Report of Mares Bred 2015

アメリカのThe Jockey Club*1が公開しているReport of Mares Bredの2015年版のデータをもとに作成しました。基本的に去年のものと同一ですが、せっかくなので去年の報告頭数と比較できるようにしてみました。
以下のGoogle Documentで公開しています。
Report of Mares Bred 2015 (Google Spreadsheet)
Report of Mares Bredは昨秋公開されていますが、その段階では合計34626頭の種付けが報告されています。これは2014年とほぼ変わらず、北米の生産界の規模縮小は全体としては歯止めがかかったと言えそうです。ただし、ケンタッキー州への集約が見られるため州毎の生産頭数を個々に見ていくと違いますが、それはまた別の話で。
種付けが報告された種牡馬頭数は1448頭で、去年のラインナップと比較すると500頭強の種牡馬の名前がなくなり新たに入ってきたのが400頭を超える程度ですから、2015年に種付けが報告された種牡馬は100頭程度減っています。こちらはケンタッキー州で30頭以上の減少となった影響が大きいのですが、減少傾向に歯止めがかからない小規模な生産州の影響もあります。
去年のように逐一見ていく時間がありませんので、とりあえずNearcoNative Dancerということで次のようなものを用意しました。

Nearco

NasrullahNearctic、Royal Chargerの3分枝を合計すると21400頭に達する大勢力です。この3ライン以外の直系は存在しません。Nasrullahが7630頭、Nearcticが12230頭、Royal Chargerが1540頭です。

Nearco 21400
Nasrullah 7630
Bold Ruler 5957
A.P. Indy 5618
Bernardini 670
Malibu Moon 471
Mineshaft 306
Pulpit 2386
Tapit 1227
Sky Mesa 217
Caro 1015
Cozzene 159
In Excess 835
Indian Charlie 712
Blushing Groom 629
Cherokee Run 284
Nearctic 12230
Northern Dancer 12135
Danzig 1991
Boundary 197
Langfuhr 331
War Front 703
Dixieland Band 552
Dixie Union 454
Nureyev 277
Unusual Heat 185
Sadler's Wells 1991
El Prado 1223
Kitten's Joy 304
Medaglia D'Oro 575
Galileo 553
Storm Bird 5720
Storm Cat 5693
Forest Wildcat 239
Forestry 463
Giant's Causeway 1088
Harlan's Holiday 937
Hennessy 536
Johannesburg 419
Stormy Atlantic 174
Tale Of The Cat 889
Deputy Minister 1486
Awesome Again 887
Silver Deputy 224
Royal Charger 1540
Halo 746
Southern Halo 462
More Than Ready 435
Sunday Silence 143
Roberto 777
Dynaformer 411
Kris S. 344
Arch 321

Nasrullah

その数の大部分がA.P. Indyによるもので、中でもTapitの伸長が著しくなっています。A.P. Indy全体として5618頭となっており、Storm Catにほぼ匹敵しました。
Tapit自身が30万ドルの種付け料で134頭の種付けをこなしており、また2015年からは後継種牡馬としてニューヨーク州で170頭のHonorable Dillon、ケンタッキー州で157頭のFlashbackが加わり、2年目のTapizarも143頭と頭数を増やしています。Tapitのところだけで去年の倍以上に伸ばしていますから恐ろしいですね。反面Bernardiniは一時のブームが去る形でWilburnが種付け頭数を減らしているのと、新たに種牡馬入りする大物がいないので伸びません。
A.P. Indy以外となるとIndian Charlieが健闘しています。初年度産駒が2歳戦で活躍していたUncle Moは221頭の種付けを報告していますが、この数字は2015年の北米最高の数字となりました。その産駒筆頭であるNyquistは去年のBC Juvenileを勝ち、今年になっても負け知らずでFlorida Derbyまでクリアしました。このまま大本命としてKentucky Derbyに臨むことになりそうです。他にもLeComente Sを勝ったMo Tomが出走権利を確保していますし、週末にはWood MemorialにOutwork、Santa Anita DerbyにUncle Lino、Blue Grass SにLaobanがエントリーしております。
Indian Charlieの後継種牡馬では他にLiaison、Adios Charlieも種付け頭数を増やしていますが、Adios Charlieはフロリダ供用としても産駒成績が期待したほどではないように見えるので今年は減らすのではないかな。

