Drug test; case of Dave Anderson

8/1にPrairie Meadowsで行われたIowa Stallion Stakesを勝ったReach One Moreからレース後オキシモルホンが検出されたとして、Reach One Moreは失格、管理するDave Anderson師は1000ドルの罰金と1年間の資格停止処分を受けました。
Class 1 Positive Brings One-Year Suspension | BloodHorse.com
オキシモルホンは麻薬系の合成鎮痛薬でアメリカではClass 1に指定される薬物です。なんでこんなものを使うような状態の馬を出走させてるのという気がしなくもないのですが。オピオイド系で慢性的な痛みの除去ですかね。そういう問題を抱えていたらレースどころの話ではないんじゃないのかなーと。
Anderson師は3日間に渡るヒアリングでオキシモルホンを手にしたことがなく、検査で陽性となった理由は分からないと主張しましたが、これは認められず。更には他の州では通常資格停止は4ヶ月から6ヶ月だという抵抗もしたようですが、国際的には1年が標準的とのことで効果無し。局所麻酔が出ても6ヶ月の資格停止を喰らうということを考えると、それより重い処分になるのは当然かなと。
記事によるとこのDave Anderson調教師はネブラスカのリーディングトレーナーの一人ということらしいのですが、そのネブラスカ州においても2頭の馬から同じくオキシモルホンが検出されており、現在再検査中のようで結果が出るまで公聴会は延期されています。同時期に複数の馬から検出されていることになり、知らないという話は通らんですよな。
で、Iowa Stallion Stakesは1着馬が失格となったので2着馬の繰り上がりとなるはずだったのですが、この2着馬Sharikはすでに薬物検査陽性で失格処分を喰らっていました。こちらは利尿剤のトリクロルメチアジドでClass 3。脚の腫れを除くために使用したということで、失格と管理するTony Rengstorf調教師に罰金500ドルで終わっています。
結局3位入線のKarl's Speed Demonが繰り上がったとのこと。なんだかなあ…