVaux厩舎。

G3 Manila S勝ちで前走はリステッドのJefferson Cup。

Master Of The Seas: Dubawi - Firth Of Lorne by Danehill

アイルランド産馬。Charlie Appleby厩舎。

欧州マイルの活躍馬。今年はDIRCのG2 Zabeel Mile勝ちから始動し、G1 Jebel Hattaでも3着に入った。北米ではG1 Woodbine Mileを勝って前走のG1 Coolmore Turf Mileは2着。

BC Filly And Mare Sprint: Santa Anita Grade 1 Dirt 7F

Ballerina HでGoodnight Oliveを寄せ付けなかったEcho Zuluは骨折が判明し、結果的にGoodnight Oliveの一強となった。

Goodnight Olive: Ghostzapper - Salty Strike by Smart Strike

アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。

去年の勝ち馬で、今年もG1 Madison S、G2 Bed O'Roses Sと2勝を挙げているが、前走のBallerina HではEcho Zuluに直線突き放される敗戦を喫した。Goodnight Olive自身も3着以下を突き放して強さは見せているが、相手が悪かった。今回はEcho Zuluが脱落したので盤石といった評価を受けている。

Clearly Unhinged: Into Mischief - Smart Win by Smart Strike

アメリカ産馬。McCarthy厩舎。

5戦2勝の3歳馬。G1 Test S 2着、G3 Chillingworth S 2着からの参戦。

Desert Dawn: Cupid - Ashley's Glory by Honour And Glory

アメリカ産馬。Philip D'Amato厩舎。

アリゾナ産の4歳馬で16戦2勝。G2 Santa Anita Oaks勝ちでG1 Kentucky Oaksは3着だった。今年は勝ちがないもののG1 Clement L Hirsch Sで2着、前走はG2 Zenyatta Sでも2着。スプリントというタイプではないように見える。

産地こそアリゾナ州だが、ケンタッキーに送って種付けされており、血統面はケンタッキー産と遜色ない。

Eda: Munnings - Show Me by Lemon Drop Kid

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

2歳でG1 Starlet Sを勝った逸材だったが、3歳初戦のG3 Santa Ysabel勝ちのあと怪我で1年のブランクを余儀なくされた。一般戦で復活するとG2 Great Lady M S、G3 Rancho Bernardo Sを勝ち、前走のG3 Chillingworth Sは3着だった。

Matareya: Pioneerof The Nile - Innovative Idea by Bernardini

アメリカ産馬。Brad Cox厩舎。

Acorn S、Derby City Distaff SとG1を2勝している4歳馬。Ballerina Hでは3着だったが、2ポンド重い2着のGoodnight Oliveには手も足もでない様なレースで終わっている。

Kirstenbosch: Midnight Lute - Llandudno by Belong To Me

アメリカ産馬。John Sadler厩舎。

今年La Canada SとChillingworth SとG3を2勝した4歳馬。

Meikei Yell: Mikki Isle - Shiroinger by Herbinger

日本産馬。武英智厩舎、メイケイエール。

重賞6勝を誇る5歳馬だが、この一年は勝ちから遠ざかっており、G1にしか出走していないとはいうものの、結果が悪いことは否定できない。7Fの距離は確かに狙い目だが、初めてのダート戦なのは気になるところ。

シラユキヒメ白毛牝系だが、メイケイエールは白毛を継承していない。シラユキヒメの祖母Storm And Sunshineが活躍馬でその子に種牡馬としてアルゼンチンで成功したHalo Sunshineが出ている。Droneが入っていてHaloとの相性がよく、シラユキヒメ白毛の希少性も相まって繁殖牝馬として大きな成功を収めた。HarbingerSir Ivorを抱えているので、HaloとDroneの組み合わせにからめるには十分で、最後にSunday Silenceクロスで完成させたという見方で良さそう。

Society: Gun Runner - Etiquette by Tapit

アメリカ産馬。Steven Asmussen厩舎。

去年のG1 Cotillion S勝ち馬で、BC Distaffでは9着。今年になってG1 Madison Sが3着、G1 La Troienne Sが9着なら確かに7F路線に行った方がよいということなのだろう。それでG3 Chicago Sを勝っている。前走はCharles Townのリステッド Pink Ribbon Sを圧勝し、約2ヶ月空けて本戦に挑む。