Northern Dancer

Storm Catは5693頭とその半分までも行かない数字で、他にDanzig、Sadler's Wells、Deputy Ministerが大きな集団となっています。
Storm Cat直系ではScat Daddyを筆頭にInto MischiefとShanghai Bobbyが200頭を超える種付けを行っています。Harlan's HolidayはInto Mischief、Shanghai Bobbyの他にGoldencentsとMajesticperfectionまでならまだしもCan The Man程度でも100頭を超えてくるのだから何なのだろうね。
Giant's Causewayは安定してリーディング上位の結果を残しているものの、種付け料や種付け頭数がそこに連動しなくなっている不思議な印象を受けます。上位の種牡馬の種付け料が上がる局面に入っているように感じられますが、Giant's Causewayだけはそこに乗ってこなくて、10万ドルの大台にも戻していません。
DanzigはWar Frontが強力で今年は種付け料を20万ドルに設定しています。その仔Declaration Of Warは種牡馬入り初年度で192頭への種付けを行いました。ここにThe Factorも加えてしばらくは北米のDanzig父系の中心的な存在となりそうです。芝・ダート、北米・欧州のどちらでも活躍馬を出しているのは大きなメリットでしょう。短距離志向が強そうですが、Declaration Of Warは2000mをこなしましたし。
Sadler's Wellsは実績十分のEl Pradoとこれから実績を求められるGalileoといった風。現状Cape Blancoの初年度産駒は期待はずれなので二の矢としてのNoble MissionとMagicianでどうなるかでしょうね。
Deputy MinisterのラインはAwesome Againの後継種牡馬にPaynterとOxbowが加わってGhostzapperと共に数を稼いでいます。ともに2年目のPaynterとOxbowはどちらも初年度より種付け頭数を増やしました。また、Oxbowの全兄Awesome Patriotも100頭を超えてきて、Cee's Songの孫3頭で400頭近くありますね。つまりはTiznow最強ということか。
そして相変わらず面白いことになっているNureyev直系。カリフォルニア州のUnusual Heatとその後継種牡馬で185頭と増えています。活躍しているのがほぼ西海岸限定であることも影響していますが、Unusual Heatの後継種牡馬カリフォルニア州にしかいません。2015年にLakervilleやHe Be Fire N Ice等が加わって陣容を増しました。ここにAtticusなんかも加わってくるNureyev直系はカリフォルニア州では8%を超える有力な系統になっています。

Royal Charger

Royal ChargerはHaloとRobertoに二分されます。
HaloはMore Than Readyが伸長しましたが、その他の系統は衰えており、Sunday SilenceもHat TrickとSilent Nameがともに減少していますから日本から新しい種牡馬を売り付けないと無理かなという感じですね。
RobertoはTemple Cityが199頭と謎の急増となりました。初年度産駒が良かったのではありますが、200頭近いところまで種付け頭数が伸びるほどとは思えませんでしたが。Kris S.直系はほぼArchであり、Arch自身とBlame、Archarcharchで構成されている状況に変化はありません。BlameにしろArcharcharchにしろデビューした産駒はそこそこ走っているようです。

Native Dancer

Native Dancer全体として10958頭、そのほとんどがMr. Prospectorを経由します。

Native Dancer 10958
Mr. Prospector 10409
Afleet 281
Carson City 536
E Dubai 181
Fappiano 3310
Cryptoclearance
Candy Ride 565
Quiet American 285
Real Quiet 219
Unbridled 2369
Empire Maker 559
Unbridled's Song 1486
Forty Niner 1232
Distorted Humor 1042
Fusaichi Pegasus 203
Gone West 2034
Elusive Quality 443
Grand Slam 191
Mr. Greeley 153
Speightstown 850
Gulch 209
Kingmambo 312
Lemon Drop Kid 287
Street Cry 685
Seeking The Gold 326
Smart Strike 647
Maria's Mon 376

Fappiano

北米に連れ帰られたEmpire Makerの種付け料が10万ドル、三冠馬の父となったPioneerof The Nileの種付け料が12.5万ドル、三冠馬となったAmerican Pharoahの種付け料が20万ドルで、三冠凄いとしか。Empire Makerに関しては日本に来た後に北米に残してきた産駒からRoyal Delta、Grace Hall、Emollient、Bodemeisterが出ていますから、10万ドルと種牡馬入り当初の設定で再スタートを切ることも可能ということでしょう。カタログには"MAKING OF AN EMPIRE"の文字が躍っていますが、いまいちこれといった後継が定まらないUnbridled's Songに代わってFappiano父系の中心となる可能性を秘めています。
Candy RideはTwirling CandyとSidney's Candyまで含めて順調。ともに去年が産駒デビュー年となったTwirling CandyとSidney's Candyは、これまでのところTwirling CandyがUncle Moに次ぐリーディング2位を確保して優位ですが、どちらもKentucky Derby路線に乗る産駒を出しています。

Gone West

主流はSpeightstownとなっており、その後継もI'm A ChatterboxのG1勝ちでセカンドクロップリーディングを獲得したMunningsが抜け出したように見えます。
Munningsと同期のQuality Roadは2世代目の産駒からFrank Conversationが出てKentucky Derby路線に乗ってきたので一安心といったところか。
このようにSpeightstownとElusive Qualityはまだしも、Mr. GreeleyやGrand Slamのラインは衰えていると言えるでしょう。
Gone Westの直仔世代に当たる種牡馬は減ってきており、ケンタッキー州ではSpeightstown、Elusive Qluality、Istan、Proud Citizenが活動しています。

Maria's Mon

ミスプロではないNative DancerはMaria's Mon。意味のある数字は165頭のSuper Saverだけでしょう。RunhappyでBCを勝ったのを始め、重賞級の産駒が多いことは特筆すべきです。そんなわけで今年は種付け料が6.5万ドルまで上昇しました。

その他マイナー父系

ざっとメモ程度に書いておきます。

Holy Bull

Mucho Macho Manの初年度の種付け頭数は99頭で、マイナー父系の種牡馬としては十分な数字でしょう。Macho Unoが明らかに数を減らしたので、そちらの需要を食った面もあるにはありますが、ケンタッキー州で合わせて150頭強の繁殖牝馬を確保できているのでしばらく持つでしょう。

Musketier

Acatenango産駒のドイツ産馬Musketierは2015年にはケンタッキー州に移りましたが、ここでも36頭に種付けを行っています。10歳まで現役に残った北米芝のステイヤーにどんな繁殖牝馬が来ているのかよくわかりませんけれども、今年はカナダ時代の初年度産駒のデビュー年となります。

Tiznow

全体で843頭の種付けがあり、規模を保っています。
Tizwayが178頭と繁殖を集めましたが、初年度産駒は数が少ないにしてももう少し上に来てほしかったというところ。今年の種付け頭数の変化で評価の一端が図れるのではないかと思って見ています。
種牡馬のStrong Mandateは110頭でした。2歳での実績しかない種牡馬としてはまず合格の数字でしょう。Clear Mandateの仔は種牡馬としていまいちな結果が続いていますが、父がTiznowに変わったので何とかなってくれませんかね(切実。なんかこの子もチリにシャトルされたみたいなんですが、なんでチリのみなさんはそんなにこの一族が好きなのか。

*1:www.jockeyclub.com

Lane's End Stallion Roaster 2016

継続していないと価値を失いますので、遅くなりましたがご確認いただけると幸いです。
ということで、毎年作っているLane's End Farmの種牡馬一覧です。まずリストから行きます。

StallionSire2016 Fee2015 Fee2014 Fee
DamChangesMares BredFoal/Bred
Candy RideRide The Rails600006000035000
Candy GirlStay154112/136
City ZipCarson City400004000025000
Baby ZipStay10682/91
CurlinSmart StrikeTo Hill'n'Dale Farm3500025000
Sherriff's Deputy100000162112/121
Discreetly MineMineshaft50001000010000
Pretty Discreet-50%4860/65
Honor CodeA.P. Indy40000------
Serena's CatNew------
LangfuhrDanzig500075007500
Sweet Briar Too-33.3%3241/46
Lemon Drop KidKingmambo400004000035000
Charming LassieStay13792/113
Liam's MapUnbridled's Song25000------
Miss Macy SueNew------
MineshaftA.P. Indy250002500030000
Prospectors DelightStay13792/113
Morning LineTiznow100001000010000
Indian SnowStay8872/83
Mr. SpeakerPulpit10000------
SaluteNew------
Noble MissionGalileo2500025000---
KindStay146---
Quality RoadElusive Quality350003500025000
KoblaStay15278/87
Smart StrikeMr. ProspectorDied100000100000
Classy'n Smart---566/70
Stephen Got EvenA.P. IndyPensioned50005000
Immerse---1629/30
The FactorWar Front250001500015000
Greyciousness66.7%151115/122
TonalistTapit30000------
Settling MistNew------
Twirling CandyCandy Ride150001000010000
House Of Danzig50%15465/75
Union RagsDixie Union350003500035000
TempoStay145116/126
今年のロースターは入れ替わりが多くありました。もっとも大きなトピックは昨年3月にSmart Strikeが死亡したことですが、それ以外にもCurlinがHill'n'Dale Farmに移動しましたし、Stephen Got Evenが種牡馬を引退しています。
これに対して新規の種牡馬はHonor Code、Liam's Map、Mr. Speaker、Tonalistの4頭です。Lane's Endの種牡馬頭数は昨年結構減らしているので、これでもまだまだといったところはあるのではないでしょうか。

Candy Ride

2015年の産駒G1勝ちはShared BeliefのSanta Anita Hのみでした。Shared Beliefはその後順調を欠き、復帰を目指して調教中の12月に急死しています。
リーディングでは5位となっており、3位のKitten's Joyまでは僅差でした。Shared Beliefが健在なら3位を獲得していたのではないかと思います。ただ、G1を勝てる馬が他に出てこなかったことはリーディングで上位につける種牡馬としてはやや不満であって、種付け料が60000ドルで据え置かれたのはそのあたりが原因でしょうか。

City Zip

2015年のリーディングは11位。G1馬は1頭しか出ていませんが、そのCatch A GlimpseでBC Juvenile Fillies Turfを勝っております。去年一気に種付け料を増額していますが、RMBで100頭を超えて水準を維持していました。
今年は据え置きで40000ドル。