Three Witches: Into Mischief - Layreebelle by Tale Of The Cat

アメリカ産馬。Saffie Joseph Jr.厩舎。

重賞初登場となった前走のG3 Princess Rooney Invitational Sを勝利してBC出走となった4歳馬。

Yuugiri: Shackleford - Yuzuru by Medaglia D'Oro

アメリカ産馬。Rodolphe Brisset厩舎。

14戦7勝の4歳馬で、前走KeenelandのG2 Thoroughbred Club Of America SでWicked Haloとの直線の攻防を制して重賞初勝利。

エアで知られる吉原氏のオーナーブリード。母Yuzuruも吉原氏をオーナーとして競争生活を送り、2勝にとどまるがブラックタイプとなった。12-c BalladeのファミリーでAngelic Songからの流れ。母の半兄にエアマックールがいる。ラッキーフィールド名義のお馴染みの勝負服とは少し違うデザインの勝負服である。

BC Filly And Mare Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 10F

Inspiralがこちらを選んだので距離をこなせばInspiralでなんでもないレースになるのだろう。

とはいえタレント豊富なメンバーで、他にも注目点は多い。

北米芝で強いChad Brown厩舎はPeter BrantのIn ItalianとKlaravichのMcKulickという二枚を投入してきた。Gina RomanticaをMileに回してもこの2頭がいるのだから強い。北米路線からはFev RoverもG1実績を積んで挑戦する。また、アルゼンチンからの移籍馬Didiaも優れた能力を見せている。

欧州からはWarm HeartとLumiere Rockも参戦している。

Didia: Orpen - Delambre by Rainbow Corner

アルゼンチン産の5歳馬。Ignacio Correas厩舎。

アルゼンチンではG1を2勝し、Copa De PlataではSan Isidroの芝2000mでトラックレコードを記録している。去年の7月に北米移籍し、重賞級に出てきたのは今年になってから。

アルゼンチン在籍時は7戦4勝、北米移籍後は6戦5勝で、北米での唯一の敗戦はG1 New York Sの2着である。

Fev Rover: Gutaifan - Laurelita by High Chaparral

アイルランド産馬。Mark Casse厩舎。

元はイギリス調教馬で1000 Guineasで3着になった実力馬。古馬になった去年からカナダのMark Casse厩舎に移籍し、活躍の舞台を北米に変えた。

今年はColonial Downsに開催が移ったBeverly D SとWoodbineのE.P Taylor SとG1を2勝し、北米調教の芝牝馬としては上位の立場であるが、Chad Brownの上位牝馬には分が悪い。

父Gutaifanはスプリント戦に実績があり、Dark Angelの後継種牡馬である。父とともにYeomanstown Studに迎えられたが、すでにフランスに移されたようだ。Fev Roverはその2年目の産駒で、現状唯一の重賞馬である。

In Italian: Dubawi - Florentina by Redoute's Choice

イギリス産馬。Chad Brown厩舎。

Gina Romanticaと双璧を成すChad Brown-Peter Brantコネクション。Gina RomanticaがMileに回って、FM TurfがIn Italianの担当となった。

去年の2着馬で、今年はG1のみに出走して4戦2勝。Jenny Wiley SとJust A Game Sを勝つが、Diana SとFirst Lady Sは2着だった。Diana Sでは同厩舎のWhitebeamに負ける失態を見せるが、First Lady SはGina Romanticaとのマイル勝負で負けた形。

自身が8-f Dancing Showの牝系で、母父Redoute's Choiceは近親にあたり、母FlorentinaではRedoute's Choice≒Twylaが1×2という配合となる。北米の芝戦ならDubawiで十分間に合っているが、そこに母系の強みが乗って上位である。

Inspiral: Frankel - Starscope by Selkirk

イギリス産馬。John Gosden厩舎。

Cheveley Parkご自慢のマイラー牝馬。専ら8F戦に出走しており、中距離戦の経験はない。なのでMileとFilly And Mare TurfにダブルエントリーしてMileに出走するものとばかり考えていたが、こちらを選んできた。硬い馬場を好み、今年はSussex Sで最下位の5着となったときにSoftの馬場が合わないとコメントがあった他、去年Queen Elizabeth II Sで負けたのもAscotのGood to Softであった。