Discreetly Mine

種付け料は2015年から半減して5000ドルになりました。産駒がデビューしてからの2年で重賞勝ちはありません。種付け頭数も減少の一途で状況は厳しいですね。

Honor Code

今年から新規種牡馬入りで40000ドルの種付け料を提示しています。現役時代は4歳でWhitney SとMetropolitan Hを勝ってG1を2勝し、その他にBC Classicで3着に入って2015年のEclipse AwardをOlder Maleの部門で受賞しています。
とはいえ、Honor Codeの価値はおそらく最後のA.P. Indy直仔の大物種牡馬という点にあり、その上母がSerena's Catというボーナス付き、つまりSerena's SongにMr. ProspectorStorm CatA.P. Indyと重ねる血統にあります。
牝系の継代が速いにもかかわらず使っている種牡馬が古く、全体として古い血統と言えそうです。血統背景から強気の種付け料設定と思いますが、どれくらい繁殖を集められるか興味深いです。

Langfuhr

種付け料は下げて5000ドル。去年はステークス馬が出るだけで、重賞を勝つ産駒は出ていません。

Lemon Drop Kid

種付け料は変更なしで40000ドル。2015年のリーディングは22位と結構落ちています。Canadian Internationalを勝ったCannock Chaseとかの寄与もあって芝リーディングでは9位でした。Cannock Chaseは本格的に米芝で走った方が幸せになれるようには思います。

Liam's Map

今年からの新種牡馬で種付け料は25000ドル。去年のWoodward SとBC Dirt Mileを勝っており、Woodward Sを圧勝し、BC Dirt Mileをトラックレコードで駆け抜けた快速馬です。

Mineshaft

現状維持の25000ドル。種付け頭数が少しずつ減っているのが気になるところです。
ここ数年の結果が酷かったのですが、減った産駒頭数も底を打って戻ってくる時期となり、2015年はリーディング27位まで復活してきました。EffinexがG1を勝ってまずまずといった感。

Morning Line

種付け料は変わらず10000ドル。2015年が初年度産駒の出生年なので産駒デビューは来年です。

Mr. Speaker

種牡馬で種付け料は10000ドルです。Belmont Derbyを勝ったPulpit産駒。母はSaluteで、祖母がPersonal Ensignです。Pulpitに母父Unbridledという組み合わせがTapitと一致しており、そういった種牡馬の需要も見込んでということになるでしょう。

Noble Mission

25000ドルで据え置きです。初年度は146頭の種付けをこなしており、欧州の芝実績しかない種牡馬としては十分な数字でしょう。
同じく去年から種牡馬入りしているMagicianもAshfordで130頭をこなしており、Galileoの血の導入が現在の北米では一つのテーマとなっていると感じられます。Cape Blancoは2015年に初年度産駒のデビューを迎え、ファーストクロップリーディングで14位。頭数の多さからすると勝ち上がり頭数が少なくやや物足りなく映ります。

Quality Road

現状維持の35000ドルです。去年の種付け頭数は152頭と大きく伸ばしました。Hootenannyはイギリスにもどってシーズン初戦こそクリアしますが、Royal Ascotの開催で大負けしてから音沙汰がなくなりました。結果的に北米でも活躍馬に恵まれたとは言えず、セカンドクロップリーディングは5位に後退しています。

The Factor

産駒デビュー前ですが種付け料25000ドルと10000ドル増額されました。2015年の種付け頭数は151頭と好調です。産駒はセールで好調に売れているようですから、期待が高いのでしょう。今年が初年度産駒のデビューとなります。

Tonalist

種付け料30000ドルで種牡馬入り。Belmont S、Jockey Club Gold Cup連覇、Cigar Mile HとG1を4勝しています。
父はTapit、母はSetting Mistという血統で、ボトムラインにはMissy Babaの名前が出てきます。現役時の獲得賞金は300万ドルを超えており、これは北米で牡馬のTapit産駒が稼いだ賞金額としてはトップです。この上には牝馬のUntapableと日本で走ったテスタマッタといったところ。今年Frostedが稼げばひっくりかえされるかなというレベルです。
Tapitの後継は一足早く種牡馬入りしたTapizarこそいましたが、今年から本格的な競争になりそうでTonalistは同期のConstitutionやTapitureと種牡馬としても同じスタートで競うことになりそうです。

Twirling Candy

種付け料は5000ドル増額の15000ドルで種牡馬入り当初の水準に戻してきました。2015年が産駒デビュー年で、去年はUncle Moが別格ですが、ファーストクロップリーディング2位と好調なスタートを切っています。Twirling Candyは勝ち上がり率が高く、今年になってステークス勝ちも出てきました。

Union Rags

種付け料は変更なしの35000ドル。今年産駒がデビューします。種牡馬入りからここまで種付け料を維持しつつ繁殖も減っていないというだけで十分ではないかと思います。

雑感

ということで、Lane's End Farmは去年のWhitney Sの1着から3着までを新種牡馬として揃えることになりました。ま、それは偶然でしょうが、4頭の新種牡馬の父にA.P. IndyPulpitTapitと出てくるあたりがさすがというかなんというか。どの種牡馬もG1を勝っていて申し分はないのですが、それぞれの牝系をたどるとSerena's Song、Personal Ensign、Missy Babaであるあたり良血志向が強そうです。
そしてもう一頭はUnbridled's Song産駒のLiam's Mapですが、こちらもボトムラインには面白そうな構成がなされていますが、血統オタクのお話の種以上のものではないかな的な。
去年はSmart Strikeが亡くなり、Curlinが移動しましたし、その前年はEnglish Channelが移動していたため、Lane's EndからSmart Strikeの直系がいなくなってしまいました。
Curlinは今年10万ドルの種付け料を提示しています。2015年はリーディング6位でKeen IceやStellar WindがG1を勝って申し分ないですね。その上で、Smart Strikeが亡くなったのでいよいよといったところでしょう。
一方のEnglish ChannelもThe Pizza ManやInterpolが芝G1を勝っており、予想通りの産駒傾向を見せています。2015年にステークスウィナーは8頭出ていますが全て芝のステークス勝ちで、芝賞金比率は78%となる芝リーディング7位でした。今の北米芝はKitten's Joyの存在がとにかく重いので伸び悩んでいるようにも。Medaglia D'Oroが芝リーディング2位とか大変謎ですが。

RMB2014: Ahonoora, Man O'War, Relaunch, Tiznow, Valid Appeal

Ahonoora

種牡馬頭数1頭、種付け総数1頭。
Legal Joustingはオンタリオで毎年一桁頭数の種付けを細々と続けている種牡馬です。

Man O'War

種牡馬頭数49頭、種付け総数1442頭。
まず、まだ残っているRelicの父系。Mystic Replicaは相当に古い血統です。

  • Man O'War-War Relic-Relic-Mystic-Babamist>Mystic Replica (3)
  • Man O'War-War Relic-Relic-Olden Times-Full Pocket-Fighting Fit-Fitchburg-Dream Guide-Keeps Hocus Pocus>Storm Charmer (1)

In Reality

種牡馬頭数47頭、種付け総数1438頭。
RelaunchとValid Appealの父系に大別されますがここはその両方から外れる種牡馬が1頭おります。

  • In Reality-Taylor's Falls>Dazzling Falls (2)

Relaunch

種牡馬頭数30頭、種付け総数1207頭。
Tiznowを擁するラインですが、他にSkywalkerの後継も一定の種付けを行っています。Honour And GloryはPut It Backがアルゼンチンから戻っていないのと、In Summationが大きく減らしています。
TizbudはTiznowの全弟です。

  • Relaunch>Captain Countdown (11), Canaveral (7), Commitment (1)
  • Relaunch-Bright Launch>Spotsgone (10)
  • Relaunch-Cee's Tizzy>Tizbud (47), See Cee's Reason (8), El Mirage (2)
  • Relaunch-Honour And Glory>Swinging Sammi (1)
  • Relaunch-Honour And Glory-Put It Back>In Summation (22)

Tiznow

種牡馬頭数14頭、種付け総数967頭。(-82)
Tiz Wonderfulは韓国に輸出されました。
これから産駒がデビューしてくる種牡馬が多く、今年はTizwayやAmerican Lionの産駒が出てきます。
Morning Lineは種牡馬入り初年度の種付けで100頭を超えてきました。

  • Tiznow (132)
  • Tiznow>Tizway (141), Tiz Wonderful (132), Gemologist (130), Colonel John (122), Morning Line (109), American Lion (55), Tizdejavu (34), Informed (33), Slew’s Tiznow (31), Tiz The One (26), Bullsbay (16), Total Command (4), Tiz Brian (2)

Skywalker

種牡馬頭数7頭、種付け総数131頭。
Bertrandoで勢力を拡大しましたが、Officerを韓国に輸出してしまって、ちょっと心もとない状況になっています。

  • Skywalker>Red Sky's (6), U So Bad (1)
  • Skywalker-Bertrando>Sierra Sunset (33), Stormy Jack (11)
  • Skywalker-Bertrando-Officer>Boys At Tosconova (47), Elite Squadron (13)
  • Skywalker-Bertrando-Stormy Jack>Bob Black Jack (20)

Valid Appeal

種牡馬頭数16頭、種付け総数229頭。
B L's Appealノースダコタ、The Daddyはアーカンソー、Littleexpectationsがテキサスです。

  • Valid Appeal>B L's Appeal (29), Littleexpectations (15), Valid Belfast (9)
  • Valid Appeal-Littleexpectations>King Of The Roxy (4)
  • Valid Appeal-Valid Expectations>The Daddy (24), Advanceexpectation (4), Hard Case (2)

Successful Appeal

種牡馬頭数9頭、種付け総数142頭。
ケンタッキーに居るのはSuccessful Appealのみで、Closing Argumentはルイジアナ、J P's Gustoはフロリダです。これだとまだそこそこ保っているという印象を受けます。

  • Successful Appeal (71)
  • Successful Appeal>Closing Argument (28), J P's Gusto (19), Lunarpeal (6), Gary D (5), Nonno's Boy (5), Twice The Appeal (3), Lunarpal (2)

RMB2014: Damascus

Damascus

種牡馬頭数20頭、種付け総数162頭。(-70)
種牡馬の頭数こそ多いのですが、ケンタッキーで24頭のSkipshot、カリフォルニアで13頭のSwiss Yodelerと16頭のOld Topper、テキサスで32頭のEarly Flyer、ルイジアナで19頭のTime Banditまででしょう。
カナダのアルバータにGayegoがいるはずなんですけれどもReport of Mares Bredの段階では種付けの報告が無いみたいですね。

  • Damascus-Bailjumper-Skip Trial-Skip Away>Skipshot (24), Brave 'n Away (6), G. W.'s Skippie (6), Aye Aye Skippy (5), Talking Duke (4)
  • Damascus-Bold Badgett>Brave Gadgett (3)
  • Damascus-Eastern Echo>Swiss Yodeler (13), King Of Scat (11)
  • Damascus-Eastern Echo-Swiss Yodeler>Swissle Stick (8)
  • Damascus-Festive>Nicholas Ds (2)
  • Damascus-Marsayas-Mister Frisky>Frisk Me Now (1)
  • Damascus-Ogygian>Connecticut (1)
  • Damascus-Private Account-Private Terms>Soul Of The Matter (2), La Reine's Terms (1)
  • Damascus-Private Account-Private Terms-Afternoon Deelites>Premeditation (5)
  • Damascus-Private Account-Unaccounted For>Justlikedawg (2)
  • Damascus-Time For A Change>Time Bandit (19)
  • Damascus-Timeless Moment-Gilded Time>Early Flyer (32), Old Topper (16), Timeraker (1)

RMB2014: Gulch, Kingmambo, Machiavellian, Miswaki, Seeking The Gold, Smart Strike, Two Punch

Gulch

種牡馬頭数14頭、種付け総数155頭。(-322)
Court Visionの数字が無いのと全体的な低下傾向で大幅に減らしました。Thunder Gulchが14頭にPoint Givenが19頭と減ったこともあるのですが、Circular Quayが一気に5頭まで減らすなども大きいです。Thunder Gulchは今年になって種牡馬引退が発表されました。
最多となったCoilはカリフォルニアで45頭の種付けなのでうまくすればと思いますが、こちらも初年度から30頭以上減らしてしまったので厳しいですね。

Kingmambo

種牡馬頭数16頭、種付け総数372頭。(+21)
北米ではLemon Drop Kidの父系に集約されつつあります。

  • Kingmambo>Uncle Abbie (24), Student Council (19), Parade Ground (12), Baronial (7), Cawy (5), King Cha Cha (5)
  • Kingmambo-King Cugat>Kingship (4)

Lemon Drop Kid

種牡馬頭数9頭、種付け総数296頭。
Lemon Drop Kidは2014年にリーディング8位と過去最高の順位を記録しました。Somali LemonadeでG1を勝っています。またLemons Foreverの娘Unbridled ForeverがG1で入着するなど母の父としても名前を見るようになってきました。

  • Lemon Drop Kid (132)
  • Lemon Drop Kid>Charitable Man (44), Cosmonaut (26), Richard's Kid (26), Bear's Kid (23), Gold Schleiger (21), Kiss The Kid (11), Pomatini (10), Brandon's Oboe (3)

Machiavellian

種牡馬頭数15頭、種付け総数779頭。北米ではほぼStreet Cryの系統になりました。

Street Cry

種牡馬頭数14頭、種付け総数772頭。(+226
Street Senseが戻ってきた分とNew Year's Dayが加わった影響で増えているのですが、それ以外にもStreet BossやDesert Partyも大きく増やしました。
Street BossやDesert Partyも産駒がデビューしてみるとそこまでよくなさそうなところが見えてきたので、今後はStreet Senseが上級馬を出していくという形になるのではないかと思います。2013年の一年だけでしたが、日本で種付けを行ったのでその産駒が出てくる時が楽しみでもありますね。

  • Street Cry (110)
  • Street Cry>Street Boss (134), Street Sense (118), Desert Party (106), New Year's Day (77), Here Comes Ben (46), Clever Cry (45), Street Magician (39), Street hero (28), Our Entourage (22), True Sense (19), Man On The Street (8), Street Talk'n Man (6)
  • Street Cry-Street Sense>Street Life (14)

Miswaki

種牡馬頭数9頭、種付け総数58頭。
Miswakiは母の父として確実に構成に残っていきますが、直父系としては厳しい状況でFormal Goldはアラバマ、Sir Shackletonはペンシルバニアです。

Seeking The Gold

種牡馬頭数20頭、種付け総数378頭。(+90)
世界的にはDubawiが注目を集めるSeeking The Gold父系ですが、今のところ北米には導入されていません。そのうちにDarleyあたりが連れてくるのではないかと。
現在の北米ではDance With Fateケンタッキーダービー戦線に乗せたTwo Step Salsaが100頭を超えています。フロリダでの数字ですからかなりの人気と言えるでしょう。

  • Seeking The Gold>Harbor The Gold (47), Sought After (28), Petionville (27), Where's The Ring (24), Quest (19), Bob And John (18), Lost Canyon (14), Ford Every Stream (11), Private Gold (11), Jazil (10), Get Rich Quick (9), Pirate Stronghold (6), Battle Star (5), Ingot (2)
  • Seeking The Gold-Cape Town>Southern Africa (10)
  • Seeking The Gold-Mutakddim>Quite A Handful (14), Mutadda (9), Head Chopper (2)
  • Seeking The Gold-Petionville>Two Step Salsa (109)
  • Seeking The Gold-Pirate Stronghold>Dallas Stronghold (3)

Smart Strike

種牡馬頭数23頭、種付け総数758頭。(+60)
Smart Strikeは3月25日に蹄葉炎の悪化のため安楽死処置を受けました。今年の種付けを行っていたかは不明ですが、この81頭がほぼ最後の世代ということになるでしょう。リーディングでは少し順位を落としていて2014年で16位というところでしたが、Belmont Oaksを勝ったMinoretteを出していてやはり非凡です。
Curlinはサードクロップリーディングを獲得し、全体でも11位に入るなど上向いています。今年もすでにStellar WindでG1を勝っており、Smart Strikeの後継種牡馬としての立場を固めています。
English Channelは産駒が芝を得意とする傾向を示しておりますが、2014年にはV.E. DayがTravers Sを勝っています。
Lookin At Luckyは初年度産駒がデビューして、ファーストクロップリーディングは3位でした。重賞馬1頭にとどまっておりますが、One Lucky DaneがSanta Anita Derbyで2着に入るなどしています。

  • Smart Strike (81)
  • Smart Strike>Curlin (152), Lookin At Lucky (121), English Channel (96), Dominus (58), Swagger Jack (54), Papa Clem (44), Square Eddie (30), Smart Bid (23), Tenpins (23), Pleasant Strike (21), It's So Simple (10), Drinkwiththedevil (8), Naval Strike (7), Strike For Glory (4), Coastal Smarty (3), Pearl Fisher (3), Channeled (2), Grand Marshall (2), Threeandoh (2), Ante Up (1)
  • Smart Strike-Tenpins>Strike Ten (1)
  • Smart Strike-Until Sundown>On Tanner (3)

Two Punch

種牡馬頭数11頭、種付け総数72頭。
Smoke Glackenが種牡馬引退となったのでオクラホマのRead The Footnotesが最多という状況になってしまいました。さすがに無理っぽい。

  • Two Punch>Shady Grove (7), Pulling Punches (3), Two Dimensional (2), K. O. Punch (1)
  • Two Punch-Ponche>Spensive (1)
  • Two Punch-Smoke Glacken>Read The Footnotes (26), Smoke Warning (8), Bachelor Blues (7), More Smoke (7), Afrashad (5), Still Be Smokin' (5)

RMB2014: Gone West

Gone West

種牡馬頭数92頭、種付け総数1976頭。(+94)
Gone Westの直系では後発のSpeightstownが勢力を拡大しています。初期に種牡馬入りした中ではElusive Qualityが後継を得ていますが、Grand SlamやMr. Greeleyといったところは縮小傾向が見えています。

  • Gone West>Proud Citizen (50), Southwestern Heat (47), Exclusive Quality (45), Istan (36), Western Expression (29), Forefathers (23), Marsh Side (22), Jeffries Bay (20), Intimidator (18), Johar (12), Fast Draw (11), Double Honor (10), Nacimiento (8), Thoreau (8), Civillisation (6), Dance Master (5), Flight West (5), Southern Escourt (5), Flaming West (4), Reversal (4), Reversal (4), Entrapment (3), Gone Clubbing (3), King Of California (3), Rodeo (3), Sail Cove (3), Bigboy Ryan (2), Go For Four (2), Fornasetti (1)
  • Gone West-Came Home>Spankey Come Home (8), Quindici Man (6)
  • Gone West-Perfect Mandate>Run Brother Run (9), Flying First Class (3)
  • Gone West-Proud Citizen>Motovato (1)
  • Gone West-Supremo>Puerto Banus (5)
  • Gone West-Way West>Western Pride (18)
  • Gone West-Zafonic-Xaar>Balthazaar's Gift (5)

Elusive Quality

種牡馬頭数18頭、種付け総数423頭。
初年度産駒がデビューしたQuality RoadがHootenannyの活躍でファーストクロップリーディングを獲得しました。ただ、Hootenannyはデビュー後欧州に遠征して実績を積み、BC Juvenile Turfを勝つという異色の経歴となっているため、メインストリームでの活躍馬が求められるところです。
Smarty Jonesペンシルバニアに移ってからも種付け頭数が減る一方です。

  • Elusive Quality (71)
  • Elusive Quality>Quality Road (110), Great Notion (53), Smarty Jones (30), Elusive Warning (25), Native Ruler (20), Omega Code (20), Beau Choix (17), Elusive Chris (13), Contreve (12), Five Demon Bag (9), Elusive Hour (8), After Shock (5), Quarter Given (5), El Medwar (4)
  • Elusive Quality-Smarty Jones>Backtalk (16), Yohonour (3), Keefer (2)

Grand Slam

種牡馬頭数13頭、種付け総数203頭。
Limehouseがウェストバージニア、The Lumber Guyがニューヨーク、Cyclotronがカリフォルニアと各地に散っており、ケンタッキーには残っていません。

  • Grand Slam>Limehouse (53), The Lumber Guy (47), Cyclotron (27), Grand Minstrel (24), Strong Hope (17), Estevan (6), Sibari Son (6), Hand Over Hand (4), Silent Picture (4), Al Tomatoes (1), Le Tricheur (1), Luganis (1)

Mr. Greeley

種牡馬頭数14頭、種付け総数269頭。
Greeley's Galaxyがルイジアナにいるなどこちらも分散していますが、まだHorse Greeleyなどがケンタッキーに残っています。
El Corredorは2014年にはルイジアナで種付けを行いましたが、トルコジョッキークラブに売却されたため、今後はトルコで種牡馬をやります。一時は年間の種付け頭数が200頭に迫るところまで増えていたEl Corredorですがそこから減るのも早かったですね。産駒成績が付いてこなかったのが最大の原因ですが、そのタイミングがリーマンショックによる生産縮小と重なったのは少し不運だったでしょう。ニューヨークに行っても頭数は増えず、ルイジアナで種付け料を下げてようやくの75頭でした。これならトルコに行った方がマシな扱いを受けられそうというのが何とも言えません。

  • Mr. Greeley>El Corredor (75), Greeley's Galaxy (42), Horse Greeley (40), Mr. Gold Mover (31), Kentucky Bear (21), Greeley's Conquest (16), Stryker (9), Mister Dance (7), Tough Game (3), Puck (2)
  • Mr. Greeley-El Corredor>El Caballo (14), Corredor's D'Amour (3), Holmes (3), Mr. Noname (3)

Speightstown

種牡馬頭数11頭、種付け総数638頭。
現在Gone West父系の主流となっているのがSpeightstownです。リーディングでも10位以内を継続しており、北米トップサイアーの一角という風格です。
Munningsは初年度産駒がデビューしており、今年になってI'm A ChatterboxがFair Groundsで連勝しOaksも勝っています。
Haynesfieldの初年度は今年がデビューです。

  • Speightstown (126)
  • Speightstown>Haynesfield (101), Munnings (94), Poseidon's Warrior (90), Jersey Town (66), Country Day (55), Fast Bullet (49), Despite The Odds (37), Town Prize (11), Bridgetown (8), Outta Speight (1)

RMB2014: Forty Niner, Fusaichi Pegasus

Forty Niner

種牡馬頭数55頭、種付け総数1288頭。(+68)
主力はDistorted Humorでそれ以外はこのまま衰退に向かいそうです。Utopiaは2014年を最後にトルコに輸出され、現在はKaracabey Studの一員となっています。

Distorted Humor

種牡馬頭数29頭、種付け総数1039頭。
近年のDistorted Humorはリーディングの上位からは落ちており、A.P. IndyStorm Catの後年を思い出させる状況になっています。種付け頭数も100頭を切りましたし、世代交代のタイミングと言えるでしょう。
後継種牡馬では種付け頭数が上位に来ているのは産駒がデビューする前の種牡馬ばかりです。実績を残して大物と言えるレベルの後継種牡馬はまだおりません。その上Any Given Saturdayは韓国に輸出されてしまいましたし、Flower AlleyはI'll Have Anotherの次が出てきません。

  • Distorted Humor (99)
  • Distorted Humor>Jimmy Creed (141), Drosselmeyer (118), Alternation (103), Any Given Saturday (99), Maclean's Music (93), Regal Ransom (88), Brethren (67), Flower Alley (53), Cal Nation (25), It's No Joke (16), Understatement (16), What Now (14), Cowtown cat (12), Distorted Reality (10), Forty Grams (10), Got The Last Laugh (8), Heat Shield (8), Justenuffhumor (8), Glacier Bay (6), Comedy Show (5), Infinite Resource (5), Tight Grip (5), Revoluta (4), Fool For You (3), Chips Are Down (1), Distorted Dave (1)
  • Distorted Humor-Flower Alley>It's A Signer (3)
  • Distorted Humor-Sharp Humor (17)

Fusaichi Pegasus

種牡馬頭数8頭、種付け総数190頭。
89頭の種付けをこなしたChamp Pegasusはカリフォルニアです。ケンタッキーだとFusaichi Pegasus自身に加えてRoman Ruler、Ruleと揃ってはいるのですが、いずれも今一つ足りていない印象です。Fusaichi Pegasus自身が近年北米に活躍馬を送り込めていません。