祖母の半兄に名マイラーMediceanが出る3-o族。Rainbow Quest、Selkirk、Frankelと入るので中距離をこなしてもおかしくはないが、走ったことがないのだからわからない。

Lindy: Le Havre - Llanita by Rock Of Gibraltar

フランス産馬。Brendan Walsh厩舎。

3歳馬で、今年のPoule d'Essai Des Poulichesを2着するもPrix De Dianeは8着に終わった。その後北米に渡り一般戦を叩いてKeenelandのG1 Queen Elizabeth II Challenge Cupで2着。北米芝なら10Fで行けるという判断だろう。

3-d Native Street牝系でFager's Gloryの分岐に属しているが、近いところに目立った活躍馬は出ていない。

Lumiere Rock: Saxon Warrior - Last Gold by Gold Away

アイルランド産馬。Joseph O'Brien厩舎。

2歳でG3を勝ったSaxon Warriorの期待馬だったが、Irish Oaksは4着。G2 Blandford Sを勝って臨んだ前走のPrix De L'Operaは3着とあと少し足りない。

22-dのGold River牝系でGold Awayを父に持つ母Last Goldはなかなかの近親配合馬。Wertheimerの22-dなので近親にGoldikovaなどが出る。

McKulick: Frankel - Astrelle by Makfi

イギリス産馬。Chad Brown厩舎。

Chad Brown-Klaravichのコンビで北米デビューしたFrankel牝馬。去年のニューヨーク芝牝馬2冠馬となった。馬名に全くKlaravichらしさがなく、最初に見た時はBrantの持ち馬かと思ったほどだが、Klaravichの活躍馬の筆頭に名を出そうかという勢いである。

今年はG1 New York Sで3着のあと芝12FのG2 Glens Falls SでWar Like Goddessを喰って11F戦の実績も有している。G2 Flower Bowl Sを2着のあと、G3 Waya S勝ちでBCに乗り込んできた。10Fから12Fあたりを得意としている。

Moira: Ghostzapper - Devine Aida by Unbridled's Song

カナダ産馬。Kevin Attard厩舎。

オンタリオ産の4歳馬で、去年のBC FM Turfでは5着だった。そのBC以外では全てWoodbineで出走していて、通算では12戦5勝。前走はG1 E.P. Taylor Sで3着。G2 Canadian Sを勝っている。

State Occasion: Iffraaj - Forest Crown by Royal Applause

イギリス産馬。Ralph Beckett厩舎。

去年まではハンデキャップ戦を走っていた5歳馬。去年の終わりから重賞にも出走するようになった。前走はG1 Prix De L'Operaで5着。

Warm Heart: Galileo - Sea Siren by Fastnet Rock

アイルランド産馬。O'Brien厩舎。

3歳馬でG1 Irish Oaksは5着だったものの、G1 Yorkshire Oaks、G1 Prix Vermeilleを連勝して12F路線の牝馬としてはトップに立った。

母Sea SirenはオーストラリアでG1を3勝したスプリンター。欧州移籍後に引退し、そのまま繁殖入りしていた。ずっとGalileoを配されていたが、ようやく活躍馬が出た形。

Win Marilyn: Screen Hero - Cosmo Cielo by Fusaichi Pegasus

日本産馬。手塚厩舎、ウインマリリン。

去年のG1 Hong Kong Vaseを勝ったが、今年はG1 Dubai Sheema Classicが6着、G2札幌記念とG2オールカマーをともに9着と揮わない。

ニュージーランドからオーストラリアに流れたオセアニア牝系の14-e族。たまに重賞馬を出しながら続いてきたファミリーで累代の種牡馬もそれほど凄みはないものだった。三代母April Wonderの産駒にVictoria Derby馬Always Thereが出て状況が変わり、祖母Shorwonはその時代の一流に属する種牡馬が使われた。

With The Moonlight: Frankel - Sand Vixen by Dubawi

アイルランド産馬。Charlie Appleby厩舎。

イギリスでデビューしているが、Oaksで11着に終わると北米に舞台を移し、G3 Saratoga Oaks Invitationalを勝った。今年はDIRCのG2 Cape VerdiとG2 Balanchineを勝ったが3月の大一番には出てこなかった。その後は北米のG1 Jenny Wiley SとG1 E.P. Taylor Sでそれぞれ2着。実績は上位だが、G1で負けているIn Italian、Fev Rover、McKulickが揃って出てくるので厳しい。

BC Dirt Mile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8F

有力視されていたPractical Moveが急死、ドバイでの実績馬Algiersがスクラッチとここも散々である。

中心となっているのは北米ダートマイルの王者として一年間君臨し、連覇を狙うCody's Wish。今年のBCシリーズ全体を見ても随一の安定感だろう。

Algiers: Shamardal - Antara by Platini

アイルランド産馬。Simon Crisford厩舎。

今年のMaktoum Challenge Round 1とRound 2の勝ち馬で、Dubai World Cupでは2着だった。その後、BC Dirt Mileも目標とすることを明らかにし、G2 Woodward Sからの参戦を狙っていたが、WoodbineのG3 Durham Cup Sに切り替えて2着だった。10Fにも対応するが、8Fベストだろう。

面白い存在と考えていたがスクラッチが発表されている。

Bright Future: Curlin - Sophia's Song by Bellamy Road

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

4歳馬で7戦4勝。前走のG1 Jockey Club Gold Cupを勝ってBC参戦となった。

Charge It: Tapit - I'll Take Charge by Indian Charlie

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

4歳馬で12戦4勝。Florida Derby2着、Dwyer S勝ちなど3歳から活躍しているが、G1タイトルには縁がない。今シーズンはコンスタントに使われてG2 Suburban Sを勝ったが、G1 Whiteney S、G2 Woodward Sはともに4着に終わっており、やはり厳しい。

Cody's Wish: Curlin - Dance Card by Tapit

アメリカ産馬。William Mott厩舎。

前年勝ちのダートマイラー。5歳の今年はG1 Metropolitan H、G1 Churchill Downs S、G2 Vosburgh Sを勝ち、G1 Whitney Sが3着と充実している。戦績の安定感も素晴らしく不動の本命となる。

1-x Baby Leagueのファミリーだが、主流をなすStrikingではなくかなりの傍系で母Dance CardがG1 Gazelle Sを勝つまではよく行って重賞に届くかというレベルだった。半兄にEndorsedが出ており、彼もマイラーとして活躍した。

来年から種牡馬入りが決まっている。

Dreamlike: Gun Runner - Time To Tap by Tapit

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

G1 Pennsylvania Derbyの2着馬。8-d Carol's ChristmasのファミリーでGun Runner×Tapitという典型的なWinchellの生産馬。

National Treasure: Quality Road - Treasure by Medaglia D'Oro

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

今年のG1 Preakness S勝ち馬で通算9戦2勝。Preakness Sを勝った後はパッとせず、G1 Awesome Again S4着からの参戦となった。

Practical Move: Practical Joke - Ack Naughty by Afleet Alex

アメリカ産馬。Tim Yakteen厩舎。

G1 Santa Anita Derbyを勝ち、Kentucky Derbyでも有力馬とされていたが、直前にスクラッチを余儀なくされた。10月にSanta Anitaの一般戦でようやく復帰。8F戦を軽く回ってきた程度だが格の違いを見せる勝利だった。

10月31日の調教後に心臓発作で急死した。

Senor Buscador: Mineshaft - Rose'S Desert by Desert God

アメリカ産馬。Todd W. Fincher厩舎。

5歳馬。去年もBC Dirt Mileに出走していて8着。今年はG2 San Diego Hを勝った。

Skippylongstocking: Exaggrator - Twinkling by War Chant

アメリカ産馬。Saffie Joseph Jr.厩舎。

4歳馬。G1では厳しいが条件の合えば重賞を勝つ。前走ではG2 Charles Town Classicを勝っている。得意なのは9F戦。

Three Technique: Mr Speaker - Nite In Rome by Harlan's Holiday

アメリカ産馬。Jason G. Cook厩舎。

7Fから8Fで実績を持つ6歳馬。G2 John A. Nerud S勝ち。

Zozos: Munnings - Papa's Forest by Forestry

アメリカ産馬。Brad Cox厩舎。

前走でG3 Ack Ack Sを勝った4歳馬。

BC Juvenile Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

O'Brienが送り込んできた欧州G1の実績馬UnquestionableとRiver Tiberのどっちかでよさそう。

Air Recruit: Air Force Blue - Werewolf by Arch

アメリカ産馬。Arnaud Delacour厩舎。

LaurelのListed Laurel Futurity勝ち。

River Tiber: Wootton Bassett - Transcendence by Arcano

アイルランド産馬。O'Brien厩舎。

Royal AscotのG2 Coventry S勝ち。Prix MornyとMiddle Park Sで3着。

Tok Tok: Quality Road - In Tune by Unbridled's Song

アメリカ産馬。Graham Motion厩舎。

Wertheimerのオーナーブリード。Colonial Downsの芝戦で連勝したが、KeenelandのG2 Bourbon Sでは5着に終わる。

Can Group: Good Samaritan - Blue Gallina by Street Sense

アメリカ産馬。Mark Casse厩舎。

KeenelandのG2 Bourbon S勝ち。

My Boy Prince: Cairo Prince - Hopping Not Hoping by Silent Name

カナダ産馬。Mark Casse厩舎。

オンタリオ産馬でWoodbineで5戦3勝。G1 Summer Sで2着。

Stay Hot: Summer Front - Etsu by Smart Strike

アメリカ産馬。Peter Eurton厩舎。

3戦1勝。

Agate Road: Quality Road - Yellow Agate by Gemologist

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

BelmontのG2 Pilgrim Sの勝ち馬。

Unquestionable: Wootton Bassett - Strawberry Lace by Sea The Stars

フランス産馬。O'Brien厩舎。

G1 Prix Jean-Luc Lagardereで2着。

Endlessly: Oscar Performance - Dream Fuhrever by Langfuhr

アメリカ産馬。McCarthy厩舎。

Del MarのG3 Del Mar Juvenile Turf SとSanta AnitaのG3 Zuma Beach Sを勝って3戦全勝。芝マイル3勝のカリフォルニア産馬。

Fulmineo: Bolt D'Oro - Star Of Quality by First Dude

アメリカ産馬。Arnaud Delacour厩舎。

BelmontのG2 Pilgrim Sで2着。A.P. Indyが3本にGone Westを積んでSecretariatがつよつよ。

Liam's Journey:  Liam's Map - Lough Derg by Lemon Drop Kid

アメリカ産馬。Michael Maker厩舎。

3戦未勝利。スクラッチが発表されている。

Mountain Bear: No Nay Never - Holy Alliance by Holy Roman Emperor

アイルランド産馬。O'Brien厩舎。

GoodwoodのG2 Vintage Sで2着。

Grand Mo The First: Uncle Mo - Lilies So Fair by Giant's Causeway

アメリカ産馬。Victor Barboza Jr厩舎。

3戦2勝。

Carson's Run: Cupid - Hot N Hectic by Henny Hughes

アメリカ産馬。Christophe Clement厩舎。

WoodbineのG1 Summer Sの勝ち馬。SaratogaのWith Anticipation Sは2着。

BC Juvenile: Santa Anita Grade 1 Dirt 8.5F

今年は牡馬も牝馬もG1勝ちがばらけているのだけど、レースを使う数が減っているのが主な原因かな。Del Marで勝ったらSanta Anitaをスキップとかそんな風に。

The Wine Steward: Vino Rosso - Call To Service by To Honor And Serve

アメリカ産馬。Michael Maker厩舎。

デビューから3連勝し、G1 Breeders' Futurityで2着。

Prince Of Monaco: Speightstown - Rainier by Medaglia D'Oro

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

3戦全勝でG1 Del Mar Futurity勝ち馬。他にG3 Best Pal Sも勝っており、西の一番手。

Wine Me Up: Vino Rosso - Deanaallen'skitten by Kitten's Joy

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

G1 American Pharoah Sで2着。

Timberlake: Into Mischief - Pin Up by Lookin At Lucky

アメリカ産馬。Brad Cox厩舎。

BelmontのG1 Champagne Sを勝った。SaratogaのG1 Hopeful Sでは2着。

Ecoro Neo: Bernardini - Smoke Signals by Street Sense

アメリカ産馬。森厩舎、エコロネオ。

新馬戦での競走馬取り違え事件の当事者として名が知れてしまったエコロネオ。未勝利のままだが、ジャスパークローネの帯同馬としてアメリカに渡り、こちらにエントリー。フルゲート割れしているためゲートインできたが、スクラッチすることが発表された。

Locked: Gun Runner - Luna Rosa by Malibu Moon

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

KeenelandのG1 Breeders' Futurityの勝ち馬。

Cuban Thunder: Profitable - Grace Rafaela by Dragon Pulse

アイルランド産馬。Adrian Murray厩舎。

6戦1勝。

General Partner: Speightstown - Fleeting Humor by Distorted Humor

アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。

G1 Champagne Sで2着。

Fierceness: City Of Light - Nonna Bella by Stay Thirsty

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

2戦1勝。

Muth: Good Magic - Hoppa by Uncle Mo

アメリカ産馬。Baffert厩舎。

Santa AnitaのG1 American Pharoah S勝ち。

Noted: Cairo Prince - Sea View Millie by Proud Citizen

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

4戦2勝。

BC Juvenile Fillies Turf: Santa Anita Grade 1 Turf 8F

欧州G1路線で善戦してきたPotra FortunaとカナダでG1を勝ったShe Feels Prettyが中心と思ってよいのだろう。Les Pavotsが面白そうではある。

Buttercream Babe: Twirling Candy - Runway Ready by Mr. Greeley

アメリカ産馬。Michael Maker厩舎。

芝で3戦2勝。同条件のG3 Surfer Girl Sは2着。

Flattery: Flatter - Mystic Miracle by Unbridled's Song

アメリカ産馬。Peter Eurton厩舎。

Del Marの芝8F戦を勝って、前走はG3 Surfer Girl Sで3着。

Buchu: Justify - Flowering Peach by Galileo

アメリカ産馬。Philip Bauer厩舎。

KeenelandのG2 Jessamine S勝ち。

Laulne: Starspangledbanner - Lady Francesca by Montjeu

フランス産馬。Philip D'Amato厩舎。

DeauvilleのG3 Prix Six Perfections勝ち馬。22-d Millan Millのボトムラインで、Mill Reefの全妹Memory Laneの流れに属している。

Content: Galileo - Mecca's Angel by Dark Angel

アイルランド産馬。O'Brien厩舎。

CurraghのG3 Staffordstown Stud S勝ち。母Mecca's AngelはNunthorpe Sを連覇した5Fのスペシャリスト。

Porta Fortuna: Caravaggio - Too Precious by Holy Roman Emperor

アイルランド産馬。Donnacha O'Brien厩舎。

G1 Cheveley Park S勝ち馬。他にG1 Phoenix Sを2着とG1 Moyglare Stud Sの3着がある。ここまでの実績馬が2歳の芝戦に遠征してくるのは初めてだろう。8Fの距離は不安しかない。

Gala Brand: Violence - Olorda by Lord Of England

アメリカ産馬。William Mott厩舎。

SaratogaのG3 With Anticipation S勝ち。

アメリカ産馬。Pletcher厩舎。

BelmontのG2 Miss Grillo Sで2着。

Carla's Way: Starspangledbanner - Sulaalaat by New Approach

アイルランド産馬。Simon Crisford厩舎。

NewmarketのG2 Rockfel Sを勝っている。

Austere: Mendelssohn - Argumentative by Observatory

アメリカ産馬。Brendan Walsh厩舎。

Ellis ParkとKentucky Downsの芝戦を走って2戦2勝。

She Feels Pretty: Karakontie - Summer Sweet by More Than Ready

アメリカ産馬。Cherie DeVaux厩舎。

WoodbineのG1 Natalma S勝ち馬。さりげなくSun Is Up≒More Than Readyなんですよね。まあ、Sunday SilenceMiesqueが強すぎてその見方はあまり意味をなさない気がしますが。

Hard To Justify: Justify - Instant Reflex by Quality Road

アメリカ産馬。Chad Brown厩舎。

BelmontのG2 Miss Grillo S勝ち。

Dreamfyre: Flameaway - Appreciating by Sky Mesa

アメリカ産馬。Jauregui厩舎所属。

3戦全勝でG3 Sorrento S、G3 Surfer Girl Sを勝っている。Sorrento Sの内容がよくスプリント向き。

Les Pavots: No Nay Never - Sparrow by Oasis Dream

アイルランド産馬。Grafffard厩舎。

DeauvilleのG2 Prix Du Calvados勝ち。G1 Prix Marcel Boussacでは3着だった。9-h Urban Seaの裔でAll Too Beautifulを祖母に持つ